『New Music Wednesday [Music+Talk
Edition]』今週のカバーアーティス
トはマカロニえんぴつ、優里、ヒゲダ
ンの新曲もリストイン

2022年がスタートして10日が過ぎ、今年もどんな新しい音楽に出会えるのか楽しみな『New Music Wednesday』も本格的にスタート! 毎週水曜日に、その週リリースされた新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』。このプレイリストの中身をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』では、プレイリストだけでは知ることのできないエピソード、そしてSpotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりなどを紹介していく。この番組をチェックすると話題の新曲が知ることができて、今の音楽シーンがまるわかり! ポッドキャストはあなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを! ナビゲーターは竹内琢也。SPICEでは番組でピックアップされた楽曲を掲載。今週は『New Music Wednesday』のカバーを飾っているマカロニえんぴつの楽曲を中心に11曲を紹介。
マカロニえんぴつ「好きだった(はずだった)」
マカロニえんぴつが1月12日(水)に、待望の1stアルバム『ハッピーエンドへの期待は』をリリースしました。同アルバムのリリースに合わせてSpotifyのオリジナル企画『Liner Voice+』も公開になっており、はっとり(Vo.Gt)によるアルバムの全曲解説を聴くことができます。その中で今回の『New Music Wednesday』にリストインされている「好きだった(はずだった)」ついて「田辺由明(Gt.Cho)が作った曲で、デモを制作会議で聴いた時に満場一致で作ることが決まった」と語っています。アルバムには年末の『輝く!日本レコード大賞』でも披露した「なんでもないよ、」、TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』オープニング主題歌「生きるをする」、エンディング主題歌「mother」、『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』主題歌「はしりがき」、映画『明け方の若者たち』主題歌でタイトルトラックでもある「ハッピーエンドへの期待は」など全14曲が収録されています。
優里「ミズキリ」
優里待望の1stアルバム『壱』が1月12日(水)にリリースとなりました。日本人アーティスト最速でストリーミング累計5億回再生突破のバイラル大ヒット曲「ドライフラワー」や、『THE FIRST TAKE』で公開された動画が現在再生回数1,800万越え、SpotifyのJapanチャートでも常に上位にリストインしている最新ヒット曲「ベテルギウス」、その他ストリーミング1億回再生突破の「かくれんぼ」、「ピーターパン」、ロングセラー「シャッター」など全16曲が詰め込まれています。さらに「ドライフラワー」は昨年Spotifyが発表した『国内で最も聴かれた楽曲』で第一位を獲得していました。1stアルバムにしてヒット曲がたくさん詰め込まれたベスト的内容の作品となっています。Spotifyでは日本のティーンエイジャーに聴かれている話題曲を集めたプレイリスト『Teen Culture』のカバーを飾っています。
CHAI「まるごと」
2020年にはゴリラズ、ジェイペグマフィア、ハインズ、2021年にはデュラン・デュラン、コンフィデンス・マンなどとコラボし、インディロックの名門レーベルSub Popから3rdアルバム『WINK』をリリースするなど、国内のみらず海外でも高い評価を誇るCHAI。2月2日(水)には同アルバム収録曲のうち6曲を、世界5カ国のミュージシャンがリミックスするEP「WINK TOGETHER」のリリースも決定しています。昨年12月にはEPから先行配信されたコンフィデンス・マンとの「END」やZAZEN BOYSとのコラボレーション曲「ACTION(with ZAZEN BOYS)」でも話題を呼びました。さらにソニーミュージックの洋楽レーベル「ソニー・ミュージック・ジャパン・インターナショナル」と契約したことも発表されています。そんなCHAIが1月12日(水)に新曲「まるごと」をリリース。同楽曲は1月10日(月)から放送開始したNHKよるドラ『恋せぬふたり』の主題歌として書き下ろされ、Spotifyではプレイリスト『Edge!』のカバーを飾りました。
Official髭男dism「Anarchy」
1月7日(金)にリリースされ、先週の『New Music Friday Japan』でもかなりの高パフォーマンスを記録したOfficial髭男dismの新曲「Anarchy」がリストインしました。2015年リリースの「愛なんだが…」以来、久々のベース始まりの曲で、藤原聡(Vo.Pf)が制作したデモの時点からこのベースのメロディが存在したと明かされています。同楽曲は1月14日(金)公開の映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の主題歌として書き下ろされた新曲で、Spotifyでは日本のロックシーンの話題曲を集めたプレイリスト『J-Rock Now』のカバーも飾りました。
LEX「Japan」
2021年はSpotify次世代アーティスト応援プログラム『RADAR:Early Noise 2021』に選出され、アルバム『LOGIC』もリリースするなど飛躍の年となったラッパーのLEX。2022年の元日にローンチされた2021年を象徴する曲、2022年の音楽シーンで活躍を期待するアーティストや曲をミックスした100曲をまとめたプレイリスト『Tiger』にも「なんでも言っちゃって」がリストインしています。そんなLEXによる2022年第一弾シングル「Japan」がリリースされ、『New Music Wednesday』にリストイン。タイトル通り、日本の政治などの現状にLEXらしく声を上げることの大切さをエモーショナル に歌い上げた1曲で、日本を誇りに思うからこそ書いたものだそう。グランジロックサウンドを取り入れたハードなトラックの上で、エモーショナルに歌い上げています。Spotifyではプレイリスト『RADAR: Early Noise』のカバーを飾りました。
¥ellow Bucks「I'm Back」
Spotifyからの年賀状的なプレイリスト『Tiger』には「Check Me Out」がリストインしたラッパーの¥ellow Bucks。激動の2021年を乗り越えて、1月10日(月)に配信リリースされた2022年第一弾シングル「I'm Back」は、<オレみたいなヤツいねえとつまんねぇだろ>というラインが印象的な、シーンへの復帰を宣言した楽曲。プロデュースにはDJ RYOW(ディージェイ・リョウ)率いるSpace Dust Club(スペースダストクラブ)が担当しています。
ザ・ウィークエンド「Sacrifice」
先週1月7日(金)にリリースされたザ・ウィークエンドのニューアルバム『Dawn FM』から「Sacrifice」がリストイン。前作『After Hours』以来およそ1年10ヶ月ぶりのリリースで、自身5枚目のアルバムとなります。Spotifyではアルバムリリース後収録曲がグローバルチャートの上位に多数ランクイン。アルバムにはタイラー・ザ・クリエイター、リル・ウェイン、クインシー・ジョーンズ、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、ジム・キャリーらが参加しています。タイトル通り、全体を通して1つのラジオ番組のような構成となっており、ジム・キャリーが1曲目の「Dawn FM」、16曲目の「Phantom Regret by Jim」でラジオDJ風の声を務めています。(ちなみにザ・ウィークエンドが4歳の時にお母さんと初めて観た映画がジム・キャリーの『マスク』で、ザ・ウィークエンドは彼の大ファン。その後近所に住んでいることが発覚し交流を深めています。)そして7曲目の「Out Of Time」では、日本のシンガー亜蘭知子(あらんともこ)が1983年5月にリリースしたアルバム『浮遊空間』収録曲「Midnight Pretenders」がサンプリングされています。ここ数年日本のシティポップは海外で再評価されており、「Midnight Pretenders」もその一つです。
ジョナス・ブルー、ホワイ・ドント・ウィー「Don’ t Wake Me Up」
「Fast Car」、「Perfect Strangers」、「Mama」、「Rise」などのヒット曲で知られるイギリスのDJ&プロデューサーのジョナス・ブルーが1月7日(金)に、アメリカのボーイズバンド、ホワイ・ドント・ウィーとコラボした新曲「Don't Wake Me Up」をリリースし『New Music Wednesday』にもリストイン。同楽曲は、ジョナス・ブルーが年間を通して行う新たなコラボレーション・プロジェクト「Together」からの最初のリリースで、今後世界的なアーティストとの新曲が続々と発表される予定。Spotifyでは前週大きく注目を浴びた楽曲がピックアップされるプレイリスト『Next Up』のカバーを飾っています。
春野「cash out feat. brb.
作詞作曲からトラックメイキング、ミックス、マスタリングまで自身でおこなうネット発のシンガーソングライターでトラックメーカーの春野が、1月12日(水)に新作EP「25」から「cash out feat. brb.」を先行配信し『New Music Wednesday』にリストイン。今回コラボしたbrb.はシンガポールのR&Bシーンで注目を浴びており、2019年11月には、AmPmの楽曲「Sorry That I Love You feat. brb. & Chocoholic」にも参加しています。春野はボカロPとして話題となり、現在はLo-Fiヒップ・ホップや70年代や80年代のポップスの要素を取り込んだ作品で注目を集めています。
C.O.S.A.「Blue」
1月12日(水)にラッパーのC.O.S.A.のニューアルバム『Cool Kids』がリリースになりました。その中から『New Music Wednesday』には「Blue」がリストインしています。今作には田我流、仙人掌(せんにんしょう)、JJJ、KANDYTOWNのIO、Campanella、そしてKID FRESINOが参加、プロデュースにはRamza、Ryo Kobayakawa、JJJに加え、星野源「さらしもの」などを手がけるドイツ人プロデューサーのラスカルをはじめとした海外ビートメイカーが名を連ねています。2021年はニューアルバムからの先行シングルを複数発表、年末には初めてのテレビCM楽曲書き下ろしも行ったC.O.S.A.の待望のニューアルバムです。Spotifyではプレリスト『+81 Connect』のカバーも飾っています。
ザ・スマイル「You Will Never Work in Television Again」
レディオヘッドのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッド、そしてサンズ・オブ・ケメットのドラマーであるトム・スキナーによるプロジェクト、ザ・スマイルのデビューシングル「You Will Never Work in Television Again」が先週1月6日(木)にリリースされ、『New Music Friday Japan』にリストイン。『New Music Wednesday』にもリストインしています。2021年に開催されたグラストンベリーでのイベント『Live At Worthy Farm』のシークレットショーで初披露されていた曲で、ザ・スマイルにとって初の公式リリース。プロデュースはレディオヘッドの長年のコラボレーターであるナイジェル・ゴドリッチが担当しています。バンドのデビューアルバムも現在トラックリストを決める段階にまで入っているそうで、リリースが期待されます。
文=竹内琢也、Y.SHOGO

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