本ビジュアル

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「岬のマヨイガ」に大竹しのぶ&粟野
咲莉が参加 羊文学の主題歌が彩る本
予告も完成

本ビジュアル(c)柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会 児童文学作家の柏葉幸子氏による小説を劇場アニメ化し、芦田愛菜が主人公の声優を務める「岬のマヨイガ」の追加キャストが発表され、大竹しのぶ、粟野咲莉ちゃんが参加していることがわかった。あわせて、本ビジュアルに加え、本予告編もお披露目。映像には、バンド「羊文学」の書き下ろし主題歌「マヨイガ」が使用されている。
 岩手県出身、盛岡市在住の柏葉氏が東日本大震災をモチーフに描いた日常ファンタジー。遠野物語を彷彿とさせる東北の民話を交えながら、震災で居場所を失った 17歳の少女ユイ(CV:芦田)が海の見える古民家“マヨイガ”で新しい家族と共同生活を送る姿が描かれる。「のんのんびより」シリーズの川面真也が監督、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の吉田玲子が脚本を務め、david productionがアニメーション制作を担当する。
大竹しのぶ(c)柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会粟野咲莉(c)柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会 大竹はユイを助ける不思議なおばあちゃん・キワさん役として参加。「初めて台本を読んだとき、おとぎ話を読んだような温かい気持ちになりました」と振り返りつつ、「キワさんが語る昔話が面白く、これをどんな風に読んだらいいんだろうととても楽しみでした。『ふしぎっと』と言われる、今の子供たちは信じてくれそうもないモノが沢山出てくるのもワクワクしました。キワさんはすこし人間離れした不思議なキャラクターなので、リアル感と不思議感の曖昧な感じを出すのが難しく、監督と相談をしてからアフレコに臨みました。人の優しさや温かさや勇気を信じることの出来る映画だと思います。ぜひ、劇場に見に来ていただけたらうれしいです」と語っている。
不思議なおばあちゃん・キワさん(c)柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会 3歳から子役として活動し、NHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロイン・奥原なつの子ども時代を演じた咲莉ちゃんは、本作で声優初挑戦となった。演じるのは、声を失った少女・ひより役だ。「ひよりは悲しい出来事をきっかけに声が出なくなってしまった女の子です。心の中で『どうして私だけ…』と思いながら生きていますが、周りに目を向けると、人は皆色々な悩み、悲しみを抱えていることに気付きます。この映画は、 私たち一人ひとりにやさしく寄り添ってくれる映画だと思います。かわいい“ふしぎっと”たち、食材をふんだんに使ったお料理のアニメーションが私のお気に入りなので、ぜひ注目してみてください」とコメントを寄せている。
声を失った少女・ひより役(c)柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会 本予告は、ユイとひよりが迷い込んだ人をもてなしてくれる不思議な家“マヨイガ”で不安を感じながらも、キワさんとの日々を通じて、新しい居場所を見つけていく様子を活写。そして穏やかな雰囲気から一変、突如ユイたちの暮らす狐崎が、人の哀しみや後悔から生まれる“アガメ”と呼ばれる怪異によって脅かされる。「私に今できること…ここがわたしの家だから…!!」と涙ながらに訴えるユイ。マヨイガに集う“ふしぎっと”と呼ばれる妖怪・河童たちとともに、それぞれの過去を乗り越え、ユイたちはようやく見つけた居場所を守ろうとする。
羊文学 「羊文学」は、本作のために書き下ろした「マヨイガ」について「主題歌「マヨイガ」に込めたのは、ユイとひよりの幸せを願う気持ちです。おばあちゃんやマヨイガに出会う前の辛い日々を頑張って生きた抜いた二人に、これからの日々の美しさ、優しさにたくさん触れて、素敵な大人になってほしい。そう思って作曲しました」と説明。「どんな形であれ『帰る場所』、即ち、自分を肯定してくれる場所があるということは、とても暖かいことです。そしてこの時代を生きるために、なくてはならないことだと思います。それが家族とは別の誰かの元かもしれないし、自分の心の中かもしれないし、音楽や芸術かもしれない。私自身や、私の音楽も誰かのそういう場所になれたらいいと思います」とコメントを寄せている。
 「岬のマヨイガ」は、8月27日に全国公開。

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