元宝塚歌劇団 貴城けい、北翔海莉、
舞羽美海が出演 朗読劇『島守の塔』
オンデマンド配信決定

2021年6月22日(火)東京・大田区民ホール・アプリコで上演する『島田叡生誕120年記念朗読劇『島守の塔』』の映像を、6月26日(土)から7月2日(金)まで有料オンデマンドで配信することが決定した。昼・夜それぞれの公演のほか、両公演を視聴することが可能。
「島守の塔」は、戦中最後の沖縄県知事・島田叡(兵庫出身)と同警察部長・荒井退造(栃木出身)、県職員の比嘉凛の3人を軸に沖縄戦を描く作品。同名の映画が2020年3月に沖縄でクランクインしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、撮影を中断。当初公開予定だった6月、沖縄の「慰霊の日」前日の6月22日に、映画の脚本から派生した朗読劇を上演する。元宝塚歌劇団トップスターの貴城けい(島田)、北翔海莉(荒井)、舞羽美海(凛)が出演する。
舞台は、朗読とともに沖縄三線の生演奏と出演者の歌声も楽しめる。「てぃんさぐぬ花」などの沖縄の音楽のほかに、音楽監督を務める岡村聡士が本公演の主題歌として書き下ろした新曲「いちやてぃん」(いつでも)も初披露され、「命(ぬち)どぅ宝」(命こそ宝)のテーマと平和のメッセージが配信を通じ届けられる。
音楽監督・岡村聡士のコメント
沖縄出身者として故郷を舞台にした作品に携われるというのは本当にありがたいことです。
今回主題歌として書き下ろした「いちやてぃん」は、物語の風景に寄り添いながら、悲しい出来事とともに「生きろ」「命どぅ宝(命こそ宝)」というメッセージに込められた未来への希望をシンプルなメロディで表現することを意識して作りました。 素晴らしい朗読と共にこの曲もご覧のみなさんの心に届いてくれたら嬉しいです。

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