【ラパルフェ】吉本興業いじり?M-1
準々決勝で誰よりも爪痕を残した幻の
ネタとは

お笑い芸人が憧れるM-1グランプリでの優勝。2021年は下積み時代の長い芸人錦鯉が見事優勝し、世間を震撼させた。感動に包まれて終わったM-1グランプリだが、実はM-1準々決勝でどの芸人よりも笑いを取り、爪痕を残した「ラパルフェ」の存在をご存じだろうか。(記事はあくまで個人の見解です)ラパルフェとは阿部寛のモノマネをしてブレイクした芸人と聞くと、「あの人のことか!」と思い当たる人もいるかもしれない。近年、阿部寛のモノマネをきっかけに、阿部寛ご本人とも何度か共演を果たしている男こそ、お笑い芸人ラパルフェの都留(つる)である。ラパルフェの漫才構成は、阿部寛に扮する都留が漫才内で相方の尾身(おみ)に東大に行くように促すというドラゴン桜のような展開だ。この東大行きを諭すきっかけになる話題が、M-1準々決勝の会場内を沸かせると同時にタブーであると物議を醸すこととなった。痛烈な吉本興業いじりワタナベエンターテイメント出身のラパルフェが漫才の中で展開したのは、痛烈な吉本興業いじりネタだった。予選から準々決勝までネタを変えながら吉本興業いじりを続け、準々決勝では吉本芸人しかM-1で勝ち残れないという仕組みを数値データで表した。阿部寛扮する都留が、M-1で吉本の芸人が優遇されないようにするには東大に行くしかないと観客に訴え続けて4分に渡る漫才が終了した。この斬新かつ痛烈な切り口のネタは会場で一番大きな拍手笑いが起き、SNSで無名芸人”ラパルフェ”の名がトレンド入りを果たしたほどだった。誰よりも会場を沸かせたラパルフェだったが、激しい吉本批判が影響したのか準々決勝敗退となった。しかし、準々決勝に出たどの芸人よりも爪痕を残したに違いない。準決勝で披露する予定だった幻ネタ準々決勝で華々しく散ったラパルフェだが、準決勝で発表する予定だった幻のネタをラパルフェの公式YouTubeチャンネルで見ることができる。準々決勝までは吉本興業の陰謀を訴えるネタだったのに対し、準決勝では阿部寛が吉本興業への謝罪をする場面からネタが始まる。ネタ終了2分前には、半沢直樹のドラマを見たかのような痛快などんでん返しが待っているので、まだ見ていない人にはぜひ見て頂きたい。M-1予選から準々決勝まで着々とドラマを作り上げたラパルフェの伝説は、今後も芸人間で語り継がれるだろう。

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