吉田羊、大原櫻子ら出演、シス・カン
パニー『ザ・ウェルキン』が詳細を発

シス・カンパニーは、ルーシー・カークウッドの戯曲『ザ・ウェルキン』を、2022年7月から8月にかけて、東京・大阪で上演する。演出を加藤拓也、翻訳は徐賀世子が手掛ける。出演は、吉田羊、大原櫻子、鷲尾真知子、梅沢昌代、那須佐代子、峯村リエ、明星真由美、那須凜、西尾まり、豊田エリー、土井ケイト、富山えり子、恒松祐里、土屋祐壱、田村健太郎ほか、声の出演に段田安則。このほど、公式サイト( https://www.siscompany.com/welkin/ )が立ち上がり、詳細が発表された。
『ザ・ウェルキン』は、『チャイメリカ』(2013年上演)でローレンス・オリヴィエ賞最優秀作品賞を受賞し、英国期待の若手劇作家として一躍メインストリームに躍り出たルーシー・カークウッドの新作として、コロナ禍直前の2020年1月下旬に、英国ナショナルシアターで開幕。ロックダウンで中止になるまでの限られた期間に上演され、若い観客層を中心に喝采を浴びた。
タイトル「THE WELKIN ザ・ウェルキン」は、英語の古語で「天空」を意味する。神の使いなのか、科学の予見なのか、75年ぶりに「天空」に舞い戻る大彗星(のちにハレー彗星と命名)を待つ18世紀半ばの英国辺境を舞台にサスペンスフルに展開する物語。一人の少女の命をめぐって、女性たちが受けてきた苦難の歴史が、12人の女性たちによる陪審員審議の会話の中でドラマチックに語られていく。

<STORY>
1759年、英国の東部サフォークの田舎町。人々が75年に一度天空に舞い戻ってくるという彗星を待ちわびる中、一人の少女サリー(大原櫻子)が殺人罪で絞首刑を宣告される。しかし、彼女は妊娠を主張。妊娠している罪人は死刑だけは免れることができるのだ。その真偽を判定するため、妊娠経験のある12人の女性たちが陪審員として集められた。これまで21人の出産を経験した者、流産ばかりで子供がいない者、早く結論を出して家事に戻りたい者、生死を決める審議への参加に戸惑う者など、その顔ぶれはさまざま。その中に、なんとかサリーに公正な扱いを受けさせようと心を砕く助産婦エリザベス(吉田羊)の姿があった。果たして、サリーは本当に妊娠しているのか? それとも死刑から逃れようと嘘をついているのか? なぜエリザベスは、殺人犯サリーを助けようとしているのか……。法廷の外では、血に飢えた暴徒が処刑を求める雄叫びを上げ、そして……。

出演は、吉田羊、大原櫻子、鷲尾真知子、梅沢昌代、那須佐代子、峯村リエ、明星真由美、那須凜、西尾まり、豊田エリー、土井ケイト、富山えり子、恒松祐里という、13人のパワフルな女性たち。さらに、土屋佑壱、田村健太郎と、声で出演する段田安則が物語にスパイスを加える。また、気鋭の劇作家・演出家:加藤拓也が、初めて翻訳戯曲の演出に挑むことにも期待がかかる。

アーティスト

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

新着