四劇場の芸術監督たちが揃い踏み、白
井晃×小川絵梨子×近藤良平×長塚圭
史が劇場の未来を語り合う~進行役は
成河

2022年4月より演出家・俳優の白井晃を新芸術監督として迎える世田谷パブリックシアターが、新芸術監督就任イベント『公共劇場における芸術監督の役割を考える』を、2022年4月19日(火)18:30より、世田谷パブリックシアターにて開催する。入場無料(全席指定・要事前予約) 。
このイベントでは、白井晃(世田谷パブリックシアター新芸術監督)、小川絵梨子(新国立劇場演劇芸術監督)、近藤良平(彩の国さいたま芸術劇場新芸術監督)、長塚圭史(KAAT 神奈川芸術劇場芸術監督)という日本の舞台芸術界を牽引する4人の芸術監督が一堂に会し、公共劇場の未来、芸術監督の果たす役割について語り合う。進行役は俳優の成河が務める。
これは世田谷パブリックシアターが白井晃・新芸術監督の就任を記念して企画したもの。現在、公共劇場の芸術監督として活躍中であったり、また、これから公共劇場の新芸術監督として活躍が期待される面々を招き、芸術監督同士の対話を通じて、公共劇場における芸術監督の役割について考えていく。進行役の成河は世田谷パブリックシアター主催公演に数多く出演、また、登壇者4仁の演出作品にも参加経験、また今後参加予定がある俳優。
劇場法の施行から10年が経ち、その間、公共劇場の活動の強化が謳われてきた。しかしながら、いまだに芸術監督の仕事と意味合いが明確化されていないのが現状と言わざるを得ない。果たして、日本の公共劇場に芸術監督は必要なのか、必要であるならば、何をすべきなのか。そもそも、芸術監督とは何をするべき存在なのか。このように、公共劇場の芸術監督の役割が、今、改めて問われている。そこで、国、県、区と立場の異なる劇場の芸術監督が一堂に会し、自分達が抱えている課題や問題、成果と今後の展望を忌憚なく語り合い、意見交換できる場になることを目指すという。
白井晃(世田谷パブリックシアター新芸術監督) 小川絵梨子(新国立劇場演劇芸術監督) 近藤良平(彩の国さいたま芸術劇場新芸術監督) 長塚圭史(KAAT 神奈川芸術劇場芸術監督)

【登壇者】
白井晃(しらい あきら) 世田谷パブリックシアター新芸術監督
京都府生まれ。早稲田大学卒業後、1983~2002年、遊⦿機械/全自動シアター主宰。演出家として独立後は、ストレートプレイから音楽劇、ミュージカル、オペラまで幅広く手掛ける。世田谷パブリックシアター開場時より『こわれた玩具』『アナザデイ』『ラ・ヴィータ~愛と死をみつめて~』『ピッチフォーク・ディズニー』『宇宙でい ちばん速い時計』などを上演。世田谷パブリックシアター企画制作公演では、『偶然の音楽』、音楽劇『三文オペラ』、『ガラスの葉』、『マーキュリー・ファーMercury Fur』、『レディエント・バーミンRadiant Vermin』ほか多数演出。第9・10回読売演劇大賞優秀演出家賞、05年演出『偶然の音楽』にて湯浅芳子賞 (脚本部門)、12年演出のまつもと市民オペラ『魔笛』にて佐川吉男音楽賞、18年演出『バリーターク』(KAATとの共同制作)にて小田島雄志・翻訳戯曲賞などの受賞歴がある。2014年4月、KAAT 神奈川芸術劇場アーティスティック・スーパーバイザー(芸術参与)に就任、2016年4月~2021年3月、同劇場の芸術監督を務めた。22年4月1日、世田谷パブリックシアター芸術監督に就任。
小川絵梨子(おがわ えりこ) 新国立劇場演劇芸術監督
2004年、ニューヨーク•アクターズスタジオ大学院演出部卒業。06~07年、平成17年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修生。18年9月より新国立劇場の演劇芸術監督に就任。近年の演出作品に、『ダウト~疑いについての寓話』『検察側の証人』『ほんとうのハウンド警部』『作者を探す六人の登場人物』『じゃり』『ART』『死と乙女』『WILD』『熱帯樹』『出口なし』『マクガワン•トリロジー』『FUN HOME』『The Beauty Queen of Leenane』『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『CRIMES OF THE HEART ―心の罪―』『死の舞踏/令嬢ジュリー』『ユビュ王』『夜想曲集』『RED』『スポケーンの左手』など。新国立劇場では『アンチポデス』『キネマの天地』『タージマハルの衛兵』『骨と十字架』『スカイライト』『1984』『マリアの首-幻に長崎を想う曲-』『星ノ数ホド』『OPUS/作品』の演出のほか、『かもめ』『ウインズロウ•ボーイ』の翻訳も手がける。
近藤良平(こんどう りょうへい) 彩の国さいたま芸術劇場新芸術監督
1968年、東京都出身、ペルー•チリ•アルゼンチン育ち。振付家•ダンサー/コンドルズ主宰。1996年に自身のダンスカンパニー「コンドルズ」を旗揚げし、全作品の構成•映像•振付を手がける。世界約30ヶ国で公演を開催。NHK総合『サラリーマン NEO』振付出演、NHK連続テレビ小説『てっぱん』、NHK大河ドラマ『いだてん』振付。0歳児からの子ども向け観客参加型公演「コンドルズの遊育計画」や埼玉県との共働による障害者によるダンスチーム「ハンドルズ」公演(2009年~)など、多様なアプローチでダンスを通じた社会貢献にも取り組んでいる。彩の国さいたま芸術劇場では06年からコンドルズ埼玉新作公演を行う。第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞受賞、第67回芸術選奨文部科学大臣賞受賞、第67回横浜文化賞受賞。22年4月1日、彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に就任。
長塚圭史(ながつか けいし) KAAT 神奈川芸術劇場芸術監督
劇作家•演出家•俳優。1996年、演劇プロデュースユニット阿佐ヶ谷スパイダースを旗揚げし、作•演出を手掛ける。17年より劇団化。08年、文化庁新進芸術家海外研修制度にて1年間ロンドンに留学。11 年、ソロプロジェクト•葛河思潮社を始動、三好十郎作『浮標』『冒した者』などを上演。2017年、新ユニット•新ロイヤル大衆舎を結成し、北條秀司作『王将』三部作を下北沢•小劇場楽園で上演。KAAT神奈川芸術劇場での演出作品に『作者を探す六人の登場人物』(17年/上演台本•演出)、『セールスマンの死』(18年•21年/演出)、『常陸坊海尊』(19年/演出)、『王将』三部作(21年/構成台本•演出•出演)、『近松心中物語』(21年/演出)、『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』(22年/上演台本•演出•出演)。その他近年の主な舞台に、新ロイヤル大衆舎『緊急事態軽演劇八夜』(20年/演出•出演)、『イヌビト~犬人』(20年/作•演出•出演)、阿佐ヶ谷スパイダース『老いと建築』(21年/作•演出•出演)など。04年第55回芸術選奨文部科学大臣新人賞、06年第14 回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。俳優としても映画『海辺の映画館―キネマの玉手箱』、『ランブラーズ 2』、『シン•ウルトラマン』などに出演。21年4月よりKAAT 神奈川芸術劇場芸術監督。
【進行役】
成河(そんは)
1981年3月26日生まれ。大学時代から演劇を始め、北区つかこうへい劇団などを経て舞台を中心に活躍。国内外の著名演出家の作品に出演多数。平成20年度文化庁芸術祭演劇部門新人賞、2011年に第18回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。主な舞台作品に、世田谷パブリックシアター主催『春琴』(08、09、10、13年)、『子午線の祀り』 (17、21年)、『森 フォレ』(21年)のほか、『ウィー•トーマス』(06年、演出:長塚圭史)、『ヤギの一生』(12年、演出•振付:近藤良平)、『9 days Queen 九日間の女王』(14年、演出:白井晃)、『スポケーンの左手』(15 年、演出:小川絵梨子)、『わたしは真悟』(16年、演出協力:白井晃)、『髑髏城の七人』Season 花、『エリザベート』(16、19 年)、『タージマハルの衛兵』(19年、演出:小川絵梨子、主催:新国立劇場)、『ねじまき鳥クロニクル』(20年)、『フリー•コミティッド』(18、20年)、『イリュージョニスト』(21年)、『スリル•ミー』(18、21年)、『検察側の証人』( 21年、翻訳• 演出:小川絵梨子)、『冒険者たち ~ JOURNEY TO THE WEST~』(22年、上演台本•演出:長塚圭史、主催•企画制作: KAAT 神奈川芸術劇場)など。あいまい劇場其の壱『あくと』(21年)では演出に初挑戦した。22年7月、ジャンル•クロス II 近藤良平✕松井周『導かれるように間違う』(演出•振付:近藤良平、主催•企画制作:彩の国さいたま芸術劇場)に出演予定。
成河

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着