podcast番組『speakeasy podcast』1
週間の海外ポップソングニュース【『
第64回グラミー賞』ノミネート作品発
表、『AMAs』開催、イヤーズ&イヤー
ズ新曲など】

海外音楽情報専門podcast『speakeasy podcast』とSPICEの連動企画。毎週金曜日に海外でニューリリースになった楽曲やアルバムの中から、MCを務める竹内琢也がオススメの曲を紹介。Spotifyの『New Music Friday』のプレイリストやイギリスのOfficial UK Chartsなどでピックアップされているリストを独自に集計して選んだ楽曲をお届けする。
今週の気になるニューミュージック5選
●「Sweet Talker」/ イヤーズ&イヤーズ、ギャランティス
Years & Years and Galantis - Sweet Talker (Official Lyric Video)

2022年1月7日(金)に3rdアルバム『Night Call』をリリースするイヤーズ&イヤーズ。既にアルバムから「Starstruck」と「Crave」が公開されており、11月25日(木)には新曲「Sweet Talker」もリリースになりました。今作にはギャランティスが参加しており、イヤーズ&イヤーズとは初めてのコラボレーションになります。同アルバムはイヤーズ&イヤーズからミキーとエムレが抜け、オリー・アレクサンダーによるソロ・プロジェクトとして再始動後初のアルバムとなります。加えてイヤーズ&イヤーズは、2021年の年末にイギリスBBCとライブ・イベント『The Big New Years & Years Eve Party』を開催することを発表。カイリー・ミノーグやペット・ショップ・ボーイズといったゲスト・アーティストらが参加することも既に告知されています。
●「Man On The Moon」/アラン・ウォーカー、ベンジャミン・イングロッソ

Alan Walker x Benjamin Ingrosso - Man On The Moon (Official Music Video)
11月26日(金)にアラン・ウォーカーの2ndアルバム『World of Walker』がリリースとなりました。本国ノルウェーでチャート4位を獲得したエイバ・マックスとの「Alone, Pt. II」、サブリナ・カーペンターとファルッコをフィーチャーしノルウェーチャートで3位を獲得した「On My Way」など全15曲が収録されています。アルバムカバーのアラン・ウォーカーのロゴはよく見ると小さな写真で構成されたもの。ファンから集めたセルフィーをコラージュして作成されています。
●「Alone Together」/ ウエストライフ

Westlife - Alone Together (official visualiser)

2019年に再結成したアイルランドのグループ、ウエストライフが11月26日(金)に、12枚目のアルバム『Wild Dreams』をリリースしました。ウエストライフは2000年代にイギリスで最もアルバム・セールスを上げ、14曲ものイギリス No.1シングルを輩出してきたスーパー・グループ。デビューから7曲連続でUKシングルチャート1位をマークした唯一のグループ・アーティストでもあります。今でもイギリスでは根強い人気を誇り、UK Official Chartのニューリリースハイライトでもピックアップされています。Spotify『New Music Friday Japan』も上位にピックアップしています。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウンの中、アイルランドのスタジオとメンバーそれぞれのホームスタジオを行き来しながらアルバムが制作されました。
●「Llorando en un Ferrari」/ アヌエルAA

Anuel AA- Llorando En Un Ferrari (Audio Oficial)

プエルトリコのラッパー、アヌエルAAが自身3枚目となるソロスタジオアルバム『Las Leyendas Nunca Mueren』をリリースしました。今年リリースされたオズナとのコラボアルバム『Los Dioses』に続くアルバムとなり、ソロ名義では2020年リリースのセカンドアルバム『Emmanuel』以来のアルバムとなります。ラテン語圏を中心に大きな人気を誇るアヌエルAA、アメリカの『New Music Friday』ではカバーを飾っています。

●「2gether」/ ムラマサ

2gether

ムラマサが11月26日(金)にニューソング「2gether」をリリースしました。11月22日(月)には、曲の一部をSNSに公開してリリースを発表していました。ちなみに同じ投稿で「アルバムの音源の一部もこれから投稿していくのでTik Tokをフォローして」とコメント、2020年リリースのアルバム『R.Y.C.』に続く3rdアルバムのリリースが期待されます。
●この1週間の海外ポップミュージックシーンの動き●

今週は『第64回グラミー賞』全86部門のノミネーションが発表されました。昨年ザ・ウィークエンドの作品が一つもノミネートされなかったことなどで大きく批判を受け、『グラミー賞』を主催する米レコーディング・アカデミーはノミネート候補の絞り込みを決定する匿名の投票委員会を廃止し、約1万1,000人のレコーディングアカデミー会員の投票で候補を選定する方式で候補が選定されています。加えて今回は主要4部門のノミネート数が8から10に増えています。

<年間最優秀レコード賞>

「I Still Have Faith In You」アバ
「Freedom」ジョン・バティステ
「I Get A Kick Out Of You」トニー・ベネット&レディー・ガガ
Peachesジャスティン・ビーバー ft. ダニエル・シーザー&ギヴィオン
「Right On Time」
「Kiss Me More」ドージャ・キャットft.シザ
「Happier Than Ever」ビリー・アイリッシュ
「Montero (Call Me By Your Name)」リル・ナズ・X
「drivers license」オリヴィア・ロドリゴ
「Leave The Door Open」シルク・ソニック

<年間最優秀楽曲賞>

「Bad Habits」エド・シーラン
「A Beautiful Noise」アリシア・キーズ&ブランディ・カーライル
「drivers license」オリヴィア・ロドリゴ
「Fight For You」ハー
「Happier Than Ever」ビリー・アイリッシュ
「Kiss Me More」ドージャ・キャット Featuring シザ
「Leave The Door Open」シルク・ソニック
「MONTERO (Call Me By Your Name)」リル・ナズ・X
「Peaches」ジャスティン・ビーバー Featuring ダニエル・シーザー&ギヴィオン
「Right On Time」ブランディ・カーライル

<年間最優秀アルバム賞>

『We Are』ジョン・バティステ
『Love For Sale』トニー・ベネット&レディー・ガガ
『Justice (Triple Chucks Deluxe)』ジャスティン・ビーバー
『Planet Her (Deluxe)』ドージャ・キャット
『Happier Than Ever』ビリー・アイリッシュ
『Back Of My Mind』ハー
『Montero』リル・ナズ・X
『SOUR』オリヴィア・ロドリゴ
『Evermore』テイラー・スウィフト
『Donda』カニエ・ウェスト

<最優秀新人賞>

アルージ・アフタブ
ジミー・アレン
ベイビー・キーム
フィニアス
グラス・アニマルズ
ジャパニーズ・ブレックファスト
ザ・キッド・ラロイ
アーロ・パークス
オリヴィア・ロドリゴ
スウィーティー

Jon Batiste - I NEED YOU
多くの部分が納得できるノミネーションではあるものの、サプライズもあったとビルボードは報道。ビルボードはオリヴィア・ロドリゴの「drivers license」、シルク・ソニックの「Leave The Door Open」、 リル・ナズ・Xの『Montero』といったセールスも音楽的評価も高い、納得できるものも多く入っている事を述べながらも、ジョン・バティステが11部門ノミネートされ、それに次ぐジャスティン・ビーバー、ドージャ・キャット、ハーは8部門と、ジョン・バティステがダントツの1位であること、過去には一度もグラミーにノミネートされていないアバが年間最優秀レコード賞にノミネートされた点、BTSが主要4部門にノミネートされていないことなどにも触れています。『第64回グラミー賞授賞式』は、現地時間2022年1月31日(月)に開催されます。
Coldplay X BTS - My Universe (Live at the AMAs)
そして現地時間11月21日(日)にロサンゼルスでは『アメリカン・ミュージック・アワード(AMAs)』が開催されました。『AMAs』は『グラミー賞』、『ビルボード・ミュージック・アワード』と並ぶアメリカ三大音楽賞の一つで、ファンの投票によって受賞者が決められます。今年はBTSがアジア出身のアーティストで初めてアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。テイラー・スウィフト、アリアナ・グランデ、ザ・ウィークエンド、ドレイク、オリヴィア・ロドリゴらを抑えての快挙となりました。BTSは「フェイバリット・デュオ/グループ(Favorite Pop Duo or Group)」「フェイバリット・ポップソング(Favorite Pop Song/Butter)」も受賞し3冠を達成。

Olivia Rodrigo - traitor (Live From The American Music Awards/2021)

最多ノミネートだったオリヴィア・ロドリゴはニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーの1部門のみの受賞となりました。テイラー・スウィフトは、『Evermore』で過去最多となる4度目の「フェイヴァリット・ポップ・アルバム(Favorite pop album)」を受賞。そして計6度目となる「フェイヴァリット・女性ポップアーティスト(Favorite female pop artist)」を獲得し、自身が持つ最多記録を更新しました。これによりテイラー・スウィフトは4年連続同賞に輝くという新記録も樹立しています。
All Too Well (10 Minute Version) (Taylor's Version) (From The Vault) (Lyric Video)

それでは今週のチャートの動きです。USシングルチャートはテイラー・スウィフトの「All Too Well(Taylor's Version)」が制覇。
Don McLean - American Pie (Lyric Video)
同楽曲には5分29秒と10分13秒の2バージョンがあり、チャート集計では合算されていますが、10分を超える曲が1位を獲得したのは史上初となります。1972年のチャート1位を獲得したドン・マクリーンの「American Pie」がもつ8分37秒を超えて歴代最長記録を更新しています。そしてアルバムに収録された曲のうち26曲が100位内にチャートイン。26曲を同時にランクインさせたのは女性アーティストの最多記録で、 2018年に27曲をチャートインさせたドレイクに続く史上2番目の記録となります。

Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic - Smokin Out The Window [Official Music Video]
USアルバムチャートもテイラー・スウィフトの『Red(Taylor's Version)』が制覇。2位にはシルク・ソニックの『An Evening With Silk Sonik』が初登場でチャートイン。韓国のガールズ・グループTWICEのサード・アルバム『Formula of Love: O+T=<3』も3位に初登場でチャートインしています。
TWICE "The Feels" M/V
そんなテイラー・スウィフトですが、UKシングルチャートではアデルとエド・シーランの牙城を崩せず。「All Too Well(Taylor's Version)」はアデルの「Easy On Me」、エド・シーランの「Shivers」に次いで3位となりました。
Sam Fender - Seventeen Going Under (Official Video)
サム・フェンダーの「Seventeen Going Under」が9位、アヴィーチーの「The Nights」をサンプリングしたSwitchOTRの「Coming for You」が10位にチャート・インしています。

SwitchOTR - Coming for You (Official Video) ft. A1 x J1
UKアルバムチャートはアメリカと同じくテイラー・スウィフトの『Red(Taylor's Version)』が首位を獲得。
Little Mix - No (Official Video)
リトル・ミックスが結成10周年を記念してリリースした初のベスト・アルバム『Between Us』が初登場で4位に。

Rod Stewart - One More Time (Official Music Video)
その他ロッド・スチュワートの新作『The Tears Of Hercules』が5位、イギリスのポスト・パンク・バンド、アイドルズの4枚目のスタジオ・アルバム『Crawler』が6位と続きます。
IDLES - CAR CRASH (Official Video)
さらにデーモン・アルバーンの2枚目のソロ・アルバム『The Nearer The Fountain, More Pure The Stream Flows』が7位、ザ・ウォンテッドのベスト盤『Most Wanted: The Greatest Hits』が8位、シルク・ソニックの『An Evening With』が9位とトップ10のうち7作品が初登場となっています。

Damon Albarn - Royal Morning Blue (Official Music Video)

11月26日(金)配信の『speakeasy podcast』(#150)では、今週の様々な音楽ニュースを取り上げていますので、お時間ある時に聴いてみてください。
文=竹内琢也

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