MORISAKI WIN

MORISAKI WIN

【MORISAKI WIN インタビュー】
僕のパーソナルに近い部分が
漏れ出したアルバム

昨年7月にメジャーデビューしたMORISAKI WINの1stアルバム『Flight』が完成! 出発感あふれるアシッドジャズチューン「Fly with me」、先行配信された初のラブソング「Love in the Stars -星が巡り逢う夜に-」、自身が歌詞やトラックメイクを手がけた「Midnight」などクオリティーの高い楽曲が揃っている。WINの新たな一歩目が刻まれた作品について語ってもらった。

自分で言っちゃいますけど、
俺、歌がうまくなりました(笑)

まずは、昨年7月のメジャーデビュー以降の話を聞かせてください。

音楽をやりながら役者をやっていたんですけど、まずメジャーデビューできたことに本当に感謝してます。初ライヴを配信で行なって(2020年8月29日の『MORISAKI WIN SCREEN LIVE ~Parade to the WonderLand〜』)、そこでやっとスタートが切れたって気持ちです。

その配信ライヴの感想は?

純粋に楽しかったです。正直言ってお客さんがいない物足りなさはありましたけど、やりたいことも見つかりましたし、次が見えるライヴだったと思います。その頃から今回のアルバム制作に動き始めてたんです。

今作は時間をかけて制作されてたのですね。

8月から9カ月くらいの期間をかけて作りました。メジャーデビューした最初の頃は右も左も分からず、勢いだけで乗り切ってたところがあったんですが、前作のEP『PARADE』(2020年8月発表)を作って、今後自分がどんなアーティストになっていくか、どんなアルバムを作りたいかがいろいろ見えたんです。本当にこの9カ月は大きな変化の波の中にいる感覚でしたね。あと、自分で言っちゃいますけど、俺、歌がうまくなりました(笑)。

おぉ!(笑) それは良かったじゃないですか。

ソロになってから、アーティストのSWEEPさんが歌のディレクションをやってくれてるんですが、一なかなか人を褒めないらしいとうかがっていたんですよ。そのSWEEPさんが配信ライヴの時に僕のことを褒めてくださったっていうのを照明さんから聞いたんです。そこで、自分でも歌がうまくなってきたんだなと思えたというか。今、すごくいい人たちに囲まれてて、必死に食らいつてるんで、ちょっとずつ良くなってきてるっていうのを感じてますね。

アーティストとしての成長を実感していると。そんなWINさんの1stアルバム『Flight』ですが、どんな作品を目指したのですか?

まず選曲会議の時に自分が歌いたい曲をファーストインスピレーションで選んで、そこから詰めていったんです。初めに「Love in the Stars -星が巡り逢う夜に-」を仕上げて、それをベースにアルバムを組み立てていきました。アルバム全体のテーマを決める際に、「Love in the Stars -星が巡り逢う夜に-」も空だし、空や飛行機をテーマにしていこうってなったんです。プラス、夜中に自分がひとりで思うこととかを入れたものにしたくて。コロナ禍で当たり前が当たり前じゃなくなってしまった中、これ以上壊れてほしくないし、みんなでお互いに壊し合うのはやめようっていう気持ちがアルバム全体に込められてます。

世の中に広くメッセージするというよりも、すごくパーソナルな気持ちを届けるって感じがしますね。

それはありますね。『PARADE』にも僕のパーソナルが少し出ていたので、だったらそれを作品にしちゃえって感じもありました。ただ、パーソナルすぎるのはちょっと違うので、そこは曲の雰囲気に合わせて物語性を持たせたりしたっていうのはあります。

では、曲に触れながら話を進めましょう。リード曲の「Fly with me」はアシッドジャズ感がたっぷりのナンバーですね。

これは宮野弦士さんに作曲していただいて、歌詞はSWEEPさんに僕が好きなエアバスA380について書いてほしいってお願いしたんです。エアバスA380は総2階建ての今一番大きい旅客機で、乗り心地がすごく良くて好きなんですよ。

まさにWINさんがここから出発するイメージがありますね。歌でこだわった部分は?

アルバム全体的にそうなんですけど、日本語を崩しながら言葉の切り際を意識してリズム感を出しつつ、ちゃんと伝えたい意味を乗せていくっていうことをやってますね。

いわゆるブラックミュージック的なノリの歌い方ですね。そして、「Love in the Stars -星が巡り逢う夜に-」はミディアムテンポの初のラブソングで。

テンポはゆったりめだけど、その分、言葉を超詰めてるので、歌が速くてめっちゃ難しかったです。曲的には、夜は家にいることが多い時期だからこそ王道的な曲を届けたいってことで作っていったんです。歌詞にある3000マイルは東京からミャンマーまでの距離なんですよ。作ってる時はクーデターが起きる前でしたけど、新型コロナウイルスの影響もあって帰れない状況だったんです。なので、自分にとって大事な人…家族だったり、ファンのみんなもそうですし、会えない人たちに届いたらいいなって想いで歌いました。

広い意味でのラブソングであると。「JUST GO」は夜感たっぷりなナンバーですね。

まさに「JUST GO」は“夜のドライブ”というイメージで選んだ曲なんです。これも歌が大変でした。サビはミックスヴォイス寄りのファルセットなんですけど、すごく抑えながらも張らずにギリギリの地声で歌うっていう。Bメロがすっごく難しかったです。

「START IT OVER」は《孤独な夜の先で また出会える様に》って歌詞がとても響く曲ですね。しかも、音数少ない中での歌の表現が特に際立ってるなと。

僕が今、何を思ってるのかをもとに作家のEIGOさんが歌詞にしてくださったんですけど、歌詞が本当に最高で! ただ、レコーディングは難しさを越えて勝負でした(笑)。完成版にはちょっと上モノが入ってますけど、レコーディングの時はギターの音だけだったんです。リズムに注意して、全力でニュアンスを出しましたね。終わり方も決まってなかったんで、ノリでフェイクしたり。
MORISAKI WIN
アルバム『Flight』【初回限定盤】(CD+DVD)
アルバム『Flight』【通常盤】(CD)

OKMusic編集部

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