吉永小百合、テルマエ浩司とモントリ
オールへ!「ふしぎな岬の物語」完成
報告会見

「ふしぎな岬の物語」は、吉永小百合が「孤高のメス」、「八日目の蝉」などで知られる成島出監督とともに初めて企画、プロデュースまで参加した作品で、森沢明夫の小説「虹の岬の喫茶店」が原作。そんな今作について吉永は「心のふれあい、温かさを描く素晴らしい作品になったと自負しています」と自信満々に話していた。



また、今作は8月に行われる第38回モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門への正式出品も決定しており、「出品することができて本当にうれしく思っています。本当は(この)4人で行きたいところですが、今回はテルマエ浩司(阿部寛)さんと一緒に行くことになりました(笑)。作品をアピールしてきたいと思います」と、吉永は阿部の代表作「テルマエロマエ」とかけて茶目っ気たっぷりに話しつつ、「フランス語で挨拶できるようにこれから勉強したいと思っています」と、映画祭への参加に意欲を見せていた。それを受けて阿部も「テルマエ浩司です(笑)」と挨拶し、「吉永さんがフランス語で挨拶するということで、まずいなと思っています」と焦る一方、「人と人との温かさは(海外の人にも)伝わると思います。海外の人がどんな反応をしてくれるか確かめに行きたいと思います」と今作への自信を覗かせた。



そんななか、今回スケジュールの都合で映画祭に行けない笑福亭鶴瓶は度々「モントリオールに行けない……」と嘆きながらも、本編では吉永演じる主人公に思いを寄せる役を熱演し、「現場で吉永さんは手を繋いできたり、腕を組んできたり、本名で呼んできたり、距離が近くて。今日もさっき手を握られて、この人ホンマ俺のこと好きなんじゃないかと(笑)……吉永小百合に手を握られて幸せでした」と現場でのエピソードをあかし笑いを誘った。



今回、吉永と初共演となった竹内は「女優として、一度は同じ場所に立ってみたいと思っていた憧れの吉永小百合さんと共演できて光栄でした」と今作に参加できた喜びを口にすると、吉永も「私もご一緒できて楽しかったです。日本の映画界も私たちの世代から竹内さんに引き継いでもらいたい、これからも素敵な作品に出演し続けてほしいです」と竹内にエールを送った。



そして、今作では主演の他、初めて企画、プロデュースを手掛けたことに対して吉永は「出演者としては(撮影に)無遅刻、無欠勤でいけたのでよかったです。私は、俳優というよりアスリートだと思っているので、作品ができたことが大事だと思っています。プロデューサーとしては、編集や音楽入れなどにもつきあって、生まれて初めてスタッフの一員になって、その大変さがわかりました。それだけでもよかったと思います」と話していた。

映画「ふしぎな岬の物語」は、10月11日全国ロードショー。

©2014「ふしぎな岬の物語」製作委員会


<関連サイト>
「ふしぎな岬の物語」
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