amazarashi

amazarashi

【amazarashi インタビュー】
自分以外のために頑張ることに
喜びを見出せるようになった

感謝の念や想いは、
年々増してるような気がする

完全生産限定盤に付属するBlu-rayに収録された10周年記念の限定配信ライヴ『amazarashi 10th anniversary live「APOLOGIES 雨天決行」』は、これまで観たどのライヴとも異なる特別な空気感がありました。当日に臨んで考えていたことを教えてください。

『令和二年、雨天決行』(2020年12月発表のアルバム)の楽曲で今現在の想いを吐露しつつ、10周年ということでリスナーへの感謝を伝えられたらと思いながらセットリストを考えました。オンラインライヴということもあったので、普段のライヴではできないこと、例えば四面の紗幕での映像表現とか紗幕内側の映像とか、そういうところを意識しましたね。

“自分が歌う理由”としての「14歳」や、“最悪な日常を抜け出すために武器が必要”からの「爆弾の作り方」など、かつての楽曲を振り返るMCも印象的です。当時の想いは今も生々しいですか? それとも、いい意味で過去になっていますか?

もうすでに過去のものです。“あぁ、こんなこともあったな”ってトラウマをほじくり返すような心境だし、昔の自分の歌詞にハッとさせられたりしながら歌っています。でも、それも含めて自分自身だし、amazarashiで過去の曲は大事な財産なので、今後も過去の曲は歌い続けていきたいと思っていますね。

“素晴らしい出会いから生まれた”という「命にふさわしい」「空に歌えば」や、“挫折や悔しさが曲になって、誰かの勇気になって、巡り巡って自分の勇気になる、そういう循環がいいのかな?”と語って「雨男」に行くシーンなど、“誰か”への想いや感謝が、このライヴの大事なポイントになっている気がします。そういう部分は以前よりも強くなってきていますか?

10周年記念ということもあって“感謝”は大きなテーマでしたが、確かに以前より感謝の念は強くなりました。デビュー前のライヴで数人しか集められなかったのがamazarashiふたりの本来の実力で、それを多くの人の助力の末に今現在の状況があるんだと思います。そういう想いは年々増しているような気がしますね。それと同時に誰かを救いたいとか、驕った気持ちにはならないように気をつけています。あくまで自分勝手な表現の場でありたいので。

この10年間で出会ったリスナーに向けて、改めてメッセージをいただければと思います。

昔から応援してくれている人、最近好きになった人、あの曲だけ好きだという人、昔好きだったけど聴かなくなった人、いろんなつき合い方があっていいと思います。僕はよく“音楽は一生続けたい”と言いますが、一生という時間の中では僕もリスナーも変わっていきます。なので、離れていった人も“まだamazarashiやってんのかよ”くらいの感じで再会できるように、ずっと続けていくのが目標です。これは10年以上続いたからこその心境の変化だと思います。

最後に2022年、今後について考えていることを教えてください。

この前リリースした『令和二年、雨天決行』はコロナ禍でもがきながら、そのもがいてるさまをそのまま閉じ込めたアルバムでした。僕としてはイレギュラーな音源だったので、次はamazarashiの今の想いを腰を据えて表現したものにしたいです。まさに今は楽曲制作中です。そして、大っぴらに、何の憂いもなくライヴをやれるようにしたいですね。

取材:宮本英夫

シングル「境界線」2021年11月17日発売 Sony Music Associated Records
    • 【期間生産限定盤(86盤)】(CD+DVD)
    • AICL-4138~9
    • ¥1,650(税込)

ライヴ情報

『amazarashi Live Tour 2020「ボイコット」』追加公演
11/16(火) 東京・LINE CUBE SHIBUYA
開場 18:00/ 開演 19:00
11 /17(水) 東京・LINE CUBE SHIBUYA
開場 18:00/ 開演 19:00

amazarashi プロフィール

アマザラシ: 青森県在住の秋田ひろむを中心としたバンド。2010年のデビュー以来、一切本人のメディア露出がないながらも、絶望の中から希望を見出すズバ抜けて強烈な詩世界が口コミで広まり、瞬く間にリリースされたアルバム全てがロングセールスを続けている。ライヴではステージの前にスクリーンが貼られタイポグラフィーなどを使用した映像が投影されて行なわれるスタイルで独自の世界観を演出し、3DCGアニメーションを使ったMVは文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞するなど国内外で高く評価されている。amazarashi オフィシャルHP

「境界線」MV

「境界線」
at LIVE TOUR「ボイコット」

10th anniversary live
『APOLOGIES 雨天決行』Trailer

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • みねこ美根 / 「映画の指輪のつくり方」
  • POP TUNE GirlS / 『佐々木小雪のイラスト花図鑑』
  • POP TUNE GirlS / 『涼水ノアの、ノアのはこぶ絵』

新着