前田令子が台本担当 期生ごとの白熱
バトル「NMB48 次世代コンサート ~
戦わな次世代ちゃうやろっ!~」

5期生「五摩弾護(ごまだんご)女学園
」ドラ3「銅鑼弥騎(どらやき)第三高
校」6期生「六琉慶斬(ろーるけーき)
工業高校」7期生「七魔超弧(なまちょ
こ)総合高校」

8月14日、NMB48が大阪城ホールで「次世代コンサート~戦わな次世代ちゃうやろっ!~」を開催。昨年、10周年記念コンサートのひとつとして、5期生以降の若手メンバーだけで行った「次世代コンサート」。果敢にチャレンジしたものの、「もっとできたんじゃないか」と感じた出演メンバーが、その日にリベンジコンサートを宣言。

「NAMBATTLE」などを経て、成長・進化した次世代メンバーたちが再び大阪城ホールのステージに上がった。本イベントは、音楽コンサートにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを遵守し、開催した。

サブタイトルにもあるように本公演は“次世代”メンバーによる新たなバトル。前半は、5期生の梅山恋和、小嶋花梨、上西怜、中川美音、水田詩織は「五摩弾護(ごまだんご)女学園」、ドラフト3期生の安部若菜、泉綾乃、河野奈々帆、塩月希依音、杉浦琴音、中野美来、前田令子、山崎亜美瑠、山本望叶は「銅鑼弥騎(どらやき)第三高校」、6期生の岡本怜奈、貞野遥香、菖蒲まりん、新澤菜央、出口結菜、原かれんは「六琉慶斬(ろーるけーき)工業高校」、7期生の浅尾桃香、折坂心春、瓶野神音、黒田楓和、佐月愛果、隅野和奏、早川夢菜、平山真衣、眞鍋杏樹、芳野心咲、和田海佑は「七魔超弧(なまちょこ)総合高校」と、期生ごとに違う学校の生徒として“難波統一”を目指して激突する物語が展開。それぞれが“自分たちが一番”と主張し、力強さを感じさせる「パンキッシュ」「てっぺんとったんで!」「マジすかロックンロール」で、序盤から会場を熱く盛り上げた。

物語の第1幕で5期生と7期生が対決。7期が「オーマイガー!」でフレッシュさを見せつけるが、5期は「モニカ、夜明けだ」で先輩の貫禄を見せつけ、実力に勝る5期が圧勝。7期が5期の仲間入りすることに。第2幕ではドラ3と6期生が対決。「場当たりGO!」「理不尽ボール」などで対決するが、勝負はドロー。山本が「うちらってかなり相性いいと思わん?」というと、菖蒲が「3年ぐらい一緒にいる感じがする」と答え、一緒にてっぺんを目指すことを決意。2校は手を組み、「みなさんもご一緒に」で仲間になった。

第3幕は頂上決戦。硬派な楽曲「拳の正義」「欲望者」でバトルを繰り広げるがなかなか決着がつけられない。そんな時、折坂が「はにゃ?なんでみんなケンカしてるの? ねぇ、パパ!」と、かつて難波のヤンキーたちを震え上がらせた伝説の人物(という設定の)、金子剛NMB48劇場支配人が、「みんな、良いところがあるんだから仲良くしなさい。明日から4つの学校は合併します!」と説き伏せて、円満に解決。実は、この物語の台本を描いたのは前田令子で、高校名も考えたことや、「普段本人が言ってるような言葉を入れました」など、台本でのこだわりなどを明かした。

見ごたえのある物語の後は、小嶋が「ここからはパフォーマンスで私たちの気持ちをお見せしたいと思います!」と呼びかけ、「僕以外の誰か」「がっつきガールズ」など、息の合ったステージパフォーマンスで披露し、パワフルな「我が友よ 全力で走っているか?」で本編が終了。

ドラ3安部「ドラ3はどこよりもオタク
な期生。これからも自分の“好き”とい
う気持ちを全面に押し出したい」

アンコール、先月行われた「NMB48難波新鮮組公演」での勝者、難波一番隊(安部、泉、貞野、新澤、瓶野、早川、杉浦、和田、菖蒲、折坂、隅野、前田、眞鍋)が「フライングゲット」を披露。期生別で対決を行ってきたが、熱い思いを持っているのはどの期生も同じ。7期生の平山が「もうすぐ加入して1年。新人という言い訳は効かなくなってくる頃で、実際に7.5期生としてイ・シヨンちゃんが加入してきてくれたり、8期生オーディションも開催されるということで、自分たちが先輩になる日がついに来たっていう実感が湧きました。後輩に『負けへんぞ』って胸を張って言えるぐらい堂々とできるように自分たちの行動に責任を持って活動していきたいと思いました」と語ると、6期生の貞野も「個性が詰まった私たち。4年目を迎えた今、頑張る時だと思います。NMB48の新しい時代を私たち6期生が先頭に立って引っ張っていけるくらい大きな存在になっていきたいと思っています」と決意を新たにした。

ドラ3の安部は「ドラ3はどこよりもオタクな期生。これからも自分の“好き”という気持ちを全面に押し出してやっていきたいです。オタクは地球上で一番強い生き物なので、NMB48への愛を胸に、“LOVE POWER”で頑張っていきます」と自分たちの強みをアピール。

5期生の上西は「私たちはもう次世代じゃないです!」と言い切り、「5期生はいつでもNMB48の先頭に立って、中心的な存在になって引っ張っていく覚悟も準備もみんな出来てます。白間美瑠さんが卒業されると、先頭もセンターも空きます。私もそこに立ちたいです。私だってNMB48のセンターに立ちたいです! ここにいるみんなもセンターに立ちたいと思ってます。センターを目指しちゃいけない人なんていないし、向いてない人なんていないです。みんなでNMB48を引っ張っていくので、これからもNMB48の応援よろしくお願いします!」と涙をこらえながらファンに想いを伝えた。

最後はキャプテン・小嶋が「今日、私たちができる全ては出し切ったつもりです。でも、まだまだ満足しない私たちなので、先輩メンバーが今まで繋ぎ続けてくれたNMB48のバトンをしっかりと私たちが強い思いで引き継いでいきます。これからも大好きなNMB48を守り続けていくことを約束します」と誓い、「約束よ」「サササ サイコー!」を歌唱。ダブルアンコールでは「てっぺんとったんで!」「らしくない」も披露した。

【セットスリト】

M00:overture
M01:パンキッシュ
M02:てっぺんとったんで!
M03:マジすかロックンロール
M04:オーマイガー!
M05:モニカ、夜明けだ
M06:どしゃぶりの青春の中で
M07:しがみついた青春
M08:場当たりGO!
M09:理不尽ボール
M10:四字熟語ガールズ
M11:みなさんもご一緒に
M12:拳の正義
M13:欲望者
M14:らしくない
M15:イビサガール
M16:僕以外の誰か
M17:汚れている真実
M18:アップデート
M19:がっつきガールズ
M20:我が友よ 全力で走っているか?
EC1/M21:フライングゲット
EC2/M22:約束よ
EC3/M23:サササ サイコー!
WEC1/M24:てっぺんとったんで!
WEC2/M25:らしくない
©NMB48

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佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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