『THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL
2021』開催中止を発表

2021年10月の開催を予定していた音楽フェス『THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL 2021』が中止されることがわかった。

『THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL』は、鹿児島県鹿児島市の南栄リース桜島広場＆グラウンドにて2018年から行われているフェス。昨年2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け中止となっていた。

同フェスは、これまで様々な検討や調整を行い、2021年10月9日・10日の開催を発表していた。しかしながら、昨今の新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、中止を決断した。オフィシャルサイトでは、同フェス実行委員会のミュージシャン・タブゾンビ（SOIL&"PIMP"SESSIONS）からのコメントが掲載されている。

チケットの払い戻しなど、詳細は同フェスオフィシャルサイトを確認しよう。

タブゾンビ（SOIL&"PIMP"SESSIONS）のコメントは以下のとおり。

タブゾンビ（SOIL&"PIMP"SESSIONS／GSH実行委員会ミュージシャン有志）

本来ならば本日、開催の発表、出演してくださるアーティスト、並びにタイムテーブルを発表している日でした。私は今そのタイムテーブルを眺めながらパソコンに向かっております。桜島の麓で皆で笑顔で乾杯、そんなヘスになるはずでした。10/9（土）、10（日）の2日間の開催と、さらに昨年の思いも込めて10/8（金）にはとてもスペシャルな前夜祭も予定していました。

状況を見つつギリギリの判断となってしまいましたが、タイムリミットとなり、THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL 2021の開催の中止を決断いたしました。

今年の初めから全国のフェス開催があちこちで再開して、私自身も出演したりしましたが、どこの会場も万全の、国が定める以上の感染対策を徹底して、2週間経ってもどのフェスも感染者を出していませんでした。そんな事もありこの秋に向けて高なる期待と希望を持って過ごしておりました。

何よりも嬉しかったのはこの1年、鹿児島からそして全国各地から応援の気持ちのメッセージを沢山いただきまして、沢山の方々に今年開催を信じてクラウドファンディングに参加していただいたりもしました。本当にありがとう。

スタッフ・関係者の皆さん、本当にギリギリまで鹿児島に足を運び開催に向けて駆けずり回ってくれました。様々な可能性と過剰なまでの感染対策、皆が安全に愉しめるように、知恵やアイデアを振り絞って、ひねり出して開催に向けてギリギリまで行動していました。しかし、ここに来て全国的な爆発的なパンデミックとなり、皆様の不安を払拭できなくなってしまいました。ヘスは全国のフェスの中では新参者です。事実まだ2回しか開催しておりません。これから先、長く愛されるヘスを継続するには、今回の判断は致し方ないと思っております。

悔しい！

しかしポジティブに進んでいくための判断。今年仮に開催したとしても、万全の体制でのマスク着用、ソーシャルディスタンス、大声禁止、出演者・スタッフ・関係者全員PCR検査 etc...。

ここまでしても開催したかったのですが…。逆に言えば来年はこういった制約の無いヘス、本来の全開のヘスで愉しめるのではないでしょうか!!

地元で長く根づく為に選んだ決断です。100年続けば伝統行事！長く鹿児島を愉しませる、愛されるヘスでありたいと思っております。

ヘスの出演を快諾してくれた40組近い素晴らしいアーティストの皆さん、そして何よりもヘス開催を楽しみにしてくれた皆さん、本当に申し訳ございません！心よりお詫び申し上げます。そしていつも応援ありがとう。

決断ギリギリまで完璧な準備をしてくれたスタッフ・関係者の方々、本当にいつもありがとうございます。

我々はもう来年に向けて既に動いております。

2022年の10月こそは、桜島の麓で皆で笑顔で乾杯できることを信じて、鹿児島中が笑顔に！

きっと今後語り継がれるヘスになることでしょう！

ご期待ください！

チェストー！チェストー！チェストー！いけぇー鹿児島！なこかいとぼかい なこよか ひっとべ！

GSH実行委員会ミュージシャン有志 タブゾンビ（SOIL&"PIMP"SESSIONS）