記者「この夏、大注目のドラマ『HERO』(フジテレビ系)が初回26・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と今年放送のドラマでは最高の数字を挙げ、絶好調のスタートを切りました」

デスク「『今の時代、この数字なら昔の30パー、いや35パー取ったのと一緒っしょ!』ってキムタク、言いそうだな」

記者「2001年の前シリーズでは最高36・8%、全話平均で34・3%もあったことからすると、木村もそう言いたいでしょう。フジ社内も久々の朗報に大喜びしています」

デスク「だが、しかし、だ。オイラも珍しくドラマをリアルタイムで見たけど、15パー行けば御の字って思ってたんだ。はっきり言って面白い内容じゃなかったもん」

記者「そりゃ、厳しすぎます。まだまだSMAP木村拓哉は数字を持ってるんですよ」

デスク「木村が数字を持ってるとしても、ドラマは底が浅くて、ミステリーでもサスペンスでも…コメディーでもない。ましてやヒューマンドラマですらない。なんであんなものが25%以上取れるのか不思議だよ」

記者「フジテレビも必死に番宣したから、昔のお客さんが初回は見てくれた、とも言えます」

デスク「前シリーズで活躍した阿部寛(50)や松たか子(37)は出ないままで話は進むんだろうけど、2回目以降数字が落ちていくとしたら、やっぱり脚本とキャスティングに難癖はつけられるだろうね」

記者「初回に関しては、松に代わるヒロイン役の北川景子(27)や杉本哲太(48)、八嶋智人(43)らの脇役陣への視聴者の評判は今のところいいですよ」

デスク「それと、"あるよ!"だけで食ってるようなマスター役の田中要次(50)も健在だしな」

記者「木村が毎回、通販ネタを披露したり…と視聴者にとって細かな突っ込みネタを入れ込むのも、数字を取る手法としてはアリでしょうね。通販事業に力を入れるフジにとっても生命線です」

デスク「オイラは中身のないドラマで時間つぶしたくないって言いたいけど、キムタクのあら探しでもう1回は見てやるわ」

記者「そんな視聴者が番組を支えているんです…」

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