DEAN FUJIOKA、新たなライブ表現の可
能性を示した全国ツアー閉幕 全国ツ
アーのセットリストをプレイリストア
ルバムとしてリリース

DEAN FUJIOKAの全国ツアー『DEAN FUJIOKA "Musical Transmute" Tour 2021』最終公演が12月26日(日)に大阪・オリックス劇場にて開催され、自身最大規模となる18都市20公演の全国ツアーを完遂した。本ツアーは、2019年に行われた『Born To Make History』以来、そして昨年予定されていたアジアツアーの開催断念も経て行われたため、ファンにとっても待望の全国ツアーとなった。
DEAN FUJIOKA 撮影=Yukitaka Amemiya
最新アルバムタイトルでもある"Transmute"には、「現代の混沌とした世の中で、予測不能な将来を生き抜くために“変異”していくことが大切である」というメッセージが込められているが、今回のツアーもまさにコロナ禍により、計画していたものが幾度となく変更を余儀なくされ、有観客ではあるものの、感染対策の一環として、会場に集まったファンがこれまでのように声を出せないなど、様々な制約があった。
DEAN FUJIOKA 撮影=Yukitaka Amemiya
今回のツアーはDEAN自ら脚本を書き、従来のライブのあり方ではなく、ミュージカルや歌劇といったこれまでの自身の音楽ライブにはなかった要素を取り入れてきた。これは俳優としても活躍するDEANだからこそ描けるシナリオであり、さらに言えば、香港、台北、ジャカルタなど、言語や文化が違う様々な環境下でも常に最悪の想定をしながらベスト尽くすことで生き抜いてきたDEANを中心に、「劇団トランスミュート」と名付けられたバンドメンバーとだから成し遂げられた、新たなライブパフォーマンスの可能性を提示した全国ツアーだったに違いない。
DEAN FUJIOKA 撮影=Yukitaka Amemiya
DEAN FUJIOKA 撮影=Yukitaka Amemiya
ライブでは、最新曲「Runaway」はもちろんのこと「Shelly」、「Searching For The Ghost」「Echo」などの既発曲に加え、「Spin The Planet」「Sukima」「Missing Piece」などアルバム収録の新曲、「Neo Dimension」「History Maker 2021」など、リアレンジされた楽曲も含め全22曲を披露。ライブパフォーマンスだけでなく、ミュージカルや歌劇のような演出が加わることで、音楽ライブでありながらも、これまで見たライブとは全く違う新たな体験型ライブとして観客を魅了していた。
DEAN FUJIOKA 撮影=Akira Shimazu
約4ヶ月に渡る全国ツアーを終えたDEAN FUJIOKAだが、本日全国ツアーのセットリストによるプレイリストアルバムのデジタルリリースを急遽発表。10月にリリースした「Transmute(Trinity)」から今月リリースされた最新アルバム『Transmute』、そしてさらに変異した今回のプレイリストアルバム『Musical Transmute』。それぞれ聴くと聴こえ方も感じ方も違うそれぞれの作品を聴きながら、ミュージシャンとして変異し続けるDEAN FUJIOKAの今後に期待していきたい。
DEAN FUJIOKA 撮影=Yukitaka Amemiya

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