香川照之、アドリブ演技のすごかった
俳優を語る

9月28日放送の『バナナサンド』(TBS系)に、俳優の香川照之がゲストで登場。ドラマなどでアドリブの演技が多いといわれる香川だが、そんな香川が驚いた俳優のアドリブについて語った。アドリブをやるべしという時代があった『バナナサンド』の人気コーナー「ごちそうババ抜き」にゲストで出演した俳優の香川照之。同コーナーは、メニューが書かれたカードでババ抜きをし、そろったらそのカードのごちそうを食べられるという絶品グルメを賭けた争奪戦ゲーム。香川は、MCのバナナマンとサンドイッチマンの4人とババ抜きをしながらおもしろトークを繰り広げた。バナナマン設楽に「香川さんは演技にアドリブがけっこう多いですよね」と言われた香川は、「求められているからやりますよ」と答えた。アドリブを入れることが芝居なんだ、と80年代や90年代の頃に教えられたのだという。印象に残ったアドリブで、俳優の緒形拳とのケンカのシーンを挙げた。二人は親子という役柄で、取っ組み合いのケンカをするシーンを撮影していた。緒形が監督に「(香川を)殴っていいか?」と確認しているのを聞いたという香川。監督は緒形に「(香川の)耳だけはたたかないであげてください」と言い、緒形は「わかった」と答えていた。しかし、いざ演技を始めるといきなり緒形の手が香川の耳に飛んできた。それで、「ああ(演技とは)こういうことなんだな」と香川は実感したという。アドリブをやりすぎたのはあの人気俳優「逆に(アドリブを)やりすぎたっていうのは?」と聞かれた香川は、映画『ゆれる』で共演した俳優・オダギリジョーとのシーンを挙げた。同映画で香川とオダギリは兄弟という役柄。刑務所に入った兄役の香川にオダギリが面会に来るシーン。面会部屋でアクリル板越しに会話するのだが、そのアクリル板が一枚しかない備品なので「壊さないでくださいね」とスタッフから言われていた。オダギリがパイプ椅子を蹴とばして怒って出ていくという演技のはずだったが、テスト撮影でいきなりオダギリが椅子をアクリル板に投げつけ、現場は静まり返ったという。香川は死を覚悟するほど怖かったと語った。アクリル板はその衝撃で傷がついてしまったが、スタッフがなんとか傷を補修してそのまま本番に挑んだ。椅子を投げて怒りを表現したオダギリに驚いた香川だったが、「最初のテスト撮影というみんなの気持ちが緩いときに、衝撃的なことをするのが芝居の醍醐味」なのだと勉強になったそう。一枚しかないアクリル板を気にせずに演技したオダギリのことを「ハートが強い」と香川は褒めた。※トップ画像は『バナナサンド』公式サイトのスクリーンショット

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