Ryu Matsuyama、3年ぶりワンマン公演
オフィシャル・レポ到着 塩塚モエカ
、Daichi Yamamotoゲスト出演

Ryu Matsuyamaが10月3日(日)に東京・渋谷WWW Xにて開催した3年ぶりのワンマン・ライブ『Roots, trunk, crown』東京公演のオフィシャル・レポートが到着した。

塩塚モエカ羊文学)、Daichi Yamamotoがスペシャル・ゲストとして参加した本公演は11月6日(土)より期間限定でアーカイブ配信も決定。また、Ryu Matsuyamaは10月6日(水)に新作EP『And look back』をリリースする。

【『Roots, trunk, crown』東京公演 オフィシャル・レポート】

Text by 荒金良介
Photo by 丸山剛由

イタリアで生まれ育ったRyu(Vo. / Pf.)擁するピアノ・スリーピース・バンド、Ryu Matsuyama。彼らのワンマン・ライブ『Roots, trunk, crown』が、10月3日渋谷WWW Xにて開催された。本公演は、4月25日に予定していた振替公演となる。

SEが流れると、Ryu、Tsuru(Ba. / Cho.)、Jackson(Dr. / Cho.)のメンバー3人がステージに登場。1曲目は、静謐な「This Winter」で幕を開け、続いて今回のイベント名にもなった「Roots, trunk, crown」をプレイ。この曲は西表島を舞台にしたドキュメンタリー映画『生生流転』主題歌に起用されたもの。ファルセットを活かしたRyuの伸びやかな歌声に、ベースとドラムのリズム隊が、新曲「Deep, blue」、そして「Boy」までをやり終えると、「お久しぶりです。(ワンマンは)3年ぶりらしいです。有観客は1年ぶり、皆さんとこうやって顔を合わせてライブできるのが幸せです」とRyuは親密に観客に語りかける。
そして、最新EP『And look back』から「Under the sea」を披露。オートチューンをかけた歌声が耳に飛び込み、序盤と比べて明るさを帯びたサウンドへシフト。その流れを受けて「Sane Pure Eyes」、「City」とテンポ・アップした楽曲を織り込んでいく。かと思えば、大人びたムード漂う「Blackout」を挟み、温かな鍵盤の音色にも慰撫された。
中盤に入ると、ゲスト陣がワンマンに華を添える。まずはDaichi Yamamotoを迎え、新曲「Snail」を披露。Ryuの高音ボイスとDaichiの低音ラップによる絡みは極上のケミストリーを生み出していた。さらに羊文学の塩塚モエカを招くと、「愛して、愛され」へ。塩塚はハンド・マイクで熱量高く歌い上げ、そこにRyuの歌声が重なるハーモニーも素晴らしかった。まさにここだけのスペシャル・コラボに会場の温度もグッと上がった。その熱気をキープしたまま、「Heartbeat」を皮切りにトランペット、トロンボーン、サックスのホーン隊を呼び込み、ゴージャスなアレンジで観客を魅了し続ける。「Friend」の後半にホーンを導入し、楽曲の情感をより高める演出も白眉の一言。
ここでRyu本人から4月の公演ではホーン隊は当初予定にはなく、この振替公演のために新たに準備したことが知らされる。そこには、今回のワンマンを特別なものにしたいという強い思いがあったに違いない。後半は「No. One」を経て、最新EPのリード曲「From the Ground」もプレイ。美しいコーラスを含めて、祝祭感に溢れた曲調に多く人が感動している様子だった。本編を「Landscapes」で締め括った後、アンコールで披露したのは「Go Through, Grow Through」。同曲は、昨年4月にMV制作を予定していたもののコロナ禍により撮影中止、急遽リリック・ビデオとしてアップされた。楽曲自体は哀切なホーンの音色に祈りに似たRyuの力強い歌声が乗り、聴く者にポジティヴなパワーを注入する楽曲である。ライブで再会できる日を信じ続けたからこそ、この曲をラストに持って来たかったのだろう。Ryu Matsuyamaの音楽は、陰に陽にあなたに寄り添い続ける。それをひしひしと感じられた至福のワンマン・ライブであった。
なお、10月6日21時より3部作のラスト・リリック・ビデオ「From the Ground」がYouTubeプレミア公開される。プレミア公開後、藤田たくみをインタビュアーに迎えて、Ryu Matsuyama3人でEP全貌に迫るトーク配信も実施。さらに、翌日10月7日21時より、最新作『And look back』のイラストを担当したKanako SasakiとRyuのインスタ・ライブも予定。どちらも楽しみに待ちたいと思う。
【配信情報】

『Roots, trunk, crown』東京公演 アーカイブ配信

日時:2021年11月6日(土) 18:00〜
配信:Streaming+
料金:¥2,500

チケット(e+)(https://eplus.jp/rm-s/) :10月6日(火)正午〜

※配信editionになりますので、公演内容が若干異なります。
※最新EPでリリック・ビデオを担当した映像作家・Ray.WがCG制作に参加
※視聴期間:〜11月12日(金)23:30


【イベント情報】

『”Roots, trunk, crown” Tour』

日時:2021年10月3日(日) OPEN 17:30 / START 18:00
会場:東京・渋谷WWWX
料金:¥4,000 (1D代別途)
出演:
Ryu Matsuyama

[Guest]
塩塚モエカ(羊文学)
Daichi Yamamoto

*新作EP『And look back』先行販売
*会場限定EP購入者特典:And look back A2ポスター(Ryu Matsuyamaメンバー直筆サイン入)

==

日時:2021年11月4日(木) OPEN 17:30 / START 18:00
会場:大阪・心斎橋 Music Club JANUS
料金:¥4,000 (1D代別途)
出演:
Ryu Matsuyama

==

『GROW TILL TALL』

日程:2021年11月5日(金)
会場:愛知・名古屋 JAMMIN’
料金:ADV. ¥3,000 / DOOR ¥3,500 (各1D代別途)
出演:
Ryu Matsuyama
K:ream

*高校生以下 ¥1,000 OFF
*チケット(e+)9月26日(日)より販売開始

各公演チケット: チケットぴあ(http://w.pia.jp/t/ryumatsuyama-w/) / e+(https://eplus.jp/rtc/) / ローチケ(https://l-tike.com/ryumatsuyama/)


【リリース情報】

Ryu Matsuyama 『And look back』

Release Date:2021.10.06 (Wed.)
Label:VAP INC.
Cat.No.:VPCP-86385
Price:¥1,900 (Tax Included)
Tracklist:
1. Debris
2. From the Ground
3. Snail feat. Daichi Yamamoto
4. Roots, trunk, crown
5. Under the Sea feat. Max Jenmana
6. Deep, blue
7. Fragments(CD only)

・タワーレコード限定 CD購入者特典
タワーレコード・オリジナル特典:アナザー・スリーブ・ケース(Ryu Matsuyamaメンバー直筆サイン入)
タワーレコード特典

・HMV限定 CD購入者特典
缶バッジ
HMV特典

※特典の有無につきましては、各CDショップまでお問い合わせください。

■ Ryu Matsuyama オフィシャル・サイト(http://ryumatsuyama.com/)

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