コラム【音は鼓膜を震わせ、音楽は心
を震わせる】#24 秀逸すぎるタイトル
の「常套句」(Mr.Children)

エンターテイナーを夢見るしがない50代のマンモス☆南が、レコード、カセットテープ、CD、MD、ネット配信と、音楽メディアは時代と共に変われど、歌が人の心を動かすことに変わりはない、という想いについて語ります。

秀逸すぎるタイトルの「常套句」(Mr.
Children)

「君に会いたい」

この歌のほとんどがこのフレーズではないかと思うぐらい、印象的に繰り返される。

相手に会いたいと思うことが、恋の始まりなのか全てなのかはわかりませんが、
この歌のタイトルが「常套句」っていうのが、何とも言えませんね。

今は、ストレートに言葉に表すことが難しい時代だと思います。

SNSの発達で、言葉がひとり歩きすることも多いし、
伝言ゲームみたいにニュアンスが変わって伝わってしまうこともあり、
本人から発せられた言葉が、本来の意図とはかけ離れることも少なくありません。

もしかしたら最近は触れられないかもしれませんが、
「プロポーズの言葉は?」
というよくある質問があって、
ストレートに「結婚して下さい」もあれば、
「夜明けのコーヒーを一緒に飲もう」とか「味噌汁作ってくれ」とか、
(たとえが古臭い?)
まわりくどい言い方もあったりするわけです。

そういう意味では、「常套句」本来の意味である、
よく使われる、わかりやすい言葉、決まり文句、というのが、
時代と共に変化したり、それでもいつの世にもあったりするのが、
面白かったりするわけです。

現代の告白や求愛の常套句がどんなものか、探究もしていない私ですが(苦笑)、
かけひきをしたり、かっこつけて自分をよく見せようとしたりするよりも、
思いの丈を正直に表現して伝えられることが理想だなとは思います。

でも、人それぞれの常套句があれば、それでいいんですかね。

「愛しています 君はどう」と聞くには、勇気が要るかな。
マンモス☆南
プロデューサー/フォトグラフィック・オーガナイザー
1967年9月12日 神奈川県出身
広告代理店、映画制作・宣伝などの業務を経験した後、イベント企画・運営会社「合同会社グラスタ」を設立。女性アイドルの撮影会やネット番組、フットサルチームのプロデュースなどを行う傍ら、カメラマンとして写真集やブロマイドの撮影にも取り組む。

好きなミュージシャンは、小田和正Mr.Children、大瀧詠一、杉真理織田哲郎など。
【グラ☆スタ!今月の推しメン】
三井 瞳(みつい ひとみ)
1991年10月8日生。群馬県出身。血液型O型。
139cmのちっちゃいカラダに夢いっぱい! 小動物のようなかわいらしさと裏腹に、パチンコ・パチスロや競馬が大好きな意外な一面も魅力です。ニコニコ生放送(グラ☆スタ!チャンネル)、毎週金曜20時~「盛りガール選手権」にレギュラー出演中!

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