緑黄色社会、自主企画対バンツアー”緑黄色夜祭”ファイナルでDISH//と共演!

緑黄色社会、自主企画対バンツアー”緑黄色夜祭”ファイナルでDISH//と共演!

緑黄色社会、自主企画対バンツアー”
緑黄色夜祭”ファイナルでDISH//と共
演!

”緑黄色夜祭”完走!ファイナル東京公演はDISH//と共演!

緑黄色社会の対バンツアー「緑黄色夜祭 vol.10」の最終公演が12月3日、東京・Zepp DiverCity (TOKYO)にて開催された。
才能あふれる楽曲でファンが急増中の緑黄色社会の魅力に迫る!
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緑黄色社会がインディーズ時代から行ってきた対バン自主企画「緑黄色夜祭」。
東名阪を舞台に実施された「vol.9」に続き2年ぶりの開催となる今回の「vol.10」は、全国5都市でのツアー形式での開催となった。
秋山黄色(11/18・福岡)、大塚愛(11/20・大阪)、Awesome City Club(11/20・札幌)、フジファブリック(11/28・名古屋)といった多彩なゲストアーティストを迎え、各地で熱演を繰り広げてきた「緑黄色夜祭 vol.10」。
その最終日となる東京公演にはDISH//が登場。2020年代の音楽シーンをリードする同世代の2組が目映く響き合う、最高の一夜だった。
”緑黄色夜祭”ファイナル東京公演ライブレポ

最初に登場したのはDISH//。
冒頭の「This Wonderful World」で矢部昌暉(Chorus & Guitar)、橘柊生(DJ & Keyboard)、泉大智(Drums)が叩き出すアグレッシブなサウンドとともに、北村匠海(Vocal & Guitar)が突き上げる《君と僕との素晴らしい1日にしよう》の熱唱が、祝祭の始まりを晴れやかに告げる。
さらに、ハードエッジなスケール感に満ちた「Shout it out」、ドライブ感あふれるロックンロール「Get Power」を畳み掛け、会場の熱気を高めていく。
「リョクシャカのファンのみなさんの目がキラキラしてて。今日すごく楽しみにここに来てるんだろうなって感じるし。僕らも全力出して、精一杯いい時間を作って、リョクシャカにしっかりバトンを渡したいと思います」と客席に語りかける北村の表情にも喜びが滲む。
「受験生に向けて作った曲なんですけど、きっと今を生きる人たちの背中を押す言葉がいっぱい詰まってる曲だと思います」と披露した最新シングル曲「沈丁花」では北村が想いの丈を渾身のロングトーンに重ね、ヒットナンバー「猫」の珠玉の歌が満場の客席を魅了していく。
「2020年から『なんだかなあ』という毎日で。いろんな正解がある中で、そういう日々に寄り添ってくれるのが音楽だと思うし。そのために僕らもリョクシャカも、毎日音楽と向き合っているし。今日はどうか、堅苦しいことは全部忘れて、今日だけを大事にしてほしい」
——北村の真摯なメッセージとともに、「DAWN」から「JUMPer」「Seagull」とパワフルなナンバーを繰り出し、クラップが弾ける高揚空間を生み出していく。
終盤に披露した「ニューノーマル」では、楽曲提供した緑黄色社会・長屋晴子がステージに登場。伸びやかなメロディをWボーカルでひときわ熱く立ち昇らせ、「緑黄色夜祭」ならではの名場面を描き出していく。
最後は「No.1」で客席一面をNo.1サインで埋め尽くし、圧巻のアクトを締め括った。
そして、後攻・緑黄色社会。「アーユーレディー」の多幸感あふれるアンサンブルで観客一丸のクラップを誘うと、今やバンドの代名詞のひとつになったポップアンセム「Mela!」で会場を手拍子とハンドウェーブの渦に巻き込んでいく。
小林壱誓(Guitar)と穴見真吾(Bass)がゴリゴリの音色をせめぎ合わせ、peppe(Keyboard)の流麗なフレーズが響き渡る――。
ひとつの楽曲の中に豊かな色彩感が内包されながら、それらすべてが「緑黄色社会の音楽」へと昇華されていく。
「まずは、声を大にして言わせてください。DISH//のみなさん、『紅白』出場おめでとうございます!」の長屋晴子(Vocal & Guitar)のコールに応えて、客席に拍手が広がる。
先ほど共演を果たした長屋の提供曲「ニューノーマル」に触れて、「同年代のバンドって少ないんですよ。だから、声をかけていただいてすごく嬉しいなって。そんなご縁があっての今日です」と感激を語る長屋。
「(DISH//の)柊生とは仲良くて。たまにオンラインでセッションしながら、曲作ったり……」と明かす小林に、「え、そうなの?」とメンバーからも驚きの声が上がる。
一転してバラード曲「幸せ」で情感あふれるメロディを聴かせ、さらに「Shout Baby」へ、と惜しみなくシングル曲を連発……といったところで、そこから急転直下「逆転」のハード&ミステリアスな音像へと流れ込んでみせる。
動と静、緩と急を自在に駆使した選曲の中に、ワンマンライブとも一味異なる遊び心を忍ばせているのも「緑黄色夜祭」ならではの醍醐味だ。
「10回目の節目っていうことで、私たちもスタッフも気合が入っていて」と長屋。「去年からいろんな『お祭り』がなくなった中で、ここはお祭りをしよう!ということで」と語る言葉が、この一夜に懸ける情熱をまざまざと伝えてくる。
ドラマチックなバラード曲「LITMUS」から「始まりの歌」「merry-go-round」「sabotage」と終盤へ向けて一気に昇り詰めていく緑黄色社会。
「冗談で『いつかフェスになったらいいね』って言ってたけど、もしかしたら夢じゃないのかもしれない」と「これから」への希望を語る長屋に、熱い拍手が巻き起こる。
最後に響かせた「これからのこと、それからのこと」の開放的な音像は、コロナ禍の中でも着実に前進し続ける4人の未来そのものだった。
アンコールを求める手拍子に応えて再び舞台に登場した緑黄色社会。
ここで、来年1月26日にニューアルバム『Actor』をリリースすること、さらに3月からはアルバムのリリースツアーとして全19会場・20公演の全国ホールツアーを行うことが発表されると、会場の祝祭感はさらに高まっていく。
そんな客席の高揚感を、スズキ「ソリオ バンディット」CMソングの「Landscape」の躍動感へとつなげたところで、舞台袖でハッピ姿になった長屋とともに、DISH//・北村匠海がハッピ姿で登場! 
「お祭り」のラストを、この日二度目の「Mela!」で鮮やかに飾ってみせた。
最後にはDISH//の矢部・橘・泉もハッピ姿でオンステージして全員で記念撮影。「今」を担う二組ならではの、どこまでもエモーショナルなライブ空間だった。
ツアー概要
『緑黄色夜祭 vol.10』
11月18日(木) Zepp Fukuoka w/ 秋山黄色
11月20日(土) Zepp Osaka Bayside w/ 大塚 愛
11月26日(金) Zepp Sapporo w/ Awesome City Club
11月28日(日) Zepp Nagoya w/ フジファブリック
12月3日(金) Zepp DiverCity(TOKYO) w/ DISH//
東京公演セットリスト
[DISH//]
01. This Wonderful World
02. Shout it out
03. Get Power
04. 沈丁花
05. 猫
06. DAWN
07. JUMPer
08. Seagull
09. ニューノーマル (w/ 長屋晴子)
10. No.1
[緑黄色社会]
01. アーユーレディー
02. Mela!
03. 幸せ
04. Shout Baby
05. 逆転
06. LITMUS
07. 始まりの歌
08. merry-go-round
09. sabotage
10. これからのこと、それからのこと
E1. Landscape
E2. Mela! (w/ 北村匠海(DISH//))
Text by 高橋智樹
photo by 安藤みゆ

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