VR能『攻殻機動隊』 3年連続で東京
芸術劇場プレイハウスにて上演が決定

2022年4月30日(土)東京芸術劇場プレイハウスにて、VR能『攻殻機動隊』が上演されることが決定した。
狂言師・野村萬斎から「攻殻機動隊と能を繋ぐVR、あの世とこの世、彼方と彼岸、虚と実を繋ぐ能楽の未来形である」と賛辞をもらったVR能『攻殻機動隊』が、2020年11月、2021年7月に続き、3年連続で東京芸術劇場プレイハウスにて公演を行うこととなった。
VR能とは様々な最先端技術を駆使し、世界初のVRメガネなしで仮想現実空間を再現し上演される能舞台。今回は、日本が世界に誇るSF漫画の最高傑作である「攻殻機動隊」を能で表現。「攻殻機動隊」は近未来の電脳化社会を舞台に架空の公安組織の活躍を描いた士郎正宗原作のマンガで、神山健治監督によるテレビアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)」シリーズ、総監督を務めた黄瀬和哉による劇場版アニメ「攻殻機動隊 ARISE」シリーズなどが制作され、最新アニメとして2020年4月より「攻殻機動隊SAC_2045」が配信された。
本公演の演出は舞台『ペルソナ』シリーズなど数々の企画を成功させてきた映画監督、奥秀太郎。脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」や「BLOOD」シリーズなどの脚本で知られる藤咲淳一。映像技術は舞台版「攻殻機動隊ARISE」、3D能シリーズなどで日本初の舞台での3D映像を開発してきた福地健太郎(明治大学教授)。VR技術は国内のVR研究での第一人者 稲見昌彦(東京大学教授)。いずれも各分野での最先端を駆け抜ける第一人者が担当し、能舞台上に隠されたVR技術が生み出す、虚像と現実のどちらを観ているのかわからなくなるような、不思議な世界観を生み出しており、公演を重ねるごとに飛躍的に技術が進化し、今公演でも新たに観客を驚愕させる仕組みに挑戦する。
さらに出演は、実力・知名度ともに現在の能のシーンを牽引する坂口貴信(観世流能楽師)、川口晃平(観世流能楽師)、谷本健吾(観世流能楽師)、そして業界大注目の若手・観世三郎太(観世流能楽師)等。世界初・本邦初の様々な技術と日本の伝統芸能の先鋒とが高次元なレベルで融合し、攻殻機動隊の世界を再現した舞台芸術の未来を創る。
そして、「鬼滅の刃」の我妻善逸役や「進撃の巨人」でコニー・スプリンガー役を務める声優・下野紘がスペシャルナビゲーターを務める。「VR能とは?」「攻殻機動隊とは?」など、本作の上演がもっとわかりやすく、より楽しめるような内容をなじみの声で届ける。
なお本作は今後も各地で公演していく予定とのこと。

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