【peeto インタビュー】
シンプルな気持ちで
何も考えずに音楽を生み出した
ドライブ感みたいなものは
一曲を通して出していきたい
「Hit&Run」はイントロのギターのカッティングからウキウキさせられる、まさしく始まりに合うポップスです。歌詞も“嫌なことがあるだろうけど、今日くらい忘れて楽しんでみようよ、一緒にさ！”とやさしくも強引にパーティーへ誘い込むところが、野田さんらしいですよね。
単純に“楽しくてテンポも速めの曲を作ろうよ”と話しながら作りました。なんか聴く人たちに“かましてやりてぇな”みたいな気持ちもあって（笑）。イントロのカッティングは最後に作ったんですけど、あのフレーズがハマった時に“相当かましてるな！”と思いましたね。だからこそ、これまでの僕たちでは作っていなかった感じの曲に仕上がりましたね。この曲は生み出すのに苦労したんですけど…。
1曲目で「Hit&Run」が流れた時に“バンドのカラーが新しくなったのかな？”と思いました。演奏自体は各パートで意外とシンプルだけど勢いが止まらず、楽しい気持ちになれるのが心地良いです。サウンド面はどんなことを意識しましたか？
それこそ“ドライブ感みたいなものは一曲を通して出していきたいね”とメンバーと話していました。ただ、サウンドの方向性は結構スムーズに決まったんですよね。どっちかと言うとアレンジ面で時間がかかりました。
続いて先行配信もされ、レコーディングスタジオのひと幕で構成されたMVも公開されている「Maybe Answer」。間違っていたら申し訳ないのですが、私は歌詞を見て、作曲作業のフッとした気づきを人生の流れに置き換えた歌詞のように感じました。この曲はいかがですか？
今回は歌詞に苦労した曲が多いんですよ。でも、「Maybe Answer」は配信のこともあったので、先に作っていました。“Maybe Answer”という言葉自体は曲を作っている時から浮かんでいて、この言葉から広げて書いていきました。
私は“結局は自分の身体が気持ち良いサウンドが一番だし、人生も気張らずにいこうよ。それがたぶん答えだ”というメッセージが込められているのかと思いました。
そうですね。“やりたいなら、楽しければ何でもいいんだよ”ということを書いていて。先ほど話したようにミニアルバムのテーマとして“難しいことを考えずに”というのもあったので、そのテーマをうまく一曲に落とし込めましたと思います。
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