山田涼介「画力は1作目とは比べ物にならないくらいパワーアップしています」

山田涼介「画力は1作目とは比べ物にならないくらいパワーアップしています」

山田涼介「鋼の錬金術師 完結編」に
かける熱い思い ロング予告編もお披
露目

山田涼介「画力は1作目とは比べ物にならないくらいパワーアップしています」(c)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (c)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会 「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」のキックオフイベントが3月15日、大阪・ひらかたパークのイベントホールで開催され、実写映画版で主人公エドワードを演じる山田涼介、アニメ版でエドワードの声を担当した朴ろ美が登壇。あわせて、ロング予告編がお披露目された。
 「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス敢)で2001年から連載され、全世界シリーズ累計発行部数8000万部を記録したダークファンタジー漫画「鋼の錬金術師」。錬金術が存在する世界を舞台に、死んだ母をよみがえらせるため、禁忌とされる人体錬成を行った兄弟エドワードとアルフォンスが、失った体を取り戻すために繰り広げる冒険を描いた。そして新たに、17年の実写映画「鋼の錬金術師」に続く、完結編2部作の前編「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」が5月20日、後編「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」が6月24日に公開される。
 イベントは、21年に原作の連載開始から20周年を迎えたことを記念し、3月12日に開幕した原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS 大坂」の開催地であるひらかたパークで行われた。事務所の先輩である岡田准一が“ひらパー兄さん”として長年園長を務めていることを踏まえ、山田は「ひらパー兄さんにも見てほしいですね! なんなら一緒に回りたいです!」と笑顔を見せた。
 映画版続投のオファーを受けたときの思いを、山田は「実をいうと実写映画の1作目を撮影している最中から『最後までやりたいよね』と一同がそのつもりで動いてきました。そして今回、いろいろなことが動き出してからはもうそのことしか考えてなくて、いまはやっと見てもらえる時がきたんだなと感じています」といい、「5年の月日が経っているので演じることができるのかという不安はありましたが、いざ衣装を着て、同じチームのいる現場に来た瞬間、自然とエドにスイッチが入りました。現場の空気感とこの作品の持つ力に後押しされました」と振り返る。
 続いて完結編の感想を問われた山田は、「『鋼の錬金術師』がここにあるなと感じました。撮影中は原作へのリスペクトを忘れないように心がけながら、現場でずっと漫画やアニメを見ながら話し合いもして、指の角度ひとつをとっても細部にまでこだわったので、それが映像に映し出されていると思います。僕自身も原作が大好きですし、ファンの方もたくさんいる作品なので、時間がかかってでも皆が納得する形までやりきるべきだなと思いました」と熱弁。朴は撮影現場に訪問したそうで、山田の演技を見て「一番重要なシーンを見させて頂いて泣きました。画面のなかで見ている山田さんがエドそのものですごいなと思いました」と賛辞をおくった。
 本イベントでは、新たなロング予告編がお披露目。大スクリーンに映し出される映像を見ながら、山田は「大変だった……」と撮影当時の思いを吐露。朴は「スタッフとキャストの皆さんが本気で作品を作っているのを感じましたし、作品をリスペクトする熱い思いを持ちながら自分の魂を練り込んで演じているかが伝わってきたので、楽しみ以外何ものでもないですね!」と期待を寄せた。
 そしてトークは、「5年前の前作からパワーアップしたこと」という話題へ。山田は「めちゃめちゃ筋トレしました。もちろん見た目を近づけるのもそうなんですが心も強くありたいという意思表示でもあったので、体形はすごく変えました」と明かす。曽利文彦監督と細かな演出のアイディアを提案したといい、「監督は嫌な顔ひとつせず受け止めてくれました。画力は1作目とは比べ物にならないくらいパワーアップしています」と自信を見せた。
 完結編では、錬金術師の命を狙う傷の男・スカー役の新田真剣佑が参戦。山田は「すごく真面目な子でしたね。おちゃめな部分もあるんですが、真摯に取り組む姿勢だとか現場で質問してくる姿勢が、現場では可愛くて弟っぽさがあって楽しかったです」と述懐。最後に改めて「鋼の錬金術師」の魅力を聞かれ、山田と朴はそれぞれの思いを語った。
山田「人の心をどうとらえるかという人の本質を常に追い求めているところが見ていてすごく勉強になります。小さいころは、ただ楽しい漫画だと思っていましたが、大人になって読み返してみると、こんなに深い漫画だったんだなと改めて感じます」
朴「“生きる”という人間が抱える普遍的なテーマを、ちゃんと物語にしているところがすごいなと思います。最近スマートホンゲームの収録をしたときも本当に力が必要だったので、きっと演じた山田くんたちも自分の芯をぶつけないとこの作品と対峙できないくらい、ものすごいエネルギーを持っていることがこの作品の持つ不思議な魅力だと思っています。ひとつのバイブルのような、全人類に触れてほしいなと思います」
 「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」は5月20日、後編「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」は6月24日に公開。原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS 大坂」(https://www.mbs.jp/hagarenten/)はひらかたパークのイベントホールで、6月26日まで開催。各日午前10時~午後5時(最終入場は午後4時30分)となっている。

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