花江夏樹「映画 オッドタクシー」は
「すみずみまで見逃さないで」 公開
日以降に面白い仕掛けが?

(c)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ 4月1日から全国公開される「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」の完成披露舞台挨拶が行われ、花江夏樹飯田里穂、漫才コンビ「ミキ」の昴生と亜生、「ダイアン」のユースケと津田篤宏、木下麦監督が登壇した。
 同作は、2021年に全13話が放送された「オッドタクシー」を再構築し、最終回のその後をも描く劇場版。テレビアニメ版では、セイウチの姿をした偏屈な41歳のタクシードライバー・小戸川(CV:花江夏樹)とクセ者ぞろいの客たちによる、少女失踪事件を軸とした本格的なミステリーサスペンスが描かれた。
花江夏樹(c)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ 小戸川役で主演を務めた花江は「なぜ僕なのか? と思ったけれど過去を知るうちに納得。自分のなかでスッと腑(ふ)に落ちる部分がありました。アフレコも楽しかった」と収録の手応えを明かす。また、謎多き看護師・白川を演じた飯田は「序盤は黒幕ではないかと思うくらいミステリアスな女性でしたが、そこから物語を追う中で人間味も生まれていった」と自身の役どころを振り返った。
飯田里穂(c)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ テレビシリーズの感想を聞かれると、花江は「説得力とストーリーの面白さで1日で全話観てしまうくらい面白かった」と改めて絶賛。飯田も「あのセリフはここにかかっていたのかとか、ハッとする気づきがあった」と語った。さらに「ミキ」と「ダイアン」が互いの声優経験について対抗意識をぶつけ合ったり、「ミキ」の昴生が木下麦監督から幾度もNGを出され、最後は「何が違うねん!」と頭を抱えていたことが、相方である亜生によって暴露されるといった一幕も。こうしたやり取りを見て、木下監督は「みなさんそれぞれキャラクターに合っている。改めて成功だと思った」と満足げな笑みを浮かべた。
 最後は、花江が「物語もいい感じに終わり、これ以上映画で何をやるんだと思ったけれど、その不安を払拭するような面白い内容になっています。エンドロールまですみずみまで見逃さないでください。そして4月1日以降、最後の最後に何か面白い仕掛けがありそうなので、4月1日以降も楽しんで見てください!」と思わせぶりに語り、舞台挨拶の幕を引いた。
(c)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ また、舞台挨拶内では入場者特典も発表された。ステッカーをめくると、劇中未公開の証言メモが出てくる「未公開証言入り木下監督描き下ろしステッカー」で、ヤノ、柴垣、二階堂&市村&山本の証言メモがランダムで配布される。いずれも本編を見た後に証言の意味がわかる内容になっており、テキストは脚本の此元和津也が書き下ろしている。

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