【めいちゃん リコメンド】
女の子と猫をリンクする曲を
HoneyWorksさんにお願いしました!
今までよりもっと進化した
めいちゃんを見てもらいたい
これまで実にさまざまな楽曲を歌ってきためいちゃん。「ヴィクター」(2019年4月発表)ではヒステリックなギターが響くバンドサウンドでパワフルなヴォーカルを、ダークさのあるエレクトリックジャズのサウンドが耳を引く「メビウス」(2020年3月発表のアルバム『大迷惑』収録曲)では激しい歌声を早口で聴かせている。また、めいちゃんとBRADIOがコラボレーションした「ホレボレボリューション」では、ノリのいいファンキーなサウンドに乗せて爽快なハーモニーを聴かせた。曲調は変われど、根底に感じるのはめいちゃんらしさだ。
「歌に自分なりの解釈を混ぜ込んで、聴いた時にそれを理解してもらえたらいいなと思っています。僕が属しているのは“歌ってみた”という文化ですが、ただ単に歌うだけではなく、僕なりの世界をそこに乗せられたらいいなと。その上で今回は、僕は普段結構淡々と歌うのですが、歌詞に少し台詞要素みたいなものを足して、全体的に曲の主人公になりきった感じで歌ってみました」
今回の「小悪魔だってかまわない!」は肉チョモランマのテイストに通じるものを感じるが、ユニットの活動とソロ活動では、自分の中でどう違いをつけているのだろうか。
「めいちゃんという活動の中に歌い手があり、“ユーチューバー=肉チョモランマ”としてのめいちゃんがあるイメージではあります。特に分けていることは基本的にないのですが、やはり歌い手としてはあまり顔を出さず、MVや曲、放送のイメージを大切にしたいと考えています。一方、ユーチューバーとしては、逆にあまり歌い手を感じさせないようになればいいなぁと考えています」
そんなめいちゃんは、2011年にニコニコ動画に動画を初投稿。ニコニコ動画からは“ボカロ”“歌ってみた”“踊ってみた”などさまざまなカテゴリーから人気アーティストが生まれ、現在はYouTubeなどネットのシーンも広がり、そこから多くのヒット曲が生まれている。この10年を振り返ると、どんなふうに思っているのだろうか。
「さまざまな時代はありましたが、みんなで“歌ってみた”という文化を継承し続けられていると思いますし、僕もまた新しい歌い手の世代を橋渡しできるような存在になりたいです。10年経って思うのは、今までの人生で10年間続けられたことが他にひとつもないので、本当にこの活動が僕に合っていて、歌が大好きなんだなと」
実はニコニコ動画に投稿を始めるきっかけになったのが、肉チョモランマのメンバーとして活動をともにしているGeroのインタビュー記事を読んだことだったという。ニコニコ動画やネットのシーンは生まれてまだ歴史は浅いが、世代から世代へと着実に受け継がれているバトンがあるようだ。
「一歩を踏み出したくても踏み出せずにいた自分の背中を押してくれることが書いてありまして、あの時にあの雑誌を読んでいなかったら今の自分はなかったと思っています。そして、これから出てくる歌い手やユーチューバーの子たちの後押しができる活動を、今後していけたらいいなと思っています」
めいちゃんをはじめ、多くのアーティストが昨年からのコロナ禍で大きな打撃を受けた。めいちゃんも昨年3月にアルバム『大迷惑』をリリースしたものの、ツアーが延期になるなど影響は大きかった。しかし、自粛期間中は自身を磨き高めることに努めたと言う。
「自粛期間中は、今まであまりできていなかった作曲活動に力を入れていました。作詞作曲をメインにしていて、編曲を他の方にお願いしていたのですが、自分のやりたい方向性や音楽性ができてきて、編曲も少しずつではありますができるようになってきました。他にもダンスレッスンに通ったり、この期間で充電していることがたくさんあります」
その水面下での努力は、きっと彼を大きく成長させたことだろう。
「実力はライヴでこそ出ると思っているので、ライヴができていない今は成長をあまり実感できていないですね(笑)」
まだコロナ禍ではあるが、徐々に希望の光も見えてきている。そんな未来に向けて、めいちゃんはどんな活動をしていきたいと考えているのか? その展望や野望を訊いてみた。
「今はとにかく充電期間で、たくさん飛ぶためにしゃがんで、いざライヴやお客さんに会える時になったら、今までよりもっともっと進化しためいちゃんを見てもらいたいです。基本的にはオールジャンルを歌えるようにはなりたいと思っているのですが、バラードをもっと人の心に届くように歌えるようになりたいです!」
さまざまな曲を歌えることに喜びを感じ、その歌で聴く人を楽しませて幸せにしたい…そんな彼にとって「小悪魔だってかまわない!」でのチャレンジは、ほんのジャブにすぎないだろう。今後音楽シーンでどんなクロスカウンターを見せてくれるのか、めいちゃんの活躍が楽しみだ。
「歌に自分なりの解釈を混ぜ込んで、聴いた時にそれを理解してもらえたらいいなと思っています。僕が属しているのは“歌ってみた”という文化ですが、ただ単に歌うだけではなく、僕なりの世界をそこに乗せられたらいいなと。その上で今回は、僕は普段結構淡々と歌うのですが、歌詞に少し台詞要素みたいなものを足して、全体的に曲の主人公になりきった感じで歌ってみました」
今回の「小悪魔だってかまわない!」は肉チョモランマのテイストに通じるものを感じるが、ユニットの活動とソロ活動では、自分の中でどう違いをつけているのだろうか。
「めいちゃんという活動の中に歌い手があり、“ユーチューバー=肉チョモランマ”としてのめいちゃんがあるイメージではあります。特に分けていることは基本的にないのですが、やはり歌い手としてはあまり顔を出さず、MVや曲、放送のイメージを大切にしたいと考えています。一方、ユーチューバーとしては、逆にあまり歌い手を感じさせないようになればいいなぁと考えています」
そんなめいちゃんは、2011年にニコニコ動画に動画を初投稿。ニコニコ動画からは“ボカロ”“歌ってみた”“踊ってみた”などさまざまなカテゴリーから人気アーティストが生まれ、現在はYouTubeなどネットのシーンも広がり、そこから多くのヒット曲が生まれている。この10年を振り返ると、どんなふうに思っているのだろうか。
「さまざまな時代はありましたが、みんなで“歌ってみた”という文化を継承し続けられていると思いますし、僕もまた新しい歌い手の世代を橋渡しできるような存在になりたいです。10年経って思うのは、今までの人生で10年間続けられたことが他にひとつもないので、本当にこの活動が僕に合っていて、歌が大好きなんだなと」
実はニコニコ動画に投稿を始めるきっかけになったのが、肉チョモランマのメンバーとして活動をともにしているGeroのインタビュー記事を読んだことだったという。ニコニコ動画やネットのシーンは生まれてまだ歴史は浅いが、世代から世代へと着実に受け継がれているバトンがあるようだ。
「一歩を踏み出したくても踏み出せずにいた自分の背中を押してくれることが書いてありまして、あの時にあの雑誌を読んでいなかったら今の自分はなかったと思っています。そして、これから出てくる歌い手やユーチューバーの子たちの後押しができる活動を、今後していけたらいいなと思っています」
めいちゃんをはじめ、多くのアーティストが昨年からのコロナ禍で大きな打撃を受けた。めいちゃんも昨年3月にアルバム『大迷惑』をリリースしたものの、ツアーが延期になるなど影響は大きかった。しかし、自粛期間中は自身を磨き高めることに努めたと言う。
「自粛期間中は、今まであまりできていなかった作曲活動に力を入れていました。作詞作曲をメインにしていて、編曲を他の方にお願いしていたのですが、自分のやりたい方向性や音楽性ができてきて、編曲も少しずつではありますができるようになってきました。他にもダンスレッスンに通ったり、この期間で充電していることがたくさんあります」
その水面下での努力は、きっと彼を大きく成長させたことだろう。
「実力はライヴでこそ出ると思っているので、ライヴができていない今は成長をあまり実感できていないですね(笑)」
まだコロナ禍ではあるが、徐々に希望の光も見えてきている。そんな未来に向けて、めいちゃんはどんな活動をしていきたいと考えているのか? その展望や野望を訊いてみた。
「今はとにかく充電期間で、たくさん飛ぶためにしゃがんで、いざライヴやお客さんに会える時になったら、今までよりもっともっと進化しためいちゃんを見てもらいたいです。基本的にはオールジャンルを歌えるようにはなりたいと思っているのですが、バラードをもっと人の心に届くように歌えるようになりたいです!」
さまざまな曲を歌えることに喜びを感じ、その歌で聴く人を楽しませて幸せにしたい…そんな彼にとって「小悪魔だってかまわない!」でのチャレンジは、ほんのジャブにすぎないだろう。今後音楽シーンでどんなクロスカウンターを見せてくれるのか、めいちゃんの活躍が楽しみだ。
取材:榑林史章