東啓介が「アバター」に! ミュージ
カル好き必聴のコンサート『Japan M
usical Festival 2022』に出演

2022年1月28日(金)、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて開催される『Japan Musical Festival 2022』。中川晃教加藤和樹知念里奈らミュージカル界のトップを走る豪華キャストが集結する一夜限りの夢のコンサートに、井上芳雄と海宝直人の映像出演、ならびに、2022年2月上演予定の新作ミュージカル『The View Upstairs-君が見た、あの日-』より、平間壮一、小関裕太をはじめとするカンパニーが出演することが決定している。
同日にはライブ配信も予定されており、イープラス「Streaming+」の配信チケットを購入した方の中から抽選で選ばれた10名が「アバター」となって、キャストと舞台上で共演できるというキャンペーンも実施される。
今回は、本コンサートに出演する東啓介がアバター作成を体験した様子をレポートしつつ、東へのミニインタビューを合わせてお伝えする。
会場は、りんかい線天王洲アイル駅から徒歩5分ほどにある株式会社ワントゥーテン。同社は、XRやAIなど最先端の技術を駆使して、コンテンツ制作をしている企業だ。今回は、人体を短時間で3Dアバター化し、オンライン空間の中でリアルな動きをさせる技術を体験する。
10秒間かけて人体をスキャンする
人体を短時間で3Dアバター化できる
アバター化された自分を見つめる東啓介(右)
アバター化するのは至って簡単で、所定の位置に立ち、10秒間動かずにいるだけ。立っている人間の周りをスキャナーが一周して、データを収集。そのデータからアバターの大枠が出来上がる。もう一度、10秒間のスキャンをすることで、動くアバターが完成。自身のアバターが、事前にプログラムされた振付を踊っている様子を画面上で見ることができる。
 
東も出来上がった自分のアバターを見て「おぉ」と驚いた様子。普段からゲームを楽しむという東は「自分で動かしてみたいなぁ」などと話していた。
東啓介のアバター
ーーアバター作成してみてどうですか?
新体験でした。そのまま自分の姿がアバターになっているという恥ずかしさもありつつ、不思議な気持ちです。僕は立っているだけだったけど、コンピューターの力で、踊ってくれるなんて。新たな参加型のコンテンツですね。
 
ーー今までアバターを作られた経験はありますか?
一度だけあります。中学生ぐらいのときにアメーバピグを作って遊んでいました。髪型や服などパーツを選んだり、自分の部屋に家具を置いたりして、一時期ハマっていました。自分で好きな顔や体型を選べるのが、めちゃくちゃ好きだった。今の時代、まさかこんなに簡単にアバターが出来ちゃうんですね(笑)。
 
ーーしかも、踊っていますしね。
 
不思議ですよね。しかも、ちょっと下手なのがまたいいですね(笑)。かわいいなぁ、愛らしいなぁと、ずっと見ちゃう感じがあります。
 
ーー実際、お客さんがアバターとして舞台に立つわけですが、どんな気持ちになりそうですか?
どうですかね? 僕が感じたように不思議な感覚になる方もいるでしょうね。当日が楽しみです。みなさん、どんな感想を持つんだろう。
東啓介
ーーさて、『Japan Musical Festival 2022』ですが、出演にあたっての意気込みを教えてください。
 
第一線で活躍されている人たちと同じ舞台に立てるのはありがたいですし、光栄です。しかも『ジャージー・ボーイズ』のメンバーが多い。本公演をやる前にジャージー・メンバーとまた歌を合わせることができるのは、とても嬉しいですね。あとは、女性2人(知念里奈、木下晴香)とは初共演なので、もしコラボがあるとするならば、どんな曲歌うのかな。
また、共演経験があっても、別の作品の曲を歌うこともあるでしょうし。それは『Japan Musical Festival 2022』ならではの醍醐味だと思いますし、とにかく楽しみです。
 
ーージャージー・メンバーが多いのもファンとしては嬉しいです。2022年にも再び上演される『ジャージー・ボーイズ』。改めて東さんにとって、どんな作品ですか?
 
青春ですし、自分で言うのも恥ずかしいですけど、歌唱力を認められた感じもあって。僕の中では特別な作品ですね。これからもずっとやっていきたい作品です。
 
映画も何回も見ました。描かれているのは、ひとつの歴史じゃないですか。僕ですら聞き馴染みがある曲がたくさんある。しかも僕が演じるボブ・ゴーディオは、まだご存命。チラシに「音楽:ボブ・ゴーディオ」と書いてあるのが、誇りです。彼には特別な感情を抱いていますね。
 
ーーそんな大切な作品を、またメンバーと歌えるのは、心強いですね。
 
演出によって僕ら4人のハーモニーも変わってきますし、1年経てばそれぞれみんなの歌い方も変わってくるでしょうから、それをどう合わせていくか。それも会ってみての楽しみです。
自身のアバターを指差す東啓介
ーー今回のコンサートに象徴されるように、昨今、日本ではミュージカルブームが起こっているように思います。その点、どう思いますか?
 
以前よりかは確かにブームを感じます。電車に広告があったり、FNS歌謡祭にミュージカルパートがあったり。ミュージカルが世間に知られてきたんだなと思うとすごく嬉しいです。でも同時に、もっと気軽に劇場でミュージカルを観に行こうという人が増えたら。「今、これやっているんだ。行ってみよう!」ぐらいのテンションで、身近な存在になれたらいいなと思います。
 
ーー東さんご自身の中では、ミュージカルのお仕事はどんな位置づけですか?
 
ホーム感は感じますが、あまりミュージカルだから、映像だからと分けては考えていないかもしれないです。でも、ミュージカルの裾野を広げる架け橋にはなっていきたいかな。
 
ーー年の瀬ですが、2021年は東さんにとってどんな1年でしたか?
今年は耐えた年でした。ありがたいことにミュージカルはやれてはいましたけど、でも全部完走はできていないので。耐えた年だったなと思います。2022年はこれ以上コロナが広がらずに落ち着いてくれれば。まだマスクを外すことは難しいかもしれないですけど、みなさんと直接お会いして、顔を合わせられる機会を設けられるように、もっともっと飛躍していけたらなと思います。
 
ーー最後に『Japan Musical Festival 2022』を楽しみにされているお客様に一言お願いします!
ミュージカルファンの方には来ていただきたいですが、僕としては2022年初めて歌を披露する場所。新たな東のスタートを多くの方に見ていただきたいので、これを機に東を知ってもらえたらなと思います。
取材・文・撮影=五月女菜穂

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