【ハコニワリリィ インタビュー】
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“ハコニワ”を作りたい
妹の痛がる顔が見たいんですよ、
このお姉ちゃんは(笑)
カップリング曲「きっと仲直り」はカップルの可愛らしいすれ違いが描かれていて、Hanonさんが彼氏、Kotohaさんが彼女役を担当していますが、この楽曲は演じ分けのアイディア先行で生まれたのでしょうか?
Hanon
いえ、その逆で楽曲先行ですね。お互いの歌声の強みを活かそうとした際、この演じ分けが自然と決まりました。
モータウンビートのトラックで、すごくポップな楽曲ですよね。主人公たちの人物像はどのようなイメージですか?
Hanon
大学生くらいかな?
Kotoha
高校は一緒で、大学入学と同時に遠距離恋愛になったのかもね。
Hanon
でも、ちょっとコミカルだよね。歌詞を見ると分かるけど、早とちりなふたりで、お互いに抜けた性格というか。
このまま幸せな関係性が続くと思いますか?
Kotoha
ずっと一緒にいるのかなと。きっとこれからもこうして何十回、何百回とすれ違いと仲直りを繰り返すんだと思います。
すごく心温まりますね。その他、今作にはソロ楽曲として、Hanonさんが歌う「お注射しちゃいます」と、Kotohaさんの「マジェスティックラブ」も用意されています。どちらにも《お注射》や《ゾクっ》などのフレーズが共通して登場しますが、楽曲同士のつながりは意識していいのですよね。
Kotoha
そうですね。実はHanonちゃんが姉で、Kotohaが妹という設定なんです。しかも、姉妹ながらもお互いを好きという。
Hanon
ちゃんと恋愛的な意味での“LOVE”ですよ。もっと深くまで明かすと、姉妹揃って好意を寄せているのに、本人たちはお互いの想いに気づいていないんです。
Kotoha
結果的に気持ちがすれ違ったところで、妹は姉を脈なしだと勘違いして、普通に彼氏を作るという(笑)。今度は姉がそれを気に入らず、すごく嫉妬をするとか。
Hanon
「お注射しちゃいます」では姉のほうがどんどん闇堕ちをしていくんです。だから、楽曲タイトルも妹へのお仕置きのような意味を込めていて。ちょっとサイコパスですよね。
Kotoha
妹の痛がる顔が見たいんですよ、このお姉ちゃんは(笑)。でも、妹自身も“お姉ちゃんはこういう顔をしてほしいんだ”と分かってやっているので、この子はすごく悪い子です(笑)。
ものすごく濃いストーリーですね。お互いの楽曲を100点満点で採点してみてください。
Hanon
もう120点満点!
Kotoha
いや〜、私が120点ならHanonちゃんは200点だよ(笑)。
(笑)。少し話は戻りますが、『SDガンダム』では第1クールにて、TrySailがオープニングテーマ「誰が為に愛は鳴る」を歌唱していました。何か思うところはありますか?
Hanon
私自身、アニメや声優さんが昔から本当に大好きで。それこそ、もともとは声優志望だったので、TrySailさんがグランプリになられた『ミュージックレインスーパー声優オーディション』にもエントリーしていたんです。
そうだったんですね!?
Hanon
今回は同じ『SDガンダム』の主題歌を引き継ぐということで、すごく感慨深いなと。自分たちのメジャーデビューを通して、少しでも近い存在になれたらいいな。それこそ、今回のタイアップそのものにプレッシャーも感じてはいましたが、それ以上にもっと頑張りたいし、何よりも喜びが大きかったです。
すごく素敵なお話ですね。では、最後にHoneyWorksさんとやりたいことなど、今後の目標を聞かせてください。
Hanon
HoneyWorksさんとのお仕事で言えば、『告白実行委員会』にちょっとだけ関わらせていただきたいなーなんて思ってます(笑)。私たちにもオリジナルのイラストキャラクターがいるので、2次元の世界に入れるわけじゃないですか!
Kotoha
もうモブキャラクターで大丈夫なので! こう、シュッ!と入れてもらえないかな?(笑) あとは、何よりもワンマンライヴツアーの開催ですね。アニソンフェス出演も大切な目標です。たくさんライヴをして、ハコニワリリィとしてもっと大きな存在になりたいので。
Hanon
今まではアニメ関連のアーティストさんとコラボする機会もそこまで多くはなかったので、今後はいろいろな方々と一緒にパフォーマンスをできたらと願っています。
具体的にコラボしたいアーティストは決まっているんですか?
Hanon
恐れ多いのですが、大好きなスフィアさんです。私たちも同じミュージックレイン所属なので、お近づきになれる可能性はありつつも、やっぱりずっと憧れなので。もしいつか同じステージに立てたとしたら、もう感激しかないですね。
取材:一条皓太