レキシのニューアルバムや、宇多田ヒ
カルの海外フェス発表曲など『New M
usic Wednesday [Music+Talk Editio
n]』が今週注目の新譜を紹介

毎週水曜日に更新! 話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。SPICEでは、同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードや、Spotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりをピックアップして掲載。今週は、カバーを飾っているレキシのほか、宇多田ヒカルが『コーチェラ・フェスティバル』で披露した楽曲やクリープハイプのデビュー10周年記念楽曲に、羊文学にしなの新曲、海外からはリゾ、コナン・グレイの新曲など、注目の新作15曲をたっぷり紹介! また紹介アーティストが出演するライブやフェス情報も掲載しているので要チェック!
レキシ「たぶんMaybe明治 feat. あ、たぎれんたろう」
レキシがニューアルバム『レキシチ』をリリースしました。2018年9月にリリースしたアルバム『ムキシ』以来、約3年6ヶ月ぶりとなる自身通算7枚目のアルバムです。毎回豪華な客演陣話題となりますが、今回はにゃん北朝時代(カネコアヤノ)、あ、たぎれんたろう(Awesome City Clubのatagi)、ぼく、獄門くん(打首獄門同好会)の3組が参加しています。『New Music Wednesday』にはatagiを迎えた「たぶんMaybe明治 feat. あ、たぎれんたろう」がリストインしています。Spotifyではリリースに合わせて『Liner Voice+』が公開されており、レキシ本人によるアルバム全曲解説を聴くことができます。「今回は割と「歌もの」に寄っていった」「いわゆるノリノリで跳ねる感じのではなくて、聴かせるタイプの曲が増えた」と本人は語っていますが、同楽曲はそんなアルバムの中では「ホーンが入ったり、ダンサブルだったり、ライブを意識している曲の一つ」だそう。レキシが初めて明治について歌った曲です。明治時代の偉人に扮した「レキシ男爵」をテーマにした、レキシ初の洋装の写真も公開となっています。
88rising、宇多田ヒカル、ウォーレン・ヒュー「T」
アジアのカルチャーシーンを世界に発信する音楽レーベル兼メディアプラットフォームの88risingが新作EP「Head In The Clouds Forever」をリリースしました。今回の最新EPは、米・カリフォルニア州で2週にわたって開催されている音楽フェス『コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル』の「88rising’ s HEAD IN THE CLOUDS FOREVER」ステージで、参加アーティストによりお披露目、ステージ終演後リリースに至りました。同ステージには、ウォーレン・ヒュー(インドネシア)、MILLI(ミリ、タイ)、BIBI(ビビ、韓国)、NIKI(ニキ、インドネシア)、リッチ・ブライアン(インドネシア)、ジャクソン・ワン(中国)、そしてCL & 2NE1(シーエル・アンド・トゥエニーワン、韓国)が参加。『コーチェラ・フェスティバル』の歴史において、音楽レーベルがメイン・ステージの出演アーティストのキュレーションを行うのは史上初となり、話題を呼びました。今回のEPには、宇多田ヒカルとウォーレン・ヒューによる「T」、リッチ・ブライアン&ビビが参加した「froyo (feat. ウォーレン・ヒュー))」、そして、ビビによる「Best Lover」が収録されています。宇多田ヒカルは今回のステージで、ゲーム『KINGDOM HEARTS』のテーマソング「Simple and Clean」、本人初の全米ビルボードHOT100入りを果たした「Face My Fears(English Version)」に加え、「First Love」や「Automatic」などもパフォーマンス。そしてステージの後半にこの新曲「T」を披露しました。今週末開催の『コーチェラ・フェスティバル』2週目には、さらなるサプライズも用意されているとのことなので、要チェックです。
PEOPLE 1「銃の部品」
Spotifyの次世代アーティスト応援プログラム『RADAR:Early Noise 2021』に選出された、東京を拠点に活動するバンド、PEOPLE 1が新曲「銃の部品」をリリースしました。4月21日(木)から放送されるモード学園の新CMで起用されている楽曲です。CMのテーマである「迷ったら、好きで行け。」を一つのテーマにした、何者かになるべく人生の一歩を踏み出そうとする十代の背中を押す1曲となっています。PEOPLE 1は『Spotify on PlayStationプロモーションムービー』のCM出演でも話題を集めています。
にしな「FRIDAY KIDS CHINA TOWN」
にしなが新曲「FRIDAY KIDS CHINA TOWN」をリリースしました。彼女の作品の中でも異色なテイストの楽曲です。2021年にリリースされた初のアルバム『odds and ends』から約1年ぶりとなるニューアルバム『1999』を7月27日(水)にリリース予定で、同楽曲はアルバムからの先行トラックとなります。アルバムには他にも先行でリリースされている「U+」「東京マーブル」「夜になって」「debbie」「スローモーション」など全11曲が収録予定です。日本の女性アーティストの歌を特集するプレイリスト『Women's Voice』のカバーも飾っています。にしなはPEOPLE 1と同じくSpotifyの次世代アーティスト応援プログラム『RADAR:Early Noise 2021』に選出されていました。
リゾ「About Damn Time」
リゾが新曲「About Damn Time」をリリースしました。昨年リリースしたカーディ・Bを迎えての「Rumors」以来となる新曲で、先月アメリカの深夜トーク番組『レイト✕2ショー』に出演した際にリリースを発表していました。同楽曲のリリースに合わせて、自身のSNSでニューアルバムのリリースも発表。アルバムタイトルは『Special』で、7月15日(金)にリリースされることが明らかになっています。ダフト・パンクの「Get Lucky」にも通じるギターサウンド、ベースラインが印象的で、前作『Cuz I Love You』に引き続き「About Damn Time」でみられるようなディスコサウンドを主体としたアルバムになるのか注目です。先週の『New Music Friday Japan』内では海外アーティストの作品の中では最もパフォーマンスが良く、『New Music Wednesday』にもリストインしています。
SEVENTEEN「Darl+ing」
韓国のボーイズグループSEVENTEENの新曲「Darl+ing 」がリリースになりました。グループ初の英語シングルで、5月にリリースが予定されている4thアルバムからの先行公開楽曲となります。4月7日(木)午前0時には公式SNSに掲載されたタイトルポスターを通じて新曲の曲名を発表、リリース日の4月15日(金)には米音楽専門番組『MTV フレッシュ・アウト・ライブ』にて初披露も行っています。リリース後、海外ではシンガポール、フィリピン、エジプトなど34か国と地域で1位を獲得しています。Spotifyでも『New Music Friday Japan』にリストイン、パフォーマンスが良く『New Music Wednesday』にもリストインしています。最先端のK-Popをピックアップするプレイリスト『K-Pop Fresh』のカバーも飾っています。
コナン・グレイ「Memories」
コナン・グレイの新曲「Memories」がリリースになりました。USアルバムチャート5位を記録したデビュー・アルバム『Kid Krow』(2020年)以来となる、2ndアルバム『Superache』を6月24日(金)にリリースすると発表しており、「Memories」はアルバムからの先行シングルとなります。コナン・グレイは昨年「Overdrive」、「Astronomy」、「People Watching」、「Telepath」の4作、今年に入って「Jigsaw」をリリースしていますが、NMEの報道によると「Overdrive」以外の一連のシングルは全てニューアルバムに収録される模様です。自身のSNSではアルバムのカバーアートワークとティザー映像も公開しています。現地時間4月16日(土)の『コーチェラ・フェスティバル2022』でのパフォーマンスでは早速この楽曲を披露、バックステージできゃりーぱみゅぱみゅと一緒に撮影したオフショットなども公開されています。
羊文学「くだらない」
『FUJI ROCK FESTIVAL‘21』への出演、5大都市のZepp公演を含む初の全国ツアーの開催など、躍進中のスリーピースバンド羊文学が、メジャー2ndアルバム『our hope』をリリースしました。アルバムリリースに先駆けて今月リリースされた「OOPARTS」は『New Music Wednesday』の中でもパフォーマンスが良く、4月15日(金)には『THE FIRST TAKE』でのパフォーマンス映像も公開されています。同作には初の地上波アニメタイアップ曲となるテレビアニメ『平家物語』のオープニングテーマ「光るとき」や、アニメーション映画『岬のマヨイガ』の主題歌「マヨイガ」など全12曲が収録されています。Spotifyでは日本のロックシーンの話題曲を集めたプレイリスト『J-Rock Now』のカバーを飾っています。
Bialystocks「差し色」
Spotifyが躍進を期待するアーティスト『RADAR:Early Noise 2022』に選出されるなど、注目の2人組Bialystocks(ビアリストックス)の新曲「差し色」が4月15日(金)にリリースされました。『New Music Friday Japan』の中でパフォーマンスが良く『New Music Wednesday』にもリストインしています。今作はドラマ『先生のおとりよせ』のエンディングテーマで、バンドにとっては初めてのタイアップソングとなります。甫木元空が弾き語りで楽曲の原型を作り、そこに菊池剛が手を加えるという流れで制作が行われたそう。Spotifyではプレイリスト『RADAR: Early Noise』のカバーも飾っています。
Official髭男dism「ミックスナッツ」
Official髭男dismが先週4月15日(金)に新曲「ミックスナッツ」を配信リリース。『New Music Friday Japan』ではカバーを飾っており、パフォーマンスも良く『New Music Wednesday』にもリストインしています。同作は『少年ジャンプ+』にて2019年3月より連載中で、数々のマンガ賞にも輝き、シリーズ累計発行部数が1,500万部を突破しているコミック『SPY✕FAMILY(スパイ・ファミリー)』(遠藤達哉・著)のテレビアニメのオープニング主題歌として書き下ろされた楽曲。先週この番組で紹介した星野源の「喜劇」はエンディング主題歌として使われており、Spotifyでしか聴くことができないオリジナルPodcast『SPY✕FAMILYオペレーション』も4月に入って配信が開始されています。Official髭男dismは「(主人公の娘)アーニャがピーナッツが好きという話から、普段自分もよく口にしているミックスナッツの中にピーナッツが入っているなと不意に思い調べてみた。木から生えるナッツと地面の下で育つピーナッツとで、ピーナッツだけは見た目は似ていても本当は違う種類だと分類されていたんです」とコメントしており、これが同作のテーマ。「正体を隠しながら偽物の家族を演じ、本当の家族の様に何かに立ち向かって行く面白さがあるというところ、そして本物かどうかよりも自分のもとに訪れる幸せや喜びがあればそれだけで良いのではと言うことを感じ、作品に想いを馳せながら制作しました」と語っています。さらに、新作EP「ミックスナッツ EP」を6月22日(水)にリリースすることを発表。最新EPには、今回お届けした「ミックスナッツ」や、映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の主題歌「Anarchy」を含む全4曲を収録予定です。
マカロニえんぴつ 「星が泳ぐ」
マカロニえんぴつが4月15日(金)に、2022年第1弾配信シングル「星が泳ぐ」をリリースしました。マカロニえんぴつは今年1月にアルバム『ハッピーエンドへの期待は』をリリースしており、続くシングルとなります。加えて6月22日(水)にこの曲を含む全4曲を収録したメジャー2nd EP「たましいの居場所」をリリースすることも発表されています。同作は『少年ジャンプ+』で連載されている人気漫画のアニメ作品、TVアニメ『サマータイムレンダ』の1stオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲です。「夏の焦燥と、花火のように儚く散る運命をイメージして書きました。『サマータイムレンダ』原作ファン、アニメファンへはもちろん、多くの方に届くことを願っています」とはっとり(Vo.Gt)がコメント。マカロニえんぴつはこの夏、『METROCK 2022』、『JAPAN JAM 2022』など大型フェスへの出演も多数決定しています。Spotifyでは日本のティーンエイジャーに聴かれている話題曲を集めたプレイリスト『Teen Culture』のカバーも飾っています。
DÉ DÉ MOUSE、YonYon「Step in Step in」
ボイスカットアップをダンスミュージックの手法の一つとして定着させ、自身の活動だけでなくプロデューサーやトラックメイカーなどでも活躍しているDÉ DÉ MOUSEと、ソウル生まれ東京育ちで、KIRINJI黒田卓也SIRUP、イェジ、一十三十一など様々なアーティストとコラボしているシンガーYonYon。この2組の共同作品「Step in Step in」がリリースになりました。キラキラしたハウス・ミュージックに韓国語と日本語が入り混じる歌声が心地いい楽曲です。Spotifyでは日本のエレクトロミュージックの最先端に立つアーティストを特集するプレイリスト『Electropolis』のカバーも飾っています。
SPENSR「Draw Me (feat.ヴィヴァオラ)」
作詞作曲、ヴォーカル、トラックメイク、楽曲演奏、さらには映像制作までもこなす、カズキ_ウツミによるソロ・プロジェクトSPENSRが、コラボ楽曲第三弾シングル「Draw Me」をリリースしました。コラボ第一弾として2022年2月にプロデューサー・デュオのLHRHNDを客演に迎えた楽曲「YOU (feat. LHRHND)」、第二弾として3月に韓国人女性シンガーソングライターのリリ・コイを迎えた楽曲「Refrigerator (feat.リリ・コイ)」をリリース。そして今回第三弾「Draw Me」は、シンガーソングライターでプロデューサーのVivaOla(ヴィヴァオラ)が客演として参加しています。ゼロベースからコライトして制作された楽曲です。
maco marets「I wanna (feat. A.G.O)」
1995年福岡県生まれ、今年デビュー6周年を迎えるラッパーmaco maretsが、昨年末からスタートした連続配信シリーズの第5弾となる新シングル「I wanna」をリリースしました。ヒップホップクルーCIRRRCLEのビートメイカー、プロデューサーでSIRUP、Chara+Yukiなどの楽曲提供でも知られるA.G.Oを客演に迎えた楽曲で、二人のコラボは2020年リリースの楽曲「Waves」以来となります。ギタリストの宮田泰輔と共作した前シングル「Spring Journal」のアコースティックなトラックとは打って変わって、バウンスな打ち込みサウンドが主体となり、本人曰く「いつもよりやんちゃな一曲」に仕上がっています。
クリープハイプ「ex ダーリン」
4月18日(月)にメジャーデビュー10周年を迎えたクリープハイプが、10周年記念日に新曲「exダーリン」をリリースしました。この楽曲はクリープハイプがインディーズ時代より大切にしてきた楽曲で、2012年に発売された1stアルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』の初回限定盤のボーナストラックに弾き語りで収録されていました。原曲と同じく弾き語りで新たにレコーディングが行われた「ex ダーリン - 弾き語り」と、リアレンジャーにヨルシカn-bunaを迎えたバンドバージョンの「ex ダーリン」が同時にリリースされています。ライブでは度々演奏しており、ファンのみぞ知る楽曲でしたが、映画『ちょっと思い出しただけ』の重要シーンで尾崎世界観演じる男が歌唱している楽曲として話題になっています。
文=竹内琢也、Y.SHOGO
『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……
毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも!?
今週のメッセージテーマは「世界に羽ばたいてほしい日本人ミュージシャンを教えて!​」

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