4月9日(土)@下北沢シャングリラ(1部:BOLTSPRING 2022) photo by 笹森健一

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B.O.L.T、
春の風物詩ライブ
&ワンマンのリバイバル公演の
レポートが到着

B.O.L.Tが4月9日(土)、下北沢シャングリラにて『BOLTSPRING 2022 & 「POP」ONE MAN LIVE Revival』を開催した。

2019年7月15日にグループ結成してから丁度1000日目となった2022年4月9日のイベントは、春のB.O.L.Tの風物詩BOLTSPRINGと、B.O.L.T初のワンマンライブ「POP」ONE MAN LIVEをリバイバルとして開催されたもの。B.O.L.T初のワンマンライブは、当初2020年5月16日に下北沢GARDENにて開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため1年後の2021年5月16日に延期され、その後会場となる下北沢GARDENが閉店したことにより開催中止の末、会場をZepp Tokyoに移して「POP」ONE MAN LIVEとして2020年10月17日に開催された。今回、下北沢GARDENの跡地である下北沢シャングリラにてB.O.L.Tがライブを実施することから、初ワンマンライブを行う予定だった地での再演を行うことにより「POP」ONE MAN LIVE Revivalと銘打たれた。

1部 BOLTSPRING 2022では、春の風物詩イベントとしての位置づけとSPRING(=バネ)のように弾けるさまがかけられたタイトルの通り、冒頭から弾けるような笑顔のメンバーが春らしく登場!高井千帆から「BOLTSPRING今年もやってきたぞー!」と「BOLTSPRING 2022」の開幕が告げられると、ソーシャルディスタンスを守るなど新型コロナウイルス感染拡大防止のための対策を行った中で集まったファン達の大きな拍手が満開の桜さながらに会場に広がった。

この日の1曲目に選ばれたのはB.O.L.T 2nd SG「スマイルフラワー」。“Anytime どんなときもスマイル”という歌詞のように、どんな時でも一緒に笑っていようというメッセージに応え、春らしい笑顔が会場全体に広がったかと思いきや、続く2曲目にはドラマ主題歌も務めた1st SG「Don‘t Blink」をパフォーマンス。まさにタイトルの通り、この日のB.O.L.Tを見逃すなと言わんばかりにステージを所せましとアピールする4人のメンバーに、満席の会場は冒頭から大きく盛り上がった。

最初のMCでは、自己紹介とBOLTSPRING 2022の意味を改めてメンバーから説明。メンバーの青山菜花・白浜あやは中学二年生になってから初めてのライブということもあり、自己紹介でも中学二年生を力強くアピール。2人の進級を集まったファン達は拍手で祝った。

続く楽曲は、2nd AL「Attitude」のリード曲「Yummy!」を、ライブを盛り上げる企画“#可愛い被写体のいる生活”として披露。この企画は、ライブで披露する楽曲やMCの中から一部分を写真撮影可能とし、B.O.L.Tメンバーを被写体に可愛い瞬間をファンのみなさんに収めてもらうというもの。ハッシュタグ可愛い被写体のいる生活でTwitter上でのアップも可能で、この企画を楽しみにカメラを持参したファン達は、“おいしい!”というタイトルの通り、思い思いにB.O.L.Tの“おいしい”瞬間を切り取った。続けて「宙に浮くぐらい」を披露した後、「JUST NOD」では儚い女性の恋心を表現するなど、B.O.L.Tの1年の成長を見せつけた。そして、TVドラマOP主題歌をつとめた3rd SG「More Fantastic」へと立て続けにアップテンポな楽曲を重ね、会場のボルテージを一気に上げた。

MCでは「東京の桜は満開を過ぎてしまいましたが、B.O.L.Tの春はまだまだこれから!」という意気込みと共に、内藤るな・高井千帆が以前所属していたグループ ロッカジャポニカの「タンバリン、凛々」「ぶっちぎりデイズ!!」を続けて披露。2019年4月に活動終了したロッカジャポニカだが、“絶対戻ってくるからね 期待していて”という歌詞の通り、B.O.L.Tとして再び披露されたこの楽曲は、まるで出会いと別れの春を象徴するかのような空間を会場に醸し出していた。この2曲は昨年のBOLTSPRINGでも披露したもので、春めいた楽曲の再登場にメンバーとファン達は一体感を生み出していた。続けて、「淡い空」「未完成呼吸」としっとりとした幅の広い楽曲を披露し、B.O.L.Tの多様性を見せつけたところでこのブロックも終了。

続いてのMCでは、次のブロックは実は本来は予定されていなかったパートということが判明。BOLTSPRING 2022では、続く「POP」ONE MAN LIVE Revivalが1st AL「POP」の楽曲に焦点を当てたイベントということから、「POP」の楽曲はほとんど披露しない予定だったが、せっかくBOLTSPRING 2022に来てくださった方にもっと楽しんでもらいたいという思いで、ブロックが追加となったことが明らかに。予告された1st AL「POP」楽曲から「SLEEPY BUSTERS」が飛び出すと、ファン達は大きく盛り上がった。続けて、「BON-NO BORN」そして2nd AL「Attitude」に収録されているB.O.L.Tのタオル曲こと「Catch The Rainbow」と激しい楽曲が立て続けに披露されると、ダンスフロアさながらの熱気を帯びた会場は一気に本編ラストスパートへ。「Hear You」「OUR COLOR」とB.O.L.Tの特徴でもあるバンドサウンドが印象的な楽曲を力強く歌唱して、本編が終了。

アンコールを求める拍手が鳴り響き、再びB.O.L.Tが登場。「はじめてのチュウ」をパンクロック・英詞にリアレンジしたジャパニーズメロコアアンセム「My First Kiss」を昨年に続きパワフルに披露しBOLTSPRING 2022らしいアンコールとなった。

続いてのMCは、4月11日に誕生日を迎える白浜あやの話題へと。昨年は、先ほどアンコール1曲目で披露した「My First Kiss」のオリジナルでもある「はじめてのチュウ」をソロで披露したが、今年は自身の名前の白浜あやにかけて“あや”つながりから松浦亜弥の「LOVE涙色」をソロでカバー。1年間の成長を集まったファン達に見てもらうかのように、感謝の気持ちも込めてしっとり歌い上げると、この日一番とも思えるような大きな拍手が湧き起こり、白浜あやの誕生日を祝福した。

歌唱後にメンバーがステージに戻ってきたかと思いきや、なんとその手には白浜あや14歳の誕生日を祝うケーキが。白浜あやから「もっと成長していきたいですが、まずは歌を一生懸命みなさんに届けるという思いを込めて、14歳も頑張っていきたいです」と意気込みが語られた。最新シングルのカップリング楽曲「Reborn」、そしてこれからもB.O.L.Tをお願いします、というメッセージが込められたアップテンポな楽曲「Please Together」と披露して、B.O.L.Tの春を締め括った。

そして、2部「POP」ONE MAN LIVE Revivalは、リバイバルの名前の通り、B.O.L.T初のワンマンライブとして2020年5月16日に開催予定だった「POP」ONE MAN LIVEをこの場所でよみがえらせようというイベント。デビューアルバム「POP」のリメイク衣装に身を包んだメンバーがステージ袖から登場すると、まるでそこには初めてのB.O.L.Tのワンマンライブが開演したかのような空間が会場に広がった。

1曲目「星が降る街」から「足音」とまさにデビューアルバム「POP」の曲順通りに再現されると、MCでは高井千帆から「B.O.L.Tが初めてワンマンライブを披露する予定だったこの場所で、あの初ワンマンライブを再演したい!」という今回のセットリストの趣旨が説明された。デビューアルバム「POP」は、夜明けをイメージした「星が降る街」、朝をイメージした「足音」といったように、1枚のアルバムで1日を表現するというもの。このライブでも1日を表現しようという試みで、次のブロックは午前をイメージした「BON-NO BORN」からスタート。昼をイメージした「宙に浮くぐらい」でははつらつと飛び跳ねる様が表現され、そして続く「SLEEPY BUSTERS」では最近ではなかなか目にすることのなかった2回連続ver.の「SLEEPY BUSTERS」が。これはB.O.L.Tが、まだまだ楽曲が少なかった時代の伝統芸とも言うべき演出で、「SLEEPY BUSTERS」の楽曲終わりにもう一度続けて披露するという、初期からB.O.L.Tを知っているファンなら懐かしがるような演出。当時を知るファンには懐かしく、新しいファンには当時を知ることができるような当ライブの演出の中でも、今回の2回連続「SLEEPY BUSTERS」では、2回目は別アレンジで重ねるなど遊び心も入り混じった演出となった。

続くブロックは、夕方をイメージした「わたし色のトビラ」から始まる、歌をしっかりと聴かせるパートへ。1st AL「POP」のリード曲「axis」を力強く歌い上げ、初ワンマンライブを再現しつつも、より進化した歌の世界観をメンバー4人で作り上げ、B.O.L.Tの成長と絆も表現されたブロックとなった。

MCでは「POP」ONE MAN LIVE Revivalでのライブを盛り上げる企画“#可愛い被写体のいる生活”パートを挟みつつ、2部も後半戦へと突入。「スーパースター」「夜更けのプロローグ」と夜をテーマにした楽曲が続き、いよいよ「POP」本編からは残すところあと1曲となったところで、「POP -Look-back on the day medley-」を披露。この日初めて披露された1st AL「POP」楽曲をつなげたメドレーにファン達はこの回一番の拍手で盛り上がった。メドレーで1日を振り返り終わると、就寝をテーマとした「寝具でSING A SONG」で最後は4人揃って眠りにつくポーズで駆け抜けた本編を締め括った。

アンコールでは、イベントTシャツ姿のメンバーが登場。「ここから」でステージ上に戻ってくると、続けて「夕日の後の夜に」を披露。「POP」ONE MAN LIVE同様に、この日結成1000日目を迎えたB.O.L.Tの始まりの曲「星が降る街」を披露したかと思えば、高井千帆から「ここで告知があります!B.O.L.T夏にEPの発売が決定しました!」と嬉しい情報もファンに伝え、会場には、まだまだ止まることを知らないB.O.L.Tへの応援と期待の拍手が鳴り響いた。「みなさん、今日は本当に来てくださってありがとうございました!」という感謝の言葉と共にライブが終了したものの会場には結成1000日を祝う拍手が鳴り続ける。「ダブルアンコールありがとうございます!」という感謝の言葉と共にB.O.L.Tが3度ステージに登場!「寝具でSING A SONG」を披露しリバイバル公演は幕を閉じた。

『BOLTSPRING 2022 & 「POP」ONE MAN LIVE Revival』と通し、集まってくれた多くのファン達に対して、14歳の誕生日をまもなく迎える白浜あやは「みなさん今日はB.O.L.Tのライブに来てくださり本当にありがとうございます。思い入れの詰まっている『POP』の衣装も着ることができてとても嬉しかったです。今日はB.O.L.T結成1000日目という素敵な日にみなさんと思い出を作れて本当によかったです。2000日、3000日とB.O.L.Tを応援してくれたら嬉しいです」、青山菜花は「今日の光景は忘れないですし、みなさんが優しくて本当に嬉しいです。初めてワンマンライブをした時の視線と、中学二年生になった視線は違うと思いますが、初心を忘れずに頑張っていきたいと思います。1000日前から変わらないどころか増えているみなさんの優しさに本当に励まされています。そんなみなさんに成長したねと思われるようなライブができるようにこれからも頑張ります」、内藤るなは「今日は一日本当にありがとうございました!もっともっと大きな会場でライブができるようにこれからも頑張りたいです。初ワンマンライブの時から今日まで、声を出せないということは変わりませんが、そんな中でも精一杯応援してくださるファンのみなさんやスタッフさんに感謝してこれからも頑張ります」、高井千帆は「今日はBOLTSPRING 2022と「POP」ONE MAN LIVE Revivalを開催させて頂きました。1000日前から応援してくださっていた方や、初のワンマンライブに来てくださった方、そして今日初めて来てくださった方みなさんに本当に感謝しています。会える機会があるということが当たり前のことじゃないんだなといつも実感しているので、みなさんに会える機会があることが本当に嬉しいです。結成1000日目を迎え、もうすぐ3周年も迎えますのでこれからがB.O.L.Tの勝負時だなと思います。これからもB.O.L.Tについてきてください!よろしくお願いします」と感謝の気持ちを伝えた。

photo by 笹森健一

【セットリスト】
■1部:BOLTSPRING 2022
M1. スマイルフラワー
M2. Don‘t Blink
~MC~
M3. Yummy!
M4. 宙に浮くぐらい
M5. JUST NOD
M6. More Fantastic
~MC~
M7. タンバリン、凛々
M8. ぶっちぎりデイズ!!
M9. 淡い空
M10. 未完成呼吸
~MC~
M11. SLEEPY BUSTERS
M12. BON-NO BORN
M13. Catch The Rainbow
~MC~
M14. Hear You
M15. OUR COLOR
<ENCORE>
EN1. My First Kiss
~MC~
EN2. LOVE涙色
~MC~
EN3. Reborn
EN4. Please Together
■2部:「POP」ONE MAN LIVE Revival
M1. 星が降る街
M2. 足音
~MC~
M3. BON-NO BORN
M4. 宙に浮くぐらい
M5. SLEEPY BUSTERS MEGAMAX(Dirty ver.)
~MC~
M6. わたし色のトビラ
M7. axis
~MC~
M8. スーパースター
M9. 夜更けのプロローグ
~MC~
M10. POP -Look-back on the day medley-
M11. 寝具でSING A SONG
<ENCORE>
EN1. ここから
EN2. 夕日の後の夜に
~MC~
EN3. 星が降る街
<W ENCORE>
EN1. 寝具でSING A SONG
4月9日(土)@下北沢シャングリラ(1部:BOLTSPRING 2022) photo by   笹森健一
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