新田真剣佑、黒島結菜、渡邊圭祐、山田裕貴、舘ひろし、内野聖陽らが参戦

新田真剣佑、黒島結菜、渡邊圭祐、山田裕貴、舘ひろし、内野聖陽らが参戦

実写映画「鋼の錬金術師」完結編2部
作、豪華キャスト発表 山田涼介続投
、スカー役・新田真剣佑ら参戦

新田真剣佑、黒島結菜、渡邊圭祐、山田裕貴、舘ひろし、内野聖陽らが参戦(c)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (c)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会 実写映画「鋼の錬金術師」の続編が、完結編として2部作で連続公開されることが決定した。主演・山田涼介をはじめ本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多ら前作キャストが続投するほか、新田真剣佑、黒島結菜、渡邊圭祐、山田裕貴、舘ひろし、内野聖陽らが新たに参戦。前編「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」が5月20日、後編「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」が6月24日に公開される。あわせて、予告編とビジュアル2種もお披露目された。
 「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス敢)で2001年から連載され、全世界シリーズ累計発行部数8000万部を記録したダークファンタジー漫画「鋼の錬金術師」。錬金術が存在する世界を舞台に、死んだ母をよみがえらせるため、禁忌とされる人体錬成を行った兄弟エドワードとアルフォンスが、失った体を取り戻すために繰り広げる冒険を描いた。17年には実写映画「鋼の錬金術師」が公開され、興行収入は約12億円を記録。21年に原作の連載開始から20周年を迎え、さまざまなプロジェクトが行われてきた。
 そして20周年プロジェクトの一環として、実写映画の続編製作が発表された。曽利文彦監督が再びメガホンをとり、原作の最終話までを描き切る。前編「復讐者スカー」の中心となるのは、原作の人気キャラクターである“傷の男(スカー)”。右腕に分解の錬成陣を刻み込み、かつて国軍によって滅ぼされたイシュヴァールの民の復讐のために、全ての国家錬金術師の抹殺を誓うスカーと、彼に命を狙われるエドが対峙する。後編「最後の錬成」は、原作のクライマックスシーンである“お父様”との戦いが描かれる。
 “鋼の錬金術師”エド役の山田涼介は、「チャンスがあれば完結まで演じたいと強く思っていた」と明かし、「やるからには前作以上のものにしたいと思い、クランクイン半年前から食事制限や体作りを始めて、撮影に挑みました。撮影は大変でしたが『やっぱりこの作品が好きだ』という気持ちが自分を奮い立たせ、最後まで乗り切ることができました。エドとアルの最後を見届けてもらえたら光栄です」と、並々ならぬ決意を語る。エドとアルの幼なじみで、機械鎧(オートメイル)技師のウィンリィ・ロックベル役の本田、“焔の錬金術師”ロイ・マスタング大佐役のディーン、アメストリス軍のリザ・ホークアイ中尉役の蓮佛、マース・ヒューズ中佐役の佐藤隆太、ホムンクルス(錬金術で作り出される人工生命体)のエンヴィー役の本郷、グラトニー役の内山信二らが再集結している。
(c)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (c)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会 新たに出演が発表された内野は、エドとアルの父親であるヴァン・ホーエンハイムと、ホムンクルスたちの生みの親であるお父様の二役を務める。エドの命を狙うスカーに扮するのは、新田。「スカーは強くて、怖いですが、うちに秘めるものが深く、ブレない強い芯があるところが魅力的だと感じました」と、役どころを紐解いた。
 舘がアメストリス軍の大総統キング・ブラッドレイ役を担うほか、渡邊が東の大国シンから不老不死の法を求めてやってきた、シン国第十二皇子リン・ヤオ、黒島がリンの護衛ランファン、筧利夫がランファンの祖父フーを演じる。さらに、山本耕史が“剛腕の錬金術師”アレックス・ルイ・アームストロング少佐、栗山千明がその姉で、“氷の女王”の異名を持つオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将、山田裕貴が“紅蓮の錬金術師”ゾルフ・J・キンブリー中佐を体現する。
 そのほかエドとアルの母トリシャ役の仲間由紀恵、ウィンリィの機械鎧技師の師である祖母ピナコ役の風吹ジュン、父ユーリ役の藤木直人、母サラ役の奥貫薫、ホムンクルスのセリム役の寺田心、シン国第十七皇女メイ・チャン役のロン・モンロウ、兄弟の師匠イズミ・カーティス役の遼河はるひら、豪華キャストの共演が発表された。
 予告編の冒頭では、崩れ落ちた遺跡のなかに立つエドの横顔、激しい炎に包まれたマスタングのシルエットに、「約束の日がもうそこまで迫っている。この国と国民は全て消滅する」という衝撃的なセリフが重なる。そして、全ての国家錬金術師の抹殺を企てるスカーが登場。エドとスカーの掌がぶつかる瞬間に青い錬成反応の光が迸り、大迫力の“錬金術アクション”への期待が高まる。「多くの国家錬金術師が人間兵器として駆り出された。私もそのひとりだ」というマスタングの言葉とともに、殲滅戦のシーンも映し出される。
 映像では、キング・ブラッドレイとリンの剣術の戦い、雪に覆われた巨大な要塞の爆破、真理の扉の前のアルの後ろ姿、苦悶の表情で銃を構えるウィンリィ、右腕の機械鎧が崩壊していくエドなど、気になるカットが連続。アニメ版「鋼の錬金術師」でエドの声を担う朴ろ美が、ナレーションを担当している。
 ビジュアルのひとつは、降りしきる雨のなか、右腕の機械鎧を破壊され愕然とした表情で膝をつくエドと、その奥で倒れこむアルをとらえたもの。もうひとつには、右腕を構え、獲物を狩るような鋭い視線を放つスカーが切り取られている。エドとアルが初めてスカーに遭遇し戦った際に、スカーに破壊されたエドの機械鎧とアルの鎧。この出来事がきっかけで、兄弟は何が何でも生き抜き、一緒に元の体を取り戻すという目的を再確認する。原作でも象徴的な本シーンが、映画でどのように描かれるのか、期待が膨らむ。
 原作者の荒川氏は、「一作目が、まだまだこれから!というところで終わったので、こうして完結編を作っていただき大変ありがたいです! 撮影現場も見学に行きました。エドとわちゃわちゃ遊んでるスカーさん、キックボードで撮影所内を軽やかに走り回るスカーさん等々裏では、すっかりなごみ系だった彼がスクリーンではいったいどうなっているのか、劇場で見るのが楽しみです(あとこれまた撮影所の隅っこでシャドーボクシングしてたハボと大佐がツボでした)!」とコメントを寄せている。
 「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」は5月20日、「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」が6月24日に連続公開される。キャスト陣のコメントは、以下の通り。
▽キャストコメント(全文)一覧
■山田涼介(エドワード・エルリック役)
 僕自身「鋼の錬金術師」が大好きで続編が決まる前からチャンスがあれば完結まで演じたいと強く思っていたので、気持ちが途切れることのない4年間でした。こうして公開が決まり、とても嬉しく思っています。やるからには前作以上のものにしたいと思い、クランクイン半年前から食事制限や体作りを始めて、撮影に挑みました。撮影は大変でしたが「やっぱりこの作品が好きだ」という気持ちが自分を奮い立たせ、最後まで乗り切ることができました。今回から参加する新キャストの方もとても豪華ですし、スタッフキャスト一丸となって取り組みましたので、エドとアルの最後を見届けてもらえたら光栄です。
■本田翼(ウィンリィ・ロックベル役)
 4年ぶりのハガレンの撮影でしたが、エドとアルとの距離感も、前作からの信頼関係をしっかりと引き継いで撮影に臨めたと思います。そしてキャストの方々、スタッフの皆さん変わらず、明るく楽しい現場でした。もともと原作が子供の頃から大好きでしたが、今回、撮影前にアニメをもう一度、見直しました。完結編は前作よりもシリアスな場面も多く、ウィンリィとしては家族の過去、そしてスカーと対峙するシーンなどもあるので、繊細な感情表現を意識して取り組みました。この物語が最後まで描かれ、そしてこの作品に携われたこと、とても嬉しく思います。
■ディーン・フジオカ(ロイ・マスタング役)
 「鋼の錬金術師」の壮大な物語の中で、ロイ・マスタングというキャラクターを演じさせていただき、自分の人生においても非常に思い出深い作品となりました。本作ではイシュヴァール殲滅戦というマスタングにとってターニングポイントとなる重要なシーンを演じています、是非ご期待ください! 改めて、曽利組に参加させていただけたことを光栄に思います。
■蓮佛美沙子(リザ・ホークアイ役)
 個人的に続編ものが初めてなので、何年も前に取り組んだ役にまたこうして出会えたこと、より深く役を表現できたこと、とても嬉しかったです。1シーンを数日かけて撮影したり、見渡せど見渡せどグリーンバックの景色の中お芝居したり……パート1に続いて今回も、気力、集中力、想像力、いろんな“力”が必要な現場でした。どんな仕上がりになっているのか、私自身楽しみです。そして、ホークアイの生き様が皆様に届きますように、と願っています。
■本郷奏多(エンヴィー役)
 4年という歳月を経て、同じキャラクターを演じることは初めてだったので、非常に嬉しかったですし、大好きなハガレンという作品を同じキャストで一緒に作り上げていくことに感動しています。今作では前作以上にエンヴィーとしても、物語全体としても、盛り上がるポイントがたくさんあったり、僕が出演していないシーンで多くの素敵な方々がキャラクターを演じられているので、完成した作品を見るのが待ち遠しいです。
■黒島結菜(ランファン役)
 ランファンはセリフの少ない役なので、佇まいと一言二言のセリフでの微妙な声の使い分けを大事に演じました。さらに仮面も被っているので、身体の些細な動きや、顔の向きの小さな変化で感情をどう表現するのかを常に考えていました。アクションシーンは力強さを表現するのがとても難しかったですが、皆さんと工夫しながら演じきりました。撮影期間も長かったので、この二部作がどういう風に完成されているか、とても楽しみです。
■渡邊圭祐(リン・ヤオ役/グリード役)
 学生時代から好きな原作に、出演させていただけることを心から光栄に思います。同時に、個人的に推しでもあるリン/グリードというキャラクターを演じることに不安もありました。飄々とした一国の王子の気品と自信を持ちながら、どこか頼りなく情けないリンらしさが垣間見えるように精一杯尽力致しました。ご覧になった方の心に鋼の錬金術師という作品への愛情が少しでも伝わっていただければ幸いです。是非公開をお楽しみに。
■山田裕貴(ゾルフ・J・キンブリー役)
 このお話をいただく前に偶然、アニメ版でキンブリーを見てぜひ演じたいと思っていたので、とてもありがたいです。引き寄せられたんじゃないかと感じています。キンブリーを演じてハガレンの世界に入れたことが嬉しいです。もっと長くキンブリーとして生きていたかったです。
■舘ひろし(キング・ブラッドレイ役)
 最初に台本をいただきましたが、「鋼の錬金術師」の世界をもっと深く知るために、原作も読みました。ブラッドレイは基本的にはすごく悲しい存在だと思いましたので、その部分を意識して演じました。初めてブラッドレイの衣装を着た時は、この世界に入っていけることが楽しくて、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。アクションシーンも素敵な演出を作ってくれたので完成が楽しみです。ブラッドレイの帽子がお気に入りなのでぜひ皆さんにも注目してほしいです。
■山本耕史(アレックス・ルイ・アームストロング役)
 役作りのため、とにかく筋トレをしました。現場では山田さんや新田さんをはじめとしたキャストの皆さんとも筋トレの話をしましたし、本番前にも筋トレをするなど、身体を限界まで追い込みました。ポージングをするシーンでは酸欠になりかけました(笑)。世の中が大変な状況の中での撮影でしたが、皆で、ハガレンの完結、という一つの目標に向かって撮影しているんだなと日々感じ、とても良い現場でした。
■栗山千明(オリヴィエ・ミラ・アームストロング役)
 原作が大好きで、1作目が公開されたときに「羨ましいな」と思っていたので、今回、大好きなオリヴィエを演じさせていただくことができ、光栄な気持ちでいっぱいです! 最初に衣装を着たときは興奮しました。少将らしいはっきりとした声にはもちろん、ちょっとした姿勢や角度にもこだわり、屈強なブリッグズ兵に囲まれた中で、男性の立ち姿に負けない姿を見せることを意識しました。この作品の一員となれたのが、すごく嬉しいです。
■佐藤隆太(マース・ヒューズ役)
 前作で辛い別れをしたヒューズだったので、続編への出演が決まって本当に嬉しかったです。今回も現場の空気感がとても良く、もっとヒューズを演じていたいと思いました。登場シーンは限られていますがファンの方も多いキャラクターなので、僕が演じたヒューズが受け入れてもらえると嬉しいです。前作でも文字通り共に戦った共演者の皆さんや、スタッフの皆さんと久しぶりに再会することもできて、刺激的な時間でした。今回は一体どんなスケールの作品に仕上がっているのか、僕もとても楽しみにしています!
■新田真剣佑(スカー役)
 2部作の脚本をいただき、夢中になって読みました。もともと一作目を見ていたのであの凄まじいクオリティの世界に飛び込めると思うととても楽しみでした。スカーは強くて、怖いですが、うちに秘めるものが深く、ブレない強い芯があるところが魅力的だと感じました。原作でも人気のスカー。完成が楽しみです。
■内野聖陽(ヴァン・ホーエンハイム役/お父様役)
 漫画の名作とも言える「鋼の錬金術師」で、とても重要な役どころ、しかも敵対する役どころを、両方ともやらせて頂き、おもしろい経験をしました。ホーエンハイムは、自分の子どもたちや人類を守るために家を出て、国中の人々を犠牲にして完全な存在になろうと目論むお父様を阻止しようとします。その真剣な姿は色っぽいけれど、普段はちょっと抜けたところがある愛すべきキャラクターです。一方、敵のお父様は、全てを自分のものにしたいという強い野望を持っており、影があって何を考えているか分からない謎めいたキャラクターです。この二人が同時に画面に登場するシーンは、特に面白かったです。なぜなら、自分の演技に対するリアクションを自分で考えたりできるからです。私が演じた二つのキャラクターが、同じ画の中にどう息づいているのか。全ては、曽利監督のCGという幻想の世界の中なので、とても上がりが楽しみです。漫画の名作がどう映像化されるのか、日本のCG技術の第一人者の監督さんの世界観にどっぷりと浸かったことはとても興奮する体験ですし、「鋼の錬金術師」のファンではない方にもとても期待していて欲しい作品ですね。

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