純烈が語る、初の座長公演にかける熱
い想い「あのとき助けてもらったこと
に対して恩返しの気持ちもある」

歌謡コーラスグループとして、いまやそのシーンのトップに立ち、またメンバーそれぞれにバラエティ番組やドラマ出演など多岐にわたり活躍する純烈が、グループの危機を救ってくれた忘れられない舞台に座長として立つ日がやってきた。その舞台とは、東京・明治座のこと。この場所で彼らが7月2日(金)から18日(日)まで、初の座長公演を繰り広げる。第1部「ラブレターを取り戻せ」では実業家、ミスター・ウエンズデイ(白川裕二郎)が書いたラブレターを取り戻すというミッションを与えられたコーラスグループのジョー(酒井一圭)、デイヴ(後上翔太)、ビリー(小田井涼平)3人が、豪華キャストとともに1920年のニューヨークを舞台に繰り広げる新作コメディを。そして第2部「純烈コンサート2021『Love Letter』」では、明治座ならではのスペシャルゲスト(瀬川瑛子美川憲一コロッケ森口博子前川清)を日替りで迎えながら、明治座オリジナルの演出でステージを行なう。初めて尽くしのこの公演に向けて、彼らはどんな想いを抱いているのか? 5月初頭に明治座で取材会が行われ、今回の公演への意気込み、2019年1月に明治座で行なった記者会見を含め、彼らの想いを4人に聞いた。
――今回は純烈初の座長公演となります。座長としてどんな心構えで挑もうと考えていらっしゃいますか?
白川裕二郎:体調管理ですね。
小田井涼平:だいたい座長さんというと1人なんですけど、僕たちは4人いますので、4人で力を合わせてという感じですかね。ゲストで出て頂く方々、俳優さんも大先輩ばかりなので“僕たちが座長ですから”というよりも、その方々の胸を借りながら、みんなでいい作品を作れたらいいなと思うので。そのために必要なことは、座長だろうが“雑用”だろうが、なんでも頑張っていきます!
後上翔太:公演にいらっしゃてくれる方のその日を、トータルで楽しい1日にできたらいいなと思ってます。この劇場の素晴らしさ、食事の素晴らしさはずっと歴史あるものなので、我々は気張りすぎず、お客様が寝るときに“今日は楽しかった”と思える1日になる。それが最高点であり最低ラインだと思って日々やっていきたいと思います。公演数も多いし、長いので、それを毎回やるためにも、最初に白川がいった“体調管理”が一番大事。心身ともに健康体でずっとやっていければいいなと思います。
酒井一圭:事故なくできたらってことですよね。健康センターも明治座も、舞台と客席、みんなが無事健康でさえあれば、能力も発揮できるし、楽しんでもらえると思うので。そのために自分たちができることといえば、例えば誰かが何かにつまずいて転んだりしないかとか。通常のコンサート、ディナーショーでもそうですが、そういうことを気にかけるぐらいなんです。だからいつも通り“安全第一”です。心がけることといえば。
純烈/酒井 一圭
メンバーが脱退したとき、この明治座と前川さんに助けてもらった。あのとき助けてもらったことに対して“恩返し”の気持ちもあるんです。
――第1部「ラブレターを取り返せ!」で、各々の演技に対して期待していること、また不安だなと思うところはありますか?
酒井:白川が何いってるか分からないところは不安です(笑)。
白川:10年以上一緒にいるのに、いまそれいいますか?(苦笑)
酒井:マイクをつけるのでなんとかなるとは思うんですが、まず白川は“大事なセリフをお客様に届けなきゃいけない問題”。また、そこに感化されちゃうのが後上で。
後上:つい気張りすぎちゃって(苦笑)。
酒井:後上の“声がデカくなりすぎてマイクで音が割れる問題”。小田井さんは大丈夫。お芝居のときはふざけないで真面目なので。
小田井:真面目すぎてスベる問題はあるけど(笑)。
純烈/後上 翔太
ラブレターを渡すときは、それは2人の間だけで一生収まるものではないかもしれない、というのを頭に入れて書きなさいよと当時の自分にいいたいです。
後上:物語の中で、リーダーと僕と小田井さん3人でコーラスグループという設定なんですが、純烈は白川さんがリードボーカルをやっているので、彼がいない3人で果たしてコーラスグループができるのか? お芝居以上にそっちの稽古のほうがめちゃめちゃ時間がかかって、夜中に貸しスタジオとかに行くことになるのかなという未来を想像したりするので。そこは3人の不安なところですね。(白川)裕二郎さんは見ての通り、白いスーツを着た実業家なので、裕ちゃんマダム全員が“裕ちゃん素敵!”といって帰るような役柄に期待してますね。
白川:純烈はいつも4人で助け合ってやってきたグループなので、僕が何をいっているか分からない問題が起こったときは、3人はもちろん、お客さんも含め、みんなが助けてくれるのかなという期待はしてます。今回、第1部はお芝居で。僕ら4人中3人はライダー、戦隊系出身で、元々お芝居をしていたメンバーなので、そこで見せる演技は期待しているところです。
小田井:「ラブレターを取り返せ!」はアメリカンコメディーなので、まず3人に関してはタイトル通り、ラブレターを取り戻すという任務を果たすために、いろんなところでいろんなことが起こるという珍道中がありそうな気がする。そこは予測できるんですが。白川君はお金持ちの実業家という設定で、一人だけ白いスーツという出で立ちで、着てる衣装も違うんですよ。その白川水曜日君がどうなっていくのか。そこはまだ読めないので期待したいですね。
白川:ちょっと待って。水曜日君ってどこから出てきたんですか?
小田井:(役の名前がミスター・)ウエンズデイでしょ? あなた。だから白川水曜日君。白川君がこの水曜日を足を組んでスカした感じでやるのか。それとは真逆で、お調子者のような感じでやるのか。そのお芝居は期待したいですね。不安なところは、これはアメリカンコメディーなので、演出家さんの要望で、例えばなだぎ(武)さんがコントでやっていたような『ビバリーヒルズ青春白書』的なノリを求められたら、後上君とかどういう芝居をするんだろう? とか。そこは、期待と不安が入り混じった感じです。やってみたいですけどね。純烈でそういうのはやったことがないので。
純烈/白川 裕二郎
中学のときにラブレターをもらった思い出がありますね。結局それは友達が僕に仕掛けたドッキリだったんですけどね。
――今作は“ラブレター”がキーになる物語なので、ラブレターにまつわるみなさんの思い出を聞かせてもらえますか?
白川:中学のときにラブレターをもらった思い出がありますね。結局それは友達が僕に仕掛けたドッキリだったんですけどね。朝、学校に行ったら下駄箱にちっちゃい紙きれが入ってたんですよ。“なんだろう?”って見たら、女の子の字で“放課後〇〇で待ってます”と書いてあって、“やばい、ラブレターじゃん!”とめっちゃドキドキしたんですよ。“書いたの誰だろう?”って思ってたら、その日の授業はまったく身に入らなかったです。で、放課後、書いてあった場所で待ってたんですよ。しばらく待ってても誰も来ないなと思って。ようやく現れたのは、仲良くしてる3人組の男友達で。結局、彼らが仕掛けたドッキリだったんですよ。手紙は女友達にわざわざ書いてもらったみたいで。ラブレターはそういう苦い思い出がありますね。
小田井:男3人?
白川:男3人。
小田井:まさか今回の話って、そういうコメディ?
白川:いやいや。そこと結び付けないで下さい。僕の苦い思い出ですから。
小田井:僕はラブレター、書いたことありますよ。昔は不良がカッコいい時代ってあったじゃないですか。僕は真面目な方やったんで『スケバン刑事』とか。不良っぽい女の子に憧れてまして。当時読んでた漫画から、女の子は自分の似顔絵をもらうと喜ぶんだという告白のヒントを得まして。僕はその頃好きだった『超時空要塞マクロス』の美樹本晴彦さんの絵のタッチを真似て、その子の似顔絵を描いて渡したんですね。そうしたら、その絵を見てめちゃくちゃ気持ち悪がられまして。
白川:そりゃそうでしょう。
小田井:ええ。それだけで終わりました。いまの自分なら“めっちゃ気持ち悪いことしたな”って分かるんですけど、当時はそれが正しいと思ってたので、めちゃめちゃ気合い入れて描いたんですよ。なのに、なんにも伝わらなかった。“~愛・おぼえていますか~”って、当時のマクロスの映画のタイトルも絵に添えたのに。
酒井:だははははっ。
後上:めっちゃ気持ち悪い。
白川:さらにやばいな。それは。
純烈/小田井 涼平
僕らは座長なんですけど、こんなに大先輩が来てくれるので、座長やけどちょっとお小遣いくれへんかな? という期待はしてるんですけどね。
後上:僕は高校生のときに書いたことありますよ。付き合うか付き合わないかの寸前ぐらいに渡したんです。ラブレターって残るものなんですよね。渡したとき、その存在は2人しか知らないのに、しばらくすると“こんなの貰ったんだよね”っていうのが女の子のなかで始まるんですよ。嬉しくて、友達にいいたくなるんでしょうね。そうなると、そこでは僕が書いた内容も同時に広まっていって。ということが起きたときは、本当に『ラブレターを取り返せ!』って思うんです(一同笑)。なので、ラブレターを渡すときは、それは2人の間だけで一生収まるものではないかもしれないよ、というのを頭に入れて書きなさいよと、当時の自分にいいたいです。
酒井:僕は子役あがりなので、証拠は絶対に残さないという考え方だったから、俺はそういうことはできなかった。
小田井:僕はいまだに、たま~に『超時空要塞マクロス』を観ると、めちゃくちゃ甘酸っぱい気持ちになりますからね。そんな内容とはちゃうのに。
酒井:小田井さんとか羨ましいわ。
小田井:まじまじといわれると恥ずかしい。
――ファンの方から頂いたラブレターで、忘れられないものとかありますか?
酒井:お客さんと僕らの関係って、子供たちが知らない病気をこっちが先に知ってたりするような関係なんですよ。“娘にはまだいってないんですけど私は〇〇で~”とか全然あるし。だから、レターのなかに強烈なワードがあるものはいっぱいありますね。あと、自分の若い頃の見合い写真を入れたラブレターもありますね。
――では公演の話に戻りまして。第2部となる『純烈コンサート2021「Love Letter」』は、歌謡界から豪華ゲストを迎えてのステージになる訳ですが。スペシャルゲストのラインナップを見て、率直な感想を聞かせて下さい。
酒井:“明治座、やりすぎだろう”というのが率直な感想。みんな座長クラスで、みんなとてつもないポテンシャルを持った方々なので“おめでとー”から始まって、次は何飛んでくるねんっていうドキドキが止まらないです。第1部のお芝居が終わってホッとして。第2部のコンサートは、リハーサル通りに始まったとしても、みなさんスタッフに迷惑かけない範囲でいろんなことをやってきそうですから。でも、僕らはそれを全部受けてなんぼじゃないですか。座長だから。だから、すごく鍛えられると思うし。楽しみですよね。逆に、こういう明治座という伝統ある舞台での立ち振る舞いであったりステージの使い方、お客さんのいい意味での裏切り方、スカし方とか。いろんな攻撃パターンを先輩方から学べるチャンスでもあるので。本当は客席で観たいぐらいです。第1部のお芝居もすごい方々がいらっしゃるんですけど、第2部はゲストが入れ替わりますから。こっちは日替わりで戦いに挑むようなものですからね。
――日々、相手がステージでなにを仕掛けてくるか分からないという意味では。
酒井:戦いですよ。特に前川(清)さんは、めちゃくちゃしてくると思うから。
後上:“愛”あってのめちゃくちゃを。
酒井:コロッケさんなんか、こっちが笑ってまうよな?
小田井:コロッケさんもなにしてくるか分からないですよね。
酒井:俺らの真似してくれるかもしれないし。
後上:純烈のモノマネ!(笑)
小田井:コロッケさんとか日替わりで出し物をどんどん替えられる人だから。
酒井:いきなり岩崎宏美さんのモノマネでせり上がってきたら、俺らは嬉しすぎて感動してひっくり返るしかないやん。
小田井・後上・白川:はははっ。
小田井:美川(憲一)さんの後にコロッケさんやから、そこでコロッケさんが美川さんの。
白川:モノマネできるからね。
小田井:だから、そんなんもあるんちゃうか?って昨日も話してたんですよ。
純烈/酒井 一圭
千秋楽はお芝居もコンサートも関係なく、1日じゅう泣いてる可能性があります。っていうぐらい、並々ならぬ思いを持っての公演になります。
酒井:森口(博子)さんは歌うまい上に頭の回転がめちゃくちゃ早いでしょ? 俺らはそれについていけるのかな?って。
小田井:瀬川(瑛子)さんに至っては、この公演チラシの写真からして宝塚やもんね。
酒井:それで、まったくトークが噛み合わないパターンもあり得るから。もう、全公演通して観ても、絶対飽きないと思いますね。
小田井:だから、僕らは座長なんですけど、こんなに大先輩が来てくれるので、座長やけどちょっとお小遣いくれへんかな? という期待はしてるんですけどね。
後上・酒井・白川:(手を叩いて)がはははっ!
後上:本来なら座長の僕らがあげる立場なのに。
小田井:もちろんそうやで。でも、さすがにこれだけの方々が俺らから貰えないでしょ。
白川:僕たちがあげるとしたら相当な額を用意しないと。
小田井:そう。だから、逆に俺らにくれないかなと(笑)。
白川:“初座長おめでとう”というのでね。
小田井:そしたら、5人ゲストがいるから5回貰えるのかなって。ここは大きく書いといてもらえます?(笑)
酒井:お金に困ってんの?
小田井:好きなんです。お金が(笑顔)。
純烈/後上 翔太
スケールの大きな明治座というところでも、キャバレーやスーパー銭湯で培ってきた“純烈イズム”は変わらず届けたい。
――初座長公演に向けて、それぞれ意気込みを聞かせて下さい。
酒井:後にも先にも純烈初の座長公演はこれしかなくて。これがコケたら、全国に“アイツらあかんわ”と知れ渡ってしまって、これが最後の座長公演になりますから。僕らはキャバレーからスーパー銭湯、ディナーショーといろいろやらせてもらっていますけど、常に、いつ俺らはクビになってもしゃあないという気持ちでやっているんです。“遂に負けるときが来たな”という可能性を秘めてる。それぐらい、明治座というのはデカいんですよ。
――そこまでのプレッシャーを感じる場所である、と。
酒井:はい。僕らはメンバーが脱退したとき、この明治座と前川さんに助けてもらった訳ですよ。そこで(と取材場所の横の壁を指差して)謝罪記者会見をやらせてもらったんですけど。あのとき助けてもらったことに対して“恩返し”の気持ちもあるんです。あのとき、メンバーが5人から4人になったとき、明治座と前川さんに“4人でもいいからいらっしゃい”といって頂けなければ、きっと全国のイベンターさんは“純烈もうダメか”ということで、それまで組んでたスケジュールは崩れていたと思うんです。だけど、この明治座さんと前川さんがあのとき、僕らを4人でもいいといって使ってくれた流れが。
後上:その後のスケジュールにも影響して。
酒井:崩れなかったんですよ。
――ああ、そうだったんですね。
酒井:2018年末“純烈、今年は『紅白(歌合戦)』初出演いけるんちゃうか”っていう読みがあってのその翌年のスケジュールやったから、すごい埋まってたんですよ。それで『紅白』初出場が決まって、スケジュールもさらに埋まっていってた矢先のことだったので。
純烈/白川 裕二郎
ワクワクしながら観に来てください。僕たちはドキドキしながらの公演になると思うのですが、肩肘張らず、お芝居も歌も届けられたらなと思ってます。
――絶好の追い風が吹いてきたときに起こったメンバーの脱退劇でしたから。ダメージは相当ありましたよね?
酒井:グループとしては凄まじい、どえらい解散の危機でした。それを救ってくれたのがこの明治座さんであり、前川さんだったんです。ここでやったそのライブショーのことを聞いた全国のイベンターさんや、ワイドショーであの記者会見を見たという方々が僕らを応援してくれて。あのスキャンダルをきっかけに純烈の知名度が上がって、いまの僕らはある。それは間違いないと思うんですよ。だから、いろんな思いがあるんです。この明治座さん、前川さんには。だから、千秋楽はお芝居もコンサートも関係なく、1日じゅう泣いてる可能性があります。っていうぐらい、並々ならぬ思いを持っての公演になります。僕らのようにキャリアはまだないけど年齢はいってる、そういう人たちの座長としての成功例が後輩たちにもつながるだろうし、自分たちの今後の活動にもつながっていくと思うので、ここはなんとしても勝たなあかんという決意で挑みます。ここで燃えんといつ燃えるねんという気持ちですね。
後上:いまリーダーがいったこの明治座への背景と同時に、お客さんにはそういう歴史を知った上で観に来る方もいらっしゃる反面、ふわっと来られた方、どちらもいらっしゃることを考えると、リーダーがいったような自分たちの思いとは別に“お客さんファースト”みたいな気持ちで、最低限“よかったな”と微笑んで帰っていただく。そのためにその日をどう過ごしていくかというところは、これまでキャバレーやスーパー銭湯でやっていく上で純烈が大事にしてきた部分ですから。こういうスケールの大きな明治座さんというところでも、そこで培ってきた“純烈イズム”は変わらず届けるためにも、自分たちの熱い思いと純烈イズム、それが一番いい塩梅となるバランスを探ってやっていきたいですね。
純烈/小田井 涼平
初座長公演、第1部も第2部もいろいろ初めて尽くしが多い公演になるので、大いに期待していただきつつ、そこを一番の目玉にしていきたいですね。
白川:今回はグループで初めての座長公演。ムード歌謡の先輩たちが座長公演をやるというのは聞いたことがなかったので、今回そういった意味でも初めての挑戦となります。第1部は1920年代のニューヨークが舞台。僕たちの初めての座長公演としてはハードルが高いのかなと思いながらも、そういったことも楽しみつつ、ファンのみなさんはワクワクしながら観に来てください。僕たちはドキドキしながらの公演になると思うのですが、座長だからと肩肘張らず、いい意味で力を抜いて、お芝居も歌も届けられたらなと思ってます。一人でも多くの方に楽しんで帰ってもらえるように、“純烈よかったね”ということで次も呼んでもらえるように、純烈4人、力を合わせてやりきっていきたいなと思います。
小田井:自分たちが座長であることは置いといて、自分たちならではというところでいうと、この第1部は僕ら3人が売れないコーラスグループというところから始まって、実業家の水曜日君がいて、水曜日君が昔をもみ消すためにラブレターを取り返す。その仕事の依頼がきたところから、僕らはチャンスを見出していくだろうなと僕は予想しているんですが。非常に純烈を分かってらっしゃるなと思ったんです。普通に考えれば、売れないコーラスグループに仕事が舞い込んだっていうと、当然仕事は歌の仕事なはずなんです。でも、そうじゃなかった。そこが、なんとも純烈らしさを分かってらっしゃるなと思って。それをアメリカンコメディーとして演じるのは、純烈としては初めてのこと。お客さんもそういう純烈を観るのは初めてなんですよ。僕らにとって初座長公演、第1部も第2部もいろいろ初めて尽くしが多い公演になるので、そこは大いに期待していただきつつ、そこを一番の目玉にしていきたいですね。
取材・文=東條祥恵 撮影=大橋祐希
純烈

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