松尾スズキが熱望したヒグチユウコの
描き下ろしが実現 松たか子、神木隆
之介、小日向文世ら『パ・ラパパンパ
ン』メインビジュアルが解禁

2021年11月3日(水・祝)~11月28日(日)Bunkamuraシアターコクーンにて上演されるCOCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』のメインビジュアル&公演情報が解禁となった。
メインビジュアルを担当したのは、可愛さとダークさが混在した童話風の絵柄が特徴で、動植物や少女を細密に描き、特に擬人化した猫をモチーフとした画風で女性を中心に圧倒的な人気を誇る画家・絵本作家のヒグチユウコ。ホルベイン画材、資生堂、GUCCI、ユニクロ、MELANTRICKHEMLIGHETなど企業・ブランドとのコラボレーションも多く、2015年には自身のオリジナルブランド「Gustave」(ギュスターヴ)を立ち上げ、全国各地で展示会を行っている。
この度、以前よりヒグチユウコファンを公言していた松尾スズキたっての希望が実現し、メインビジュアルが完成。ミステリアスなヒグチワールドと『パ・ラパパンパン』の現実と物語が交錯するファンタジックな世界観がマッチした極上のビジュアルには、主人公のティーン向け小説家(松たか子)と、その担当編集者(神木隆之介)、極悪非道の貸金業者・スクルージ(小日向文世)が、19世紀ロンドンを思わせる衣裳で描かれており、もちろんヒグチ氏の描く人気キャラクターひとつめちゃんと、黒猫も描かれている。
『パ・ラパパンパン』は2020年1月にシアターコクーンの芸術監督に就任した松尾スズキが新たに演出を手掛ける、現実と物語が交錯するゴージャスでファンタジックなミステリーコメディ。2000年上演のミュージカル『キレイ-神様と待ち合わせした女-』でシアターコクーンに衝撃的な登場をし、『ゴーゴーボーイズゴーゴーヘブン』『ニンゲン御破算』『フリムンシスターズ』など、次々とオリジナル作・演出作品を発表してきた松尾が、主演ドラマ「ちかえもん」でもコメディセンスの冴えを見せた藤本有紀の脚本でミステリーをとラブコールし、今回初めて、シアターコクーンで自作以外の戯曲演出に挑戦する。キャストは主演の松たか子を筆頭に神木隆之介、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世ら実力派揃いの錚々たる豪華絢爛なエンターテイナーが集結する。
■あらすじ
鳴かず飛ばずのティーン向け小説家(松たか子)は困っていた。つい雰囲気に流されて、書き方も分からない「本格ミステリーを書く!」と宣言してしまったのだ。
担当編集者(神木隆之介)は呆れながらも構想を尋ねると、どれも見事にアガサ・クリスティーの超有名なミステリーのパクリや犯人が一瞬で分かる設定。あれこれ修正すると作家は逆ギレする始末。
仕方なく編集者は構想を手伝うことにする。作家は壮大なイメージだけは描いており、世間はクリスマスシーズンという思い付きから「クリスマス・キャロル」の世界を舞台にし、そこに登場する極悪非道の貸金業者・スクルージ(小日向文世)が殺されるというミステリーを考え始める。
やっと書き終えたと安心して寝ようとした瞬間、「彼は犯人じゃない!!!」と気づいてしまう。書き直しをしようと慌てて編集者に連絡を取ろうとしたその時、現実でも事件が起きる――。

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