劇団東演、第160回公演 『マクベス』
あうるすぽっとにて12月に上演決定
2021年12月16日(水)~12月19日(日)あうるすぽっとにて、劇団東演第160回公演『マクベス』が上演される。
本作は、ここ10年『どん底』『ハムレット』『検察官』と精力的に演出してきたワレリー・ベリャコーヴィッチ最後の演出作品。
日本での上演のために、モスクワのユーゴザパト劇場で新しく創り直し幕を開けたが、その10日後、心筋梗塞のために急逝。演出家の熱い思いを受け、2019年にベリャコーヴィッチの弟子でもあるO.レウシン(現・ユーゴザパト劇場芸術監督)が陣頭指揮に当たり、劇団東演創立60周年記念公演として上演された。
最初から最後まで魔女たちにより、マクベスをはじめ登場人物はその運命を操られていく。人の力では抗することができない定めを見事に表現、今までに見たことのない『マクベス』となっている。上演時間は休憩を入れて2時間45分。
『マクベス』より
『マクベス』 より
『マクベス』 より
『マクベス』 より
【ストーリー】
反乱軍との戦いに勝利したマクベスは、ともに戦ったバンクォーと息高く国王・ダンカンのもとにはせ参じる途中、三人の魔女たちに出会う。魔女たちは、マクベスはコーダーの領主となり、やがて国王になる運命にあると予言する。そして「正義は悪、悪は正義!」と呪文を口にしながら消えていった。
思いもしない不気味な予言に動揺しながらもあり得ないことと一笑に付し、国王・ダンカンへの戦勝報告のために急ぐのだった。しかし事態は魔女たちの予言通りに推移していく。戦いの功により国王はコーダーの領主にマクベスを任じたのだ。
「魔女どもは真実を知っていたというのか!ということは・・・・」。驚くマクベスは夫人にことの成り行きを話す。「それは予言よ・・・・きっと運命がそう約束したの。だって運命は気まぐれにあなたの頭に王冠を載せたりしない筈。忘れないで、その王冠をご自分の頭に載せるのはあなた自身だってことを!」
・・・・運命の扉は果たして・・・・。
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