omni sightが手がけるレーベル〈Fli
ght Works〉コンピ第2弾リリース 京
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京都で結成されたユニット、omni sightが手がけるレーベルとして始動した〈Flight Works〉が第2弾コンピ『FLIGHT WORKS selection 002』を10月20日(水)にリリースする。

今作はレーベル・ローンチを記念して地元京都のクラブ・カルチャーに根ざすアーティストのみで構成されたlabel selection e.p.の4ヶ月連続企画の第2弾。リード・トラックはsoftを始めとする京都アンダーグラウンドの重要プロジェクトに常に名を連ね、自身の作品もUKのレジェンドDJ、Jane Fitzによって『BOILER ROOM』でプレイされるなど、その評価は海外にまで及ぶ実力派・KNDによる「Chunta」。
そのほか、京都アンダーグラウンド最深部でのみ活動し、この度キャリア初リリースというその全容は謎に包まれた音響ミニマル・テクノ・ユニット、R3による空間造形的なサウンド・デザイン、世界観も既に貫禄漂う完成度だという「Acontium」。
Hiroyuki Arakawaが主宰するテクノ・レーベル〈SPECTRA〉のコンペティションで楽曲がグランプリを受賞、北欧シーンを牽引してきたレーベル〈Tronic〉からリリースしたトラックはBeatportで複数チャートインするなど、京都をベースにしながらも、ワールドワイドに高い評価を獲得しているDJ/プロデューサー・Hisashi Aochiによる「Stuck」。
シーンもジャンルも世代も異なる3組の楽曲が収録。先駆けて公開されたティーザーMVは同じく京都クラブ・シーンを支える映像作家、VJ CRACKWORKSによるもの。

なお、本作は〈HIP LAND MUSIC〉によるデジタル・ディストリビューション&プロモーション・サービス 〈FRIENDSHIP.〉(https://friendship.mu/) がデジタル・リリースをサポートしている。

【KND コメント】

「Chunta」

鳥が捉える感覚(飛行感/眼に映る景色、その躍動感/磁気等)のタイム感や情報的なイメージを、サウンドに置き換え、そのレイヤーをデザインしたもの。
KND

【R3 コメント】

「Acontium」

鳥のように自由に赴くままにアンビエンスとミニマルの淵を静かに深く滑空する。録りためた世界のフィールド音を織り込み、時空をも超えていくイメージ。我々、初の音源となります。よろしくお願いします。
R3

【Hisashi Aochi コメント】

「Stuck」

テクノでもハウスでもない、ミステリアスなムード」は淡い記憶の中で今も輝き続ける。
本作は自身が学生時代にレコードを収集したレーベル『Basic Channel』から着想を得たダブ。
ブルージーなシンセスタブに空間系のエフェクトを多用して構成された。また、『The BEST Blueberry Pie』という料理番組の解説からボイスサンプリングを行い、ユーモアを含ませたのもポイント。
繰り返される退廃的な切り取られたメッセージには、COVID-19の中で活動を続けるシーンの「葛藤」を投影した。
かつて、デトロイトとシカゴのサウンドを取り入れ、ベルリンで産声を上げた『Basic Channel』、そのルーツとなるブルース的なアプローチをこの『Flight Works VA』で試みた。
Hisashi Aochi


【リリース情報】

FLIGHT WORKS, KND, R3, Hisashi Aochi 『FLIGHT WORKS selection 002』

Release Date:2021.10.20 (Wed.)
Label:Flight Works
Tracklist:
1. KND / Chunta
2. R3 / Acontium
3. Hisashi Aochi / Stuck

■ Flight Works オフィシャル・サイト(https://flightworks.jp/)

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