草刈民代、温水洋一、入江雅人、坪倉
由幸ら出演 精神病棟を舞台にした『
物理学者たち』のキービジュアル&公
演詳細が発表

2021年9月に上演される、ワタナベエンターテインメント Diverse Theater『物理学者たち』。本公演のキービジュアル&公演詳細が発表された。
スイスを代表する劇作・小説家・推理作家のフリードリヒ・デュレンマットの代表作『物理学者たち』は、第二次世界大戦での甚大な原爆被害も記憶に新しく、朝鮮戦争、ベルリンの壁構築や水爆ツァーリ・ボンバの爆発実験など、世界情勢が緊迫した1961年に執筆された。1962年2月チューリッヒ劇場において初演。62年~63年の間1398回も上演され、彼の名声を世界中に拡げ、不動のものとした作品だ。1963年1月にはピーター・ブルック演出によるロンドン公演、その翌年ニューヨークのブロードウェイ公演でも大ヒットし、さらに64年にはテレビドラマ化もされ、教科書にもたびたび採用されている傑作。今回の上演にあたり、在日スイス大使館、ならびにドイツ連邦共和国大使館の後援も決定した。
本作品の上演台本・演出を手掛けるのはノゾエ征爾。近年、『ピーター&ザ・スターキャッチャー』、『病は気から』、『ぼくの名前はズッキーニ』などの舞台における大胆な翻案・演出で注目を集める演出家だ。
キャストには、重量級の破壊力を持つ面白いメンバーが集結した。
サナトリウムの院長役を、ミステリアスかつ凛とした存在感で観るものを魅了し、ノゾエ征爾との初タッグで、どのような変貌を遂げるのかが楽しみな草刈民代、3人の「物理学者たち」の、ニュートンを名乗る男を、愛らしさと可笑しみを合わせ持つ温水洋一、メービウスを名乗る男を、魅力的な声が印象的で、多方面で活躍しながら定期的に上演する自作の『グレート一人芝居』シリーズも評判の入江雅人、アインシュタインを名乗る男を、柔らかさの中に、時に内なる狂気を感じさせ、劇団阿佐ヶ谷スパイダース他、数多くの作品でその存在感を示す中山祐一朗、事件を捜査するリヒャルト警部には、舞台『カメレオンズリップ』での好演も記憶に新しい、リアルと笑いの絶妙なバランスにセンスが光る坪倉由幸(我が家)が出演する他、唯一無二の個性あふれる面々が脇を固める。
「科学技術の進歩」と「核」をめぐって渦巻く人間の欲望をシニカルに描いた本公演・卓越した発想力で毒とユーモアを併せもつノゾエ征爾の演出に期待しよう。
【あらすじ】
物語の舞台は、サナトリウム「桜の園」の精神病棟。そこに入所している3人の患者-自分をアインシュタインだと名乗る男、自分をニュートンだと名乗る男、そして「ソロモン王が自分のところに現れた」と言って15年間サナトリウムで暮らすメービウスと名乗る男-。3人は「物理学者」であった。そのサナトリウムで、ある日看護婦が絞殺された。犯人は通称“アインシュタイン”を名乗る患者であり、院長は放射性物質が彼らの脳を変質させた結果、常軌を逸した行動を起こさせたのではないかと疑っていた。しかしさらなる殺人事件が起き、事態は思わぬ方向へ……。

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