9・26 ムエタイ『BOM OUROBOROS』 名
高、梅野ら日本ムエタイオールスター
が揃うビッグイベント

9月26日(日)、東京・大田区総合体育館にてムエタイ興行『BOM-ouroboros 2021-』が開催される。
大会サブタイトルの「OUROBOROS」(ウロボロス)とは古代ギリシャ語で、己の尾を噛み輪となったヘビのことを表す。そこから転じて永遠・永続性という意味を持ち、タイの国技ムエタイは永遠に続いていく、また日本人ムエタイ選手も永遠にタイの歴史に名を刻んでほしいとの願いを込め、大会にこの名前が付けられた。
ウロボロス名義で行われる大会は今回が初だが、今後はBOMの特別大会にこの名称を用い開催を予定しているという。今回はその記念すべき第1回であり、13時スタートの前半と16時半スタートの2部構成、タイトルマッチ8試合にONE Championship提供のONEムエタイルールが3試合と、前半11試合、後半13試合の計24試合、1興行に収めるにはあまりにも贅沢なマッチメイクが並んでいる。
“ミラクルボーイ”名高登場
▼BOMスーパーフライ級(52.16kg) 3分3R(延長なし)(肘あり)
名高・エイワスポーツ(エイワスポーツジム/BOMフライ級王者/タイ国スポーツ協会ナーイ・カノム・トムライトフライ級王者/ルンピニースタジアムミニフライ級王者/ラジャダムナン認定ミニフライ級王者/IBFムエタイ世界ミニフライ級王者/WBCムエタイ世界ミニフライ級王者)
vs
佐藤仁志(新宿スポーツジム)
そんな今大会に出場しBOMスーパーフライ級(52.16kg)で佐藤仁志(新宿スポーツジム)と対戦するのが名高・エイワスポーツ(=吉成名高/エイワスポーツジム)。
名高は「ラジャダムナンスタジアム」と「ルンピニースタジアム」というムエタイ二大殿堂で王座を獲得、タイトル統一を成し遂げた。これは日本初、外国人でも2人目となる快挙であり、強豪タイ人がひしめき“神の階級”とも言われるミニフライ級での達成であったことから、名高は「ミラクルボーイ」と呼ばれるようになる。
その活躍はムエタイ界に留まらず、昨年8月にはRIZINに進出。ヒジありルールで試合に臨み、首相撲の圧倒的強さと怖いまでに鋭いヒジを見せ、2R TKOで勝利した。RIZINには昨年大晦日、今年の6月にも続けて出場。昨年末はムエタイ強豪を寄せつけず1Rにパンチとヒジで3度のダウンを奪ってノックアウト、6月もヒジで1R終了TKOと、その切れ味と当て勘はますます鋭さを増している。
コロナ禍で外国人強豪が来日できないこともありマッチメイクが難航する名高だが、そんな中で名乗りを上げたのが佐藤。試合消滅の危機にもあった名高だが、発表されたコメントでは佐藤に対し感謝し「美しいムエタイを魅せられるよう、しっかりと仕上げます」と意気込みを語った。
佐藤は『KNOCK OUT』や『REBELS』に参戦し、17年にはREBELS王者・松崎公則をTKOで降し王者狩りの経験を持つ選手。名高に対し意地を見せるか、あるいは名高がコメント通りに“美しいムエタイ”でホームのBOMでも佐藤を翻弄するのか。
“至宝”梅野、復活の時来たる
▼BOM ライト級(61.23kg) 3分5R(延長なし)(肘あり)
梅野源治(PHOENIX/BOMライト級王者/元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者/元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者/元WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーフェザー級王者/元WPMF世界スーパーフェザー級王者)
vs
ロンペット・Y'ZD(Y'ZD)
また、今大会には“日本ムエタイ界の至宝”梅野源治(PHOENIX)が出場する。ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王座をはじめ国内外の王座を総なめにしてきた梅野は、6月にRIZIN初参戦。「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」に出場したが、一回戦で皇治のバッティングを受け続行不可能となるアクシデントが発生、ノーコンテストとなってしまった。
眼窩底と鼻骨に骨折を疑われるダメージを負った梅野だが、負傷は鼻骨骨折にとどまり7月には練習に復帰。今回の試合が復帰戦となる。
そんな梅野の相手がロンペット・Y'ZD(Y'ZD)。Y'ZD ジムでトレーナー業に就きながら選手としてリングに立つロンペットは、19年にWMC日本王者・伊東伴恭を2R KO、20年2月にはWKBAスーパーライト級王者・勝次を強烈な蹴りで手玉に取った末にパンチでダウンを奪って判定勝ち。今回も日本が誇るムエタイ王者・梅野に挑む形となるが、梅野としては一味違う王者ぶりを示したいところだ。国内2王者を寄せつけなかったロンペットだが、梅野であればその技量に後れを取ることはないはず。怖さと強さを兼ね備えた“キラー”梅野の復活はなるか。
北野“竜巻旋風脚”が火を噴くか、ベルトコレクター小川が阻むか
▼WPMFインタコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦(63.50kg) 3分3R(延長あり)(肘あり)
北野克樹(誠至会/IOCインターコンチネンタルスーパーライト級王者/WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者/元NJKFスーパーライト級王者)
vs
小川翔(大石ジム/WBCムエタイ日本ライト級王者/ホーストカップスーパーライト級王者/蹴拳ムエタイスーパーライト級王者/第2代REBELS- MUAYTHAIライト級王者)
注目の実力者対決が北野克樹(誠至会)と小川翔(大石ジム)によるWPMFインタコンチネンタルスーパーライト級(63.50kg)王座決定戦。
北野は空手出身でこれまで3本のベルトを獲得、後ろ回し蹴りなど大技でのKOを多く見せており“竜巻旋風脚”の異名を取る。昨年11月にはノンタイトル戦でRISEスーパーライト級王者の山田洸誓を降しており、ルールを問わない強さを見せたが、ヒジ・ヒザを制限されないムエタイルールはやはり得意とするところだ。
そんな北野と王座を争う小川は、これまで北野を上回る4本のベルトを奪取。幼少から空手の稽古を積み鍛えた体の強さと頑丈さ、そして気持ちを活かした重厚な攻めで対戦相手を攻略する。
ともに空手出身、北野の予測困難な蹴りにも免疫のありそうな小川が持ち味の圧力を掛け蹴りの間合いを潰して削り勝つか、あるいは北野が難敵をも蹴りで切り崩すのか。実力伯仲、熱闘が予感される。
<前半メインイベント>
BOM フェザー級(57.15kg)王座決定トーナメント決勝戦 3分3R(延長あり)(肘あり)
佐野貴信(創心會/第4代WMC日本フェザー級王者)
竹内将生(エイワスポーツジム/Bigbangフェザー級王者/第4代 MA日本スーパーバンタム級王者/J-NETWORK バンタム級王者/WPMFバンタム級王者)
<前半セミファイナル>
WPMFインターナショナルスーパーライト級王座決定戦(63.50kg) 3分3R(延長あり)(肘あり)
北野克樹(誠至会/IOCインターコンチネンタルスーパーライト級王者/WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者/元NJKFスーパーライト級王者)
小川翔(大石ジム/WBCムエタイ日本ライト級王者/ホーストカップスーパーライト級王者/蹴拳ムエタイスーパーライト級王者/第2代REBELS- MUAYTHAIライト級王者)
<エキシビジョンマッチ WMO日本 Jr. 40kg契約 1分30秒3R>
ヨウヘイショウブカイ(尚武会)
菊間 瑛太(Bayside)
<前半第8試合>
WMC フライ級(50.80kg)契約 3分3R(延長なし)(肘あり)
竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム/WPMFムエタイ世界ミニフライ級王座/ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者/IBFムエタイ世界105ポンド(47.6kg)級王者/WMC 世界ピン級王者/ムエサイアムイサーンミニフライ級王者/WMO 47kg 王者)
TOMO(K CRONY)
<前半第7試合>
WMC インターコンチネンタルライト級王座決定戦(61.23kg) 3分3R(延長あり)(肘あり)
晃希(Team SRK/WMC日本スーパーライト級王者/大和ムエタイスーパーライト級王者/DBS スーパーライト級王者/RKA ライト級王者/UKFインターナショナルライト級王者/DBSライト級王者/UKFキックボクシングイーストアジアスーパーフェザー級王者/TRIBELATE スーパーフェザー級王者)
レンタ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)
<前半第6試合>
WMC 日本スーパーフライ級タイトルマッチ(52.16kg)3分3R(延長あり)(肘あり)
佐藤九里虎(FAITH/WMC日本スーパーフライ級王者)
日畑達也(FKD/初代WKBA日本スーパーフライ級王者/第4代KOSスーパーフライ級王者/元初代GLADIATOR武士道キックフライ級チャンピオン)
<前半第5試合>
WMC 日本ライト級タイトルマッチ(61.23kg)3分3R(延長あり)(肘あり)
川原龍弥(北流会君津ジム/WMC日本ライト級王者)
羅向(ZERO)
<前半第4試合>
WMC インターコンチネンタルスーパーフライ級(52.16kg)王者決定トーナメント決勝 3分3R(延長あり)(肘あり)
誓(ZERO/NJKFフライ級王者)
ダイヤ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)
<前半第3試合>
WMC 日本バンタム級(53.52kg) 3分3R(延長なし)(肘あり)
士門・PKセンチャイムエタイジム(P.K.SaenchaiMuayThaiGym/WMC日本フライ級王者)
宮坂桂介(ノーナクシンムエタイジム/TENKAICHIバンタム級王者)
<前半第2試合>
WMC 日本ライト級(61.23kg)3分3R(延長なし)(肘あり)
貴雅(治政館)
マサ佐藤(WSR三ノ輪/英雄伝説64kg級アジア王者/西日本統一ライト級王者/蹴拳ムエタイライト級王者/DBSライト級王者/元RKAライト級王者)
<前半第1試合>
WMC 日本 67.00kg 3分3R(延長なし)(肘あり)
峯山竜哉(WSR 西川口/第9代J-NETWORKウェルター級王者)
倫太朗(proud top team)
<前半オープニングファイト(12:45~)>
WMC日本フェザー級(57.15kg) 3分3R(延長なし)(肘あり)
聡之晟(TSK japan)
山元剣心(FAITH/2018年KAMINARIMON全日本大会?60㎏級優勝・大会特別賞)
<後半メインイベント>
BOM ライト級(61.23kg) 3分5R(延長なし)(肘あり)
梅野源治(PHOENIX/BOMライト級王者/元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者/元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者/元WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーフェザー級王者/元WPMF世界スーパーフェザー級王者)
Lompet Y’ ZD(Y’ ZD)
<後半セミファイナル>
BOMスーパーフライ級(52.16kg) 3分3R(延長なし)(肘あり)
名高・エイワスポーツ(エイワスポーツジム/BOMフライ級王者/タイ国スポーツ協会ナーイ・カノム・トムライトフライ級王者/ルンピニースタジアムミニフライ級王者/ラジャダムナン認定ミニフライ級王者/IBFムエタイ世界ミニフライ級王者/WBCムエタイ世界ミニフライ級王者
佐藤仁志(新宿スポーツジム)
<後半第9試合>
BOM 71.00kg契約 3分3R(延長あり)(肘あり)
柿沼慶(ポゴナクラブ/BOMスーパーウェルター級王者/WMCインターコンチネンタルスーパーウェルター級王者/第2代WMC日本スーパーウェルター級王者)
緑川創(RIKIX/元第8代新日本キックウェルター級王者/元WKBA世界スーパーウェルター級王者)
<後半第8試合>
ONE ムエタイ ストロー級 3分3R(延長なし)(肘あり)
KOUMA(WSR荒川/元REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者/第6代WPMF日本スーパーバンタム級王者/第9代WPMF日本スーパーバンタム級王者)
鳩(TSK japan/WMCインターコンチネンタルバンタム級王者/MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者/第3代WMC日本バンタム級王者/Bigbangバンタム級王者/蹴拳ムエタイスーパーフライ級王者)
<後半第7試合>
BOM ミドル級(72.50kg)3分3R (延長あり)(肘あり)
MIKE JOE(BATTLE FIELD・TEAM J.S.A/第4代Bigbangスーパー・ウェルター級王者)
松島勲也(MSJキックボクシングジム/J-NETWORKミドル級王者/KOSスーパーウェルター級王者)
<後半第6試合>
ONE ムエタイフライ級 3分3R (延長なし)(肘あり)
優吾・FLYSKYGYM(FLYSKYGYM)
河野直次郎(CLIMB GYM/大和57.5kg級王者)
<後半第5試合>
BOM 54.00kg契約 3分3R (延長なし)(肘あり)
HIROYUKI(RIKIX/新日本キックボクシング協会第6代フライ級王者/新日本キックボクシング協会第12代バンタム級王者)
稔之晟(TSK japan/第5代WMC日本バンタム級王者/MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者)
<後半第4試合>
ONE ムエタイ フライ級 3分3R (延長なし)(肘あり)
真吾(レンジャージム)
ライヤマン(ナックルズジム/KOSスーパーフェザー級王者/DREAMGATEスーパーフェザー級王者/DREAMGATEライト級王者)
<後半第3試合>
BOM ミドル級(72.50kg)3分3R (延長あり)(肘あり)
J(TSK japan/WMCインターコンチネンタルミドル級王者/第3代WMC日本ミドル級王者/ムエタイオープンスーパーウェルター級王者/初代WMC日本スーパーウェルター級王者)
大輝・FLYSKYGYM(FLYSKYGYM)
<後半第2試合>
WMC 日本スーパーライト級王座決定戦(63.50kg) 3分3R(延長あり)(肘あり)
高橋幸光(TSK japan/第18代元MA日本ライト級王者/元J-NETWORKライト級王者)
KJヒロシ(Y’ ZD GYM沖縄/RKAライト級チャンピオン/西日本統一ライト級チャンピオン)
<後半第1試合>
WMC 日本スーパーバンタム級(55.34kg)3分3R(延長なし)(肘あり)
加藤有吾(RIKIX/WMC日本スーパーバンタム級王者/岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント2021優勝)
ダイナマイト柿崎(DRAGON湯沢/DBSスーパーバンタム級王者/RKAスーパーバンタム級王者)
<後半オープニングファイト>
WMC 日本女子 バンタム級(53.50kg)2分3R(延長なし)(肘あり)
ルイ(クラミツムエタイジム)
JASMIN(ポゴナクラブ)

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