伊藤美裕、全オリジナル曲で10周年記
念ライブ開催「自分の世界を確立して
いきたい」

「コロムビア創立100周年記念歌謡曲アーティスト」として2011年4月にデビューし、その年の「日本レコード大賞新人賞」を受賞。2021年でデビュー満10年を迎え、1stアルバム『AWAKE』がロングセラー中の伊藤美裕が7月23日、東京・二子玉川のジェミニシアターで<伊藤美裕 10周年サマーライブ>と銘打ったライブを開いた。
34歳の誕生日を迎えた4月4日に東京・下北沢のCom.Cafe 音倉(コムカフェおとくら)でバースデーイベントを、6月26日には自身が気になるアーティストを1組ピックアップし、オリジナル曲を交えながら歌うカバーライブ<Miyu Sings!>の第1回目ライブ(エリック・クラプトン特集)を開催した伊藤。

この日は10周年を記念してのワンマンライブで、今回も新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、客席もソーシャルディスタンスをとって限定50人のファンが詰めかける中、「今日は、東京オリンピックの開会式の日で、それを知っていてこの日と決めたのですが、ライブもできるのかなとすごくドキドキしていました。でも、今日この日を迎えることができてうれしく思っています。このジェミニシアターでライブをやるのは初めてなんですけれど、大阪から出てきて、初めて住んだのがこの近くでして、懐かしく思い出されました。私にとって始まりの場所で10周年のライブができるのは縁があるのかなと思ってこのステージに立っています。今日は、この10年で私が歌ってきた曲を1曲ずつお届けします」というあいさつからスタートした。
2019年7月24日発売の1stアルバム『AWAKE』の収録曲で、自身が作詩した「It must be love.」(曲・南佳孝)をはじめ、第5弾シングル曲「COME ON! COME ON!」、第3弾シングル曲「北国行き11:50」、デビュー・シングル曲「六本木星屑(スターダスト)」、初披露の自作曲「Flight to you」、同じく『AWAKE』に収録の「Believer」など、アンコールを含めて全14曲を熱唱。
その中で、「今日は、初めて自分の曲だけでライブがやれたので感無量です。この10年の間にはいろんな方との出会いがありました。その中のお一人には、先日お亡くなりになった音楽プロデューサーの酒井政利さんがいらっしゃいますが、デビュー曲『六本木星屑』のコンベンションで『君には頑張ってほしい』というお言葉をかけていただき、その後、お会いしたときは『君は王道だ』と言っていただきました。またお会いしたかったのに、残念ながら先日お亡くなりになり、すごく寂しいです」と話していた。

そして、「この10年はたくさんの方に育ててもらったなと、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。これからもいろんなチャレンジをしながら自分の世界を確立していきたい」と、さらなる飛躍を誓った。
(提供:サンニュース)

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