三池崇史演出、蓬莱竜太脚本 舞台『
醉いどれ天使』出演者の表情をドラマ
チックに切り取ったビジュアル解禁

2021年9月に明治座、10月に新歌舞伎座にて上演する舞台『醉いどれ天使』のビジュアルが解禁された。
本作は、日本をはじめ世界中に大きな影響を与えた名匠・黒澤明と、その多くの作品で主演を務めた三船敏郎の二人が初めてタッグを組み、1948年に公開された映画『醉いどれ天使』の舞台化。
舞台『醉いどれ天使』のビジュアル
今回解禁されたビジュアルでは、まるで映画の1シーンのように、1人1人の表情がドラマチックに切り取られている。舞台版『醉いどれ天使』は原作を尊重しつつ、さらに登場人物を掘り下げ、それぞれの内面を浮き彫りにし、戦後の混乱にありながらも強く生きる人々の姿を圧倒的な熱量で描き出していく。
演出は、黒澤明同様海外での評価も高い三池崇史。脚本は演劇界のみならず映像作品でも活躍する蓬莱竜太が務め、出演は、桐谷健太高橋克典佐々木希田畑智子篠田麻里子、髙嶋政宏など、個性豊かなキャストが結集した。
不器用ながらも明日に向かって歩みを進めようとする登場人物たちが何を届けてくれるのか。現代に生きる我々に問う、衝撃の話題作に期待が高まる。
【あらすじ】
ある夜、銃創の手当てを受けに、闇市の顔役の松永(桐谷健太)が真田(高橋克典)の元へやってくる。
真田は闇市の界隈に住む人々を診る町医者で、酒が好きで口は悪いが、心根は優しく一流の腕の持ち主。顔色が悪く咳込む松永を、診療所で住み込みで働く美代(田畑智子)も心配する。一目見て肺病に侵されていると判断し真田は治療を勧めるが、松永は言うことを聞かずに診療所を飛び出し、居酒屋で働く同郷の幼馴染ぎん(佐々木希)を訪れ、闇市の様子を見回るのだった。
しかし、着々と病魔が松永を蝕み、ダンサーの奈々江(篠田麻里子)は彼から離れていく。一方、松永の身を案じるぎんは、心の内で松永への想いが膨らんでいく。
戦後の混乱の中、松永の采配によって落ち着きを保っていた闇市だったが、松永の兄貴分の岡田(髙嶋政宏)が出所し、闇の世界の力関係に変化が起きていくのであった…

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