アヴちゃんと森山未來の共演は映画「モテキ」以来10年ぶり

アヴちゃんと森山未來の共演は映画「モテキ」以来10年ぶり

湯浅政明監督「犬王」アヴちゃん&森
山未來がW主演 22年初夏公開

アヴちゃんと森山未來の共演は映画「モテキ」以来10年ぶり(c)“INU-OH” Film Partners 湯浅政明監督による劇場アニメ「犬王(いぬおう)」の主演をロックバンド「女王蜂」でボーカルを務めるアヴちゃん、俳優の森山未來が担当することが分かった。また、当初2021年を予定していた公開時期が22年初夏に延期されることになり、キャストの声と歌をおさめた特報映像も披露された。
 同作は、南北朝~室町期に活躍した能楽師・犬王の一生を描いた古川日出男氏の小説「平家物語 犬王の巻」が原作のミュージカルアニメ。漫画家の松本大洋がキャラクター原案、「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子が脚本を務め、「夜明け告げるルーのうた」など湯浅監督作品を手がけてきたサイエンスSARUがアニメーション制作を担う。
 アヴちゃんは犬王役、森山は犬王とバディを組む友魚(ともな)役を演じる。森山は「琵琶法師、友魚として、これまたぶっ飛んだアヴちゃん演じる、艶やかな犬王に寄り添う。必然、ジェットコースターのような現場でした」と収録を振り返り、アヴちゃんは「まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます」となみなみならぬ思いがあることを窺わせるコメントを寄せている。
 また同作が、9月1~11日に開催される第78回ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門に選出されたことも明らかにされた。同映画祭でワールド・プレミア上映される。
 さらに同作の音楽を「あまちゃん」「いだてん~東京オリムピック噺~」などで知られる大友良英が手がけることも発表された。アヴちゃん、森山、大友、湯浅監督のコメント全文は以下のとおり。
■「女王蜂」アヴちゃん(犬王役)
普段女王として生きているわたしが、今回「王」として生きる機会を頂きました。
「犬王」。
まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます。
ああ!来年をおたのしみに!
■森山未來(友魚役)
現存する能楽が確立される前なのだから自由な発想で演じられていい、という考えのもとに湯浅監督が生み出したぶっ飛び能楽アニメーション「犬王」。琵琶法師、友魚として、これまたぶっ飛んだアヴちゃん演じる、艶やかな犬王に寄り添う。必然、ジェットコースターのような現場でした。世界最古のミュージカルと言われる「能楽」の豊かな可能性を感じられる映画になっているのではないでしょうか。
■大友良英(音楽)
正直に書きます。湯浅監督の具体的なのか抽象的なのかさっぱりわからない無茶苦茶な注文と、素人目には何が描かれているか皆目検討がつかないスケッチ段階の動画に翻弄されまくった3年間でした。でもただ翻弄され続けただけならとっくにやめてます。絵が立ち現れ歌や音ともに動き出した時の興奮と感動をいったい何度味わったことか。気づくと自分も「犬王」の世界にすっかり没入していました。とんでもない作品です。大傑作です!
■湯浅政明(監督)
2人の物語が多くの人に知られると嬉しい。
室町時代にロックな演奏で歌唱で舞で、自分の生き方を貫き、宿命的な奈落から駆け上がって行った2人。映画は見てるだけで胸が熱く、あがるものになるはずです。オーパーツは至る所にあったはず。我々は多くの物語を知らなすぎる。彼らが認められ、称賛されることは、どの時代をも真直に生きる者達が報われる事だ。

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