左上から時計回りに、大桃子サンライズ、望月みゆ、甘夏ゆず、恋汐りんご、鈴姫みさこ、ななせぐみ

左上から時計回りに、大桃子サンライズ、望月みゆ、甘夏ゆず、恋汐りんご、鈴姫みさこ、ななせぐみ

【バンドじゃないもん!
MAXX NAKAYOSHI インタビュー】
“こんなに自由に生きていいんだよ”
ということを伝えたい

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI(以下、バンもん!)初のベストアルバム『-バンもん!BEST- 極仲良的世界』がリリースされた。華やかな楽曲や前向きな歌詞、固定概念を打ち砕く独自のアイドル像など、バンもん!の魅力を満喫することができる。強い光を放つ彼女たちの最新の声をお届けしよう。

バンもん!らしい、
ハッピーから生まれる言葉を届けたい

バンもん!初のベストアルバムはどんな流れでリリースが決まったんですか?

みさこ
昨年デビュー8周年を迎えて、“末広がり”というテーマでツアーや音源製作とか、いろんなことをやろうと思っていたんですけど、コロナ禍の影響で思うようにレコーディングができなかったので、このタイミングでベストアルバムを作ることに決めました。それで、ファン投票をすることにしたんだよね?
大桃子
そう。ファンの方に好きな曲を3曲ずつ選んでもらって、ランキングの上位に入った曲を入れることにしました。
みさこ
今作をきっかけにもっとたくさんの人にバンもん!を聴いてもらいたくて、初めて触れる人にオススメできる“これぞ、バンもん!”という曲とか、“これを聴くとバンもん!が気になるでしょ?”という曲を揃えたいと思ったんです。それを一番分かっているのはファンのみなさんなので、楽曲を投票してもらいました。
ぐみ
募集をするにあたって、ファンの人にもそのコンセプトを伝えたんです。
大桃子
なので、これを聴けばバンもん!に初めて触れる人にも私たちのことを分かってもらえるようなベストアルバムになったと思います。アルバム曲の「ピンヒール」も入っていて、個人的にはそれが嬉しかったです。

ファンのみなさんとの深い絆を感じます。バンもん!らしさとクオリティーの高さを併せ持った良質な楽曲が揃っていることも注目ですね。

みさこ
音楽面は普段からすごくこだわっていて、好きじゃない曲は絶対に出したくないと思っているんです。もちろん聴いてくださる方のことを考えたり、誰かに届けるということを考えて楽曲を作っていただいたり、私は歌詞を書かせてもらっていますけど、自分たちがやりたいことをやっていないと後悔すると思うんですよ。“これは喜んでもらえるだろう”と思って作ったのにうまくいかなかったこともいっぱいあるけど、自分たちが好きでやっていることだったら納得できるので。

いいですね。そういうスタンスにはロック/パンク系のバンドに通じるものを感じます。

みさこ
私たちはかなりバンド感がありますね。バンもん!はプロデューサーがいなくて、今のメンバーになる前からずっと“女の子は好きなことをしている時が一番可愛い。だから、その姿を見せる”というのが根本のコンセプトとしてあるんです。それが、今までのアイドルからはみ出していても、ポストアイドルとして好きなことをやっている時の一番輝いている姿を見せて、“こんなに自由に生きていいんだよ”ということを伝えたい。そういうスタンスなので、誰かに作り込まれたアイドルとは全然違うし、バンドに近いと思います。

本当に好きなことを追求していて、なおかつクオリティーが高いものを提示しているアーティストはアツい支持を得ますしね。では、今作でのそれぞれの推し曲を教えていただけますか?

大桃子
私は1曲目の「ゴッドソング」です。これはメンバーも本当に好きな曲で、今回の投票でも1位だったんですよ。ファンの方は最近の曲よりも昔の曲を好きでいてくださったりするので、バンもん!を知って一番バーンッ!ときた曲が神格化されていることのほうが多いと思うんですけど、「ゴッドソング」は昨年の6月に出してすぐにアワードで1位になったんです。
みさこ
めっちゃ嬉しかったね。
大桃子
私たちのテーマとして“いかに自分の人生を素晴らしいものに創造していくか”というのがあって、人類に対して肯定していくのがバンもん!のあり方だと思っているんですけど、「ゴッドソング」にはそれが全部詰まっているんです。この曲は私たちの曲であり、ファンのみなさんの曲であり、全人類…今ハッピーな人、ハッピーじゃない人問わず、全員にオススメしたいです。
ゆず
今のももの話にちょっと近いところがあって、私の推し曲は「Q.人生それでいいのかい?」です。みさこが歌詞を書いてくれていて、サビに《きみが愛して愛されないまま/生きていくなんて許さない》という言葉があるんですね。私はそれも肯定の気持ちにあふれた言葉だと思うんです。“君の人生は君が主役だし、自由に生きている君が愛されないまま生きていくなんて許さない”ということをファンのみんなにも伝えたいんですよね。“どん底から這い上がってやる!”という泥臭さからだけではなく、あくまでもハッピーな中から生まれる言葉がすごくバンもん!らしくて、それをたくさんの人に届けていきたいです。
みさこ
私は結構平々凡々と生きてきたタイプではあるんですけど…
全員
そうかな?(笑)
みさこ
とにかくメンバーは私の100倍くらい人生経験が豊富なんです(笑)。夢とか希望を純粋培養されて、蝶よ、花よと育てられた人たちが“自分らしくあれ”と歌うのは簡単なことだけど、誰しもに響くわけではないと思っていて。どっちかと言うと、“絶望と共存している中で、夢や希望を持つことができる”というのがバンもん!なりのキラキラ感の届け方だと思うんです。それが、「Q.人生それでいいのかい?」には詰まっています。
ゆず
シリアスでロック寄りな曲調だし、メンバーそれぞれの人生も語っているから聴く人によっては心に“うっ…”ってなる人いるだろうけど、あくまで私たちはそれぞれが乗り切った後の前向きな感情で表現している曲ばかりなので、聴いてくれた人が重たい気持ちになることはないと思います。
みさこ
プレッシャーを感じているわけじゃないですけど、「Q.人生それでいいのかい?」の歌詞を書いたあとに“仕事を辞めました”という話を何件ももらったんです。この曲を聴いて“人生を変えなきゃ”と思った人がたくさんいたのかなと。その時にたった一曲で人の人生は変わるんだとリアルに感じて、そこからより人の人生をいい方向に持っていきたいという気持ちを持つようになりました。あと、音楽的な話をすると、この曲を作った時はみんなの中に明確なイメージがあって、それを曲を作ってくださっているゆよゆっぺさんに伝えて、出だしのギターリフもゆっぺさんとメンバーでああしようこうしようと話し合いをしながら一緒に作ったんです。

ディレクターなどに曲を渡されて、“次のシングルはこの曲だから”と言われるパターンではないんですね。

大桃子
はい。バンもん!の楽曲制作は、まずメンバーがテーマを決めているんです。「ゴッドソング」もそうだし、「Q.人生それでいいのかい?」とかもそうでした。活動していく中で、それが一番重要だと気づいたんです。歌詞にあとから気持ちを乗せるんじゃなくて、歌いたい気持ちを音楽にしてもらうことが大事だなって。なので、最初はファミレスや楽屋とか、いろんなところで6人で“ワァーッ”と意見を出し合って、“今出すべきメッセージはこれだ!”というのを決めるんです。メッセージが決まると曲調も見えるので、それを作家さんに伝えて作ってもらっています。
恋汐
伝えたいメッセージや曲調が決まってから、お願いしたい作家さんに相談して作ってもらい、歌の振り分けはみさこが“ここのパートはあの子っぽい”ということも踏まえて決めてくれるんです。iPhoneのヴォイスメモ程度ですけど、自分たちでプリプロをして、それぞれのいいところをみさこが選んでくれたりとか。

リスナーが聴きたいのはメンバーの血や肉が入ったものだと思いますので、そういう作り方は大いに賛成です。

みさこ
ありがとうございます。ただ、いつもゴリゴリに硬く考えているわけでもなく、柔らかい頭で、楽屋のノリで決めることもあるんです。「ゴッドソング」を作った時も自社レーベルでやっていくことにして、“どういう曲がは欲しい?”と考えて。“会社設立”から“天地創造は?”みたいな話になって、ぐみさんが“神は?”って言ったのをきっかけに“神っていいじゃん!”となり、“新しい世界を自分の力で創る”というテーマで「ゴッドソング」に(笑)。
左上から時計回りに、大桃子サンライズ、望月みゆ、甘夏ゆず、恋汐りんご、鈴姫みさこ、ななせぐみ
L→R ななせぐみ、甘夏ゆず、恋汐りんご、鈴姫みさこ、望月みゆ、大桃子サンライズ
アルバム『-バンもん!BEST- 極仲良的世界』【初回限定盤】(CD+DVD+エムカード)
アルバム『-バンもん!BEST- 極仲良的世界』【通常盤】(CD)

OKMusic編集部

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