外国人記者が指摘する、パキ
スタン人と日本人の違い

パキスタンでは列に並ぶという概念はない。というのはちょっと言い過ぎだが、割り込みをする人がとても多く、列に並ぶ際は、割り込みをさせないようにと前の人との距離を極限まで縮めることがある。それは交通面でも同じで、パキスタンの道路整備が行き届いていない場所はまさにクラクションの嵐である。長い間、日本に住んでいると、交通マナーの良さに慣れてしまい、帰国すると自国のクラクションの多さにびっくりするという。

話は変わるが、2011年の東日本大震災時の日本人の「譲り合い」の精神が世界でとても話題になった。私の父は「パキスタン人だったらありえないな」と言ったが、家族みんなで納得した記憶がある。震災が起きて、私も30分の距離なのに6時間も車に乗ったが、そのときは「お礼以外のクラクションの音」はまったく耳にしなかった。せっかちなパキスタン人からしてみるとこの光景は賞賛に値することなのだ。

日本人の皆さん、パキスタンを訪れ、列の割り込みやクラクションの音が多くても驚かないでくださいね。

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