DRUM TAOの新作舞台『光』が東京都内
6会場で8公演を開催! メンバーの岸
野央明、江良拓哉、麓大輔が語る見ど
ころとは?

世界観客動員800万人を超える、和太鼓エンターテイメント集団「DRUM TAO(ドラムタオ)」が、2021年の新作ステージ『光』の東京公演を7月3日(土)より開催する。今回は、東京アラウンドツアーということで、7月3日(土)のTOKYO DOME CITY HALLでの公演を皮切りに、6会場8公演、東京中を駆け抜ける。
どんなツアーになるのか、メンバーの岸野央明(きしの・ひろあき)、江良 拓哉(えら・たくや)、麓大輔(ふもと・だいすけ)の3人にオンラインで語ってもらった。
ファンや関係者に感謝する一年だった
【DRUM TAO】2021年新作舞台「光」Official Trailer(15秒)
――昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、公演中止を余儀なくされるなど、大変な一年だったと思います。改めて、2020年、21年の活動はいかがですか?
岸野:まずは2020年のことなんですけど、本当に一言で言うと、ファン、関係者の皆様に感謝をする一年だったと思います。4月にメンバー数名が感染して、たくさんのご心配をおかけしたんですけど、なんとか7月から公演を再開することができました。奇跡的なことなのですが、そこから3チームで274回公演を行うことができて。自分たちだけの力では絶対に無理だったと思うので、本当に助けられた1年でした。
この時期にもかかわらず、野外劇場「TAOの丘」という新しい施設を大分県竹田市に作って、本当にたくさんの方に足を運んでもらって。ここでも、たくさんの方に元気をもらいました。2021年の新作舞台『光』は、そうした感謝を一つテーマとして、作りました。
 
――『光』は九州や東北で上演された後、東京アラウンドツアーとして、都内でトータル6日間全8公演を行います。改めて『光』をテーマにした制作の背景を教えてください。
 
江良:コロナの状況の中で本当にたくさんの方から支援をしていただいて、僕たちはどのようにして恩返しできるのかを考えていました。ファンの方からもたくさんのメッセージをいただく中で、なんとか恩返しを形にしたい。そんな思いで『光』を制作してきました。
(c)DRUM TAO
世界中の人が傷ついていると思うんですよ。僕たちもクラスターになってしまって、(団体の)存続の危機まで来てしまった。「それでも前に進む」。今年のDRUM TAOはそんなテーマを決めてやっております。僕たちにできることは演奏することしかできないんですけど、僕たちの演奏を通して、少しでもたくさんの方に元気をもらったとか、勇気もらったとか、そういう風に思ってもらえるように。みなさんにとって僕たちが「光」と感じてもらえるような作品を作りたいと思って、制作をしてまいりました。
――ほぼ新曲だそうですね。
岸野:ほぼ新曲で、新舞台装置、新衣装です。
江良:馴染みの曲もありますが、形を変えてやっているので、新しい感覚だと思いますよ。
――5月からツアーをスタートさせて、1ヶ月ほど経ちますが、順調でしょうか?
麓:5月から1ヶ月ほど『光』という作品を公演してきましたが、僕たちは毎公演ごとに内容を変更しています。より良い作品を作るために、いろいろブラッシュアップさせてやっているんです。だから、1度見た人も「ここが変わっているな」という楽しみ方もあって。何回見ても楽しい作品になるだろうなと思っています。僕たちも楽しみながら、1ヶ月間、やってきました。これからもこの作品は、進化していくんだろうなと思います。
(c)DRUM TAO
――やはり、会場や地域によって、反応は違うものですか?
江良:僕たちの演奏の内容によるでしょうが(笑)。何回か繰り返していくうちに、少しずつ形になってきて、反応もよくなってきていると感じますね。
岸野:反応を見つつ、変更を繰り返すんですよ。
江良:そうそう。SNSを見ていても、最初からずっと毎公演見ているという方が先日「全く違うショーだ」という反応をくださったりね。
麓:熟練したファンの方は「誰々が良くなってきたね」とかね(笑)。
「それでも前に進む」という思いを込めた新作

DRUM TAOの江良拓哉、岸野央明、麓大輔(右から)
――東京都内のいろいろな場所を巡るコンサートは珍しいですよね。
岸野:近くに来るなら行ってみようかという人は、たくさんいるんじゃないかなと思って。いろいろな人に見にきてもらえれば嬉しいですし、初めて見にくる方がいらっしゃったらいいなと思います。

――今回、何か新しい取り組みはされていますか?
岸野:常に新しい曲なので、取り組みは全部新しいけれど……。
麓:個人的には、髪色が緑に変わったんですよ!僕だけじゃなくて、他のメンバーもピンク色だったり、紫だったり、青だったり、いろんなカラーがあるんですけど、舞台がよりカラフルになった印象です。

(c)DRUM TAO

江良:そうですね、昨年はどちらかというと、シックなイメージの作品だったので。今回「光」ということで、頭の色も変わったんだけれど、衣装も舞台装置もきらきら輝いて見れるような感じです。
岸野:20年前ぐらいに使っていたインドネシアの楽器があるんですけど、それを久々にステージに取り入れています。それが新鮮に映るんじゃないかな。不思議な世界観をつくっています。『光』には絶対必要なあるべくしてある楽器で、見どころの一つですね。
――今回のコシノジュンコさんがデザインされた衣装の感想を教えてください。
麓:今年の衣装は、とにかくカラフル。いろいろな種類の衣装があるんですが、その中でも僕が好きなのは、イタリアの刺繍でつくられたスカート。重厚感があって、気が引き締まります。
(c)DRUM TAO
――最後に、東京公演を楽しみにされているファンの方々にコメントをお願いします!
麓:ツアーを巡っていく中で『光』という作品はどんどん進化していきますので、東京についた時にどんな『光』になっていくのか。楽しみに待っていてもらいたいです!会場でお待ちしています!
江良:ようやく東京に来れたなという気持ちが強いですね。去年『祭響(さいきょう)』を東京で演奏したときも思いましたが、「コロナに立ち向かって、みんなで頑張りましょう!」という気持ちを、今回の『光』に入れ込んでいるので、それを少しでも感じていただけたら。明日から頑張れるとか、そういう風に少し思ってもらえたら嬉しいなと思います。ぜひみなさん、来てください。待ってます!
岸野:僕ら自身の2021年のテーマが「それでも、前に進む!」と掲げていまして、2021年の新作『光』の作品にもそのメッセージが込められています。今九州でツアーをやっていますが、「元気が出ました」、「明日からまた頑張ります」といった嬉しい感想をいただいております。きっと東京でもそういった感想をいただけると思いますので、ぜひ会場にお越しください!
(c)DRUM TAO
取材・文=五月女菜穂

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