北野都、恩師の作曲家・佐伯一郎の墓
前に新曲「アリラン慕情」発売報告「
大ヒットさせ、恩返しを…」

話題曲「気仙沼哀歌(エレジー)」に続く新曲で、徳間ジャパンコミュニケーションズ移籍第1弾シングル『アリラン慕情』を1月26日に発売し好セールス中の北野都が、静岡・浜松市の蓮華寺に眠る作曲家・佐伯一郎(享年83)の墓前に新曲発売報告を行った。

同曲は、2005年に発売してスマッシュヒットになった「アリラン海峡」と同じ作曲者の佐伯が書き下ろした遺作で、故人は入院中のベッドの上で最後の力を振り絞って同曲を作曲。多くの人たちに惜しまれながら2020年12月20日、地元・浜松の入院先で他界した。

この日は、佐伯さんの未亡人・安藤和枝さんも同席。一緒に手を合わせながら故人をしのび、安藤さんから「これからも主人は、天国から北野さんのご活躍ぶりを見守っていると思いますので、この曲をぜひ大ヒットさせてください」と期待の言葉をかけられた。

最新シングルは、「アリラン」シリーズの第2弾で、前作「アリラン海峡」は、17年たったいまもカラオケでよく歌われている隠れた名曲だ。
「海を隔てて、会いたくても会えない男女の悲恋を描いた歌詞と哀愁のあるメロディーはとてもドラマチックで、歌いがいのある作品です。前作『アリラン海峡』は難しい曲でしたが、カラオケ愛好者の方々にいまでもよく歌っていただいていますし、今度の『アリラン慕情』も難しいながらもすてきな作品なので、ぜひたくさんの方に聴いていただき、皆さんにカラオケで歌っていただければうれしいですね」

彼女にとって佐伯の作品を歌うのは今回が4作目で、「佐伯先生は、作曲家であると同時に歌手でもあり、歌の面でもいろいろとご指導いただきましたが、人間味があって心が温かく、笑顔がすてきな方でした。いまだに亡くなったことが信じられません。でも、先生の作品は永久に生き続けるわけですから、後生まで残っていく作品になるよう頑張って歌っていきたい」と意欲満々だ。
昨年は、前作「気仙沼哀歌」を歌ったのをきっかけに、宮城県気仙沼市から「みなと気仙沼大使」に任命されたが、「このコロナ禍の中、なかなか人前で歌うことができなくて、『アリラン慕情』もまだ皆さんに聴いていただくチャンスが限られてしまっていますが、新型コロナが収束したら全国を精力的に回って一人でも多くの方々にこの歌を届けていきたい」と張り切っていた。

一昨年は、作曲家・佐伯一郎、昨年は作詩家・里村龍一と、立て続けに恩師を亡くした北野は「年々、寂しくなりますが、私にできることは、そんなお世話になった先生方がお作りになった作品を1曲でも多くヒットさせること。それが先生方への恩返しだと思っていますので、今年はこの『アリラン慕情』を大ヒットさせ、佐伯先生に恩返しがしたい」と話していた。

なお、カップリング曲「宗谷本線」はセリフ入りのご当地ソングで、そのセリフを佐伯の娘の女優&声優・安奈ゆかりが担当している。
(提供:サンニュース)

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