L→R Kamikaze Boy(Ba&Cho)、Spear Rib(Dr)、Tokyo Tanaka(Vo)、Jean-Ken Johnny(Gu&Vo&Raps)、Dj Santa Monica(Djs&Sampling)

L→R Kamikaze Boy(Ba&Cho)、Spear Rib(Dr)、Tokyo Tanaka(Vo)、Jean-Ken Johnny(Gu&Vo&Raps)、Dj Santa Monica(Djs&Sampling)

【MAN WITH A MISSION
インタビュー】
ロックバンドに対する憧憬を
青臭いくらいに持っている

彼らが残したものは
自分の中で生きてますからね

「yoake」に続いてAC/DCのカバー「Thunderstruck」をぶち込む流れも攻めていますよね。

僕もアルバムの中で気に入っている曲順ですね。壮大な幕開けのあとにこの曲ですから。「Thunderstruck」は時代がどう変わろうとも力強いリフを持つロックチューンですし、それを自分たちなりにモダナイズしてカバーさせていただきました。原曲を近代的にしてしまうと曲が持つ力強さやバカっぽさが失われがちですけど、我々のサウンドによってそこは増長されているので、アレンジするのも楽しかったです。

ちなみに選曲は誰ですか?

Kamikaze Boyです。この曲は改めてすげぇな!と思いますね。“高速道路で女の子をひっかけて、めちゃくちゃ楽しかったぜ!”と歌っているだけですから(笑)。

それと「クラクション・マーク」は今作の中でもシンプルかつパンキッシュな曲調ですね。

14曲の中でひときわサウンドアプローチも変わっていて、バンドだけで構成した楽曲なんです。シーケンスも排除し、楽器だけで仕上げました。青々しさと同時にバンドが持つ初期衝動がダイレクトに表れていると思います。決意表明みたいな想いはあるかもしれないです。

原点に立ち返るというか、今作は昔の想いを改めて再確認するような歌詞も多いですね。「evergreen」の《青春を謳歌してはそれが永遠に在り続けると信じて疑わなかった》(和訳)という歌詞もそうですが。

この曲は僕自身の音楽に対する想いをスケッチしました。妄想していると言っても過言ではないくらい、自分が聴いてきた音楽を信じきっていますから。それを言葉として綴った感じです。

ラストの「Anonymous」の中に《幼い言の葉がいやに沁みる》という歌詞がありますが、この曲も他とはテイストが違いますね。

今までは抽象的だったり、他者に置き換えたものが多かったんですけど、この曲は自分自身にフォーカスを当てています。このバンドはいろんな意味でオオカミ像が見えづらいので、そこを赤裸々で痛いくらいに表現したらマンウィズというバンドの特性上、余計に響くのかなと。

《あなたが残したその光は/永遠の灯となるのさ》の歌詞は具体的に何を指しているんですか?

“Anonymous”は“匿名”や”無名”という意味ですけど、悲しいかな、脚光を浴びなかったバンドさんも見てきたし、そういう人たちが歩んできた道や残したものは万人が共感せずとも、自分の中で生きていますから。歌詞にはそういう想いを込めました。

Jean-Kenさんなりの感謝の気持ちも込めて?

それもありますし、反骨心もあります。その人たちが残してくれたものは世界を灯すだけの力にあふれていると、今でも信じていますからね。

そのように何かを信じきる気持ちを含めて、今作は作品全体から希望にあふれたメッセージを感じました。

メッセージは100パーセント陽の希望ではないかもしれない…というのも、希望を持つにもそれなりの痛みも伴いますから。でも、希望を求める姿勢というのは間違っていないと思うので、それはどの楽曲にも表れていると思います。

あと、目の前の出来事に意識を奪われず、少し離れて対象を見つける複合的な視点も大事だというメッセージも訴えたかったことのひとつなのかなと。

そう言ってもらえると嬉しいです。ニュートラルに見るべきだと思うんですよ。時代や世界のせいにしがちですけど…“今、世の中がこうなっているからこうなんだ”という部分からは離れて考えたほうがいいと思いますよ。ネット社会もそうですが、この世に生まれたからには一番大切にしなきゃいけないのは自分自身なのだから。

「Subliminal」はまさにネット社会に言及した歌詞ですね。

曲調はファニーですけど、攻撃的なメッセージもあり、説教臭くならないデジタルロックナンバーに仕上がったと思います。今を生きている人たちは大変だと思うんですよ。ネット社会に文句はないんですけど、リアルな生き方よりも、そこが中心になるのは本末転倒だなと。普段の生活がSNSで起こっていることで傷つけられるってどういうことなんだって…そっちがバーチャルですから。一番の問題はそこを重要視しすぎなんじゃないかなと。

ええ。今作は歌詞を読みながら、じっくり楽曲と向き合いたくなる作品ですね。では、気は早いかもしれませんが、次作はどんな作風になりそうですか?

1作目のように過去の曲も入ると思いますが、今も制作中なのでまだ全体像は見えていないんですよね。ただ、今作でものすごく手応えを感じているので、次作も自分たちが想像している以上にいい作品ができるんじゃないかな? 1作目でいろんなたがが外れたから、2作目はまだ決定していませんが、もっと攻めた作品になる可能性はあります。

取材:荒金良介

アルバム『Break and Cross the Walls I』2021年11月24日発売 Sony Records
    • 【初回生産限定盤】(CD+DVD)
    • SRCL-11975~6
    • ¥3,850(税込)
    • 【通常盤】(CD)
    • SRCL-11977
    • ¥3,080(税込)

ライヴ情報

『MAN WITH A MISSION Presents「Merry-Go-Round Tour 2021」』
Day1:Songs of Innocence
Day2:Songs of Experience

11/30(火) 神奈川・横浜アリーナ
OPEN 16:30/START 18:00
オープニングゲスト:FUNKIST
12/01(水) 神奈川・横浜アリーナ
OPEN 16:30/START 18:00
オープニングゲスト:Doul
12/07(火) 愛知・ポートメッセなごや 第3展示館
OPEN 16:30/START 18:00
オープニングゲスト:SPYAIR
12/08(水) 愛知・ポートメッセなごや 第3展示館
OPEN 16:30/START 18:00
オープニングゲスト:マカロニえんぴつ
12/14(火) 大阪・大阪城ホール
OPEN 16:30/START 18:00
オープニングゲスト:GOOD4NOTHING
12/15(水) 大阪・大阪城ホール
OPEN 16:30/START 18:00
オープニングゲスト:Suspended 4th

MAN WITH A MISSION プロフィール

マン ウィズ ア ミッション:頭はオオカミ、身体は人間という5人組のロックバンド。本人たち曰く“究極の生命体”とのこと。“マンウィズ”、“MWAM”の呼称で親しまれる。2010年より始動。11年6月に1stフルアルバム『MAN WITH A MISSION』でメジャーデビューを飾った。13年12月にアメリカのメジャーレーベル・Epic Recordsとの契約を発表し、全米、ヨーロッパツアーを開催するなど活動のフィールドを拡大させる。その後も映画、ドラマなど数多くのタイアップソングを担当。結成10周年を迎えた20年4月に『MAN WITH A "B-SIDES & COVERS" MISSION』、5月に『MAN WITH A "REMIX" MISSION』、7月に『MAN WITH A "BEST" MISSION』と、アルバム3作品をリリース。その後、同年に配信シングルを3カ月連続で発表した。21年6月に映画『ゴジラvsコング』日本版主題歌「INTO THE DEEP」を表題曲としたシングルを発売。9月にテレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』第5期第2クールのオープニングテーマ「Merry-Go-Round」をシングルリリースし、11月に二部構成のアルバムの一枚目『Break and Cross the Walls Ⅰ』を発表し、同月よりアリーナツアー『Merry-Go-Round Tour 2021』を開催する。MAN WITH A MISSION オフィシャルHP

「yoake」MV

「Telescope」MV

「evergreen」MV

「INTO THE DEEP」MV

「Merry-Go-Round」MV

『Break and Cross the Walls I』
TEASER

OKMusic編集部

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