浅田次郎原作、音楽座ミュージカル『
ラブ・レター』新脚本・新演出で上演
2022年6月から音楽座ミュージカル『ラブ・レター』が、東京・神戸・名古屋・広島で上演される。
2022年、創立35周年を迎える音楽座ミュージカル。1987年の旗揚げから『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』『とってもゴースト』『マドモアゼル・モーツァルト』『リトルプリンス』など一貫したテーマでオリジナルミュージカルを創作・上演し続け、 文化庁芸術祭賞や読売演劇大賞、 紀伊國屋演劇賞など数多くの演劇賞を受賞してきた。
創立35周年の本年は、記念公演として6~9月に直木賞作家・浅田次郎の小説を原作に2013年に初演した『ラブ・レター』を新脚本・新演出で上演する。
音楽座ミュージカルを創立した相川レイ子の最後の作品として東日本大震災をきっかけに生み出された“死者が生者を励ます物語“が、11年の年月を経てどう生まれ変わるか注目だ。
□Story
2022年の新宿。 サトシは、 昔馴染みのナオミとの再会をきっかけに「高野吾郎」のことを思い出す。
吾郎はサトシと同じように歌舞伎町で汚れ仕事を請け負って、 なんとなく日々をすごしている男だった。 その吾郎のもとにある日、 一通の「死亡通知書」が届く。 そこに書かれていたのは「高野白蘭」という名前で、 どうやら吾郎の“妻”らしい。 身に覚えのない妻の死亡通知に戸惑う吾郎だったが、 やがてそれが、 小金欲しさに偽装結婚をした中国人のものだと思い出す。 一年ほど前にヤクザの佐竹から斡旋されて戸籍を売ったのだ。 困った吾郎は佐竹の事務所に相談に駆け込むが、 逆に遺体を引き取りに行くよう命じられてサトシとともに千倉に向かう。
吾郎はサトシと同じように歌舞伎町で汚れ仕事を請け負って、 なんとなく日々をすごしている男だった。 その吾郎のもとにある日、 一通の「死亡通知書」が届く。 そこに書かれていたのは「高野白蘭」という名前で、 どうやら吾郎の“妻”らしい。 身に覚えのない妻の死亡通知に戸惑う吾郎だったが、 やがてそれが、 小金欲しさに偽装結婚をした中国人のものだと思い出す。 一年ほど前にヤクザの佐竹から斡旋されて戸籍を売ったのだ。 困った吾郎は佐竹の事務所に相談に駆け込むが、 逆に遺体を引き取りに行くよう命じられてサトシとともに千倉に向かう。
忘れていた昔の出来事が、 今、 サトシに伝えるものとは……。
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