有村架純が無報酬・ボランティアの国
家公務員“保護司”役で主演 漫画『
前科者』の映画&ドラマ化が決定

漫画『前科者』を原作とした映画『前科者』が2022年に劇場公開されることが決定。また、同原作のドラマが2021年秋に放送・配信されることがわかった。
『前科者』は、『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて2018年1月から連載が始まった香川まさひと原作、月島冬二作画による漫画。罪を犯した「前科者」の更生・社会復帰を目指して奮闘する“保護司”の姿を描いた作品で、2019年『第3回さいとう・たかを賞』の最終候補に選ばれている。
『前科者』映画・ドラマ化でメガホンをとるのは、『あゝ、荒野』で報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、ブルーリボン賞などの作品賞に輝いた岸善幸監督。また、映画『花束みたいな恋をした』などの有村架純が主演を務める。有村が演じるのは、コンビニでアルバイトをしながら保護司の仕事に就く主人公・阿川佳代。保護司とは、犯罪や非行に陥った人の更生を助ける仕事で、非常勤の国家公務員でありながら無報酬かつボランティアであることが特徴だ。
映画の劇場公開に先駆け、今秋にWOWOWでドラマの放送・配信を予定。ドラマ版では、新人保護司の阿川佳代が様々な“前科者”と向き合い成長していく姿を描いた職業ドラマとなる。また、映画版は佳代が保護司として現在進行形の凶悪犯罪と向き合う、完全オリジナルの社会サスペンスとして制作される。なお、ドラマ版はWOWOW放送後にAmazon Prime Videoでの見逃し配信も予定している。
主演の有村、岸監督のコメントは以下のとおり。
有村架純
この作品のお話をいただいた時「保護司」がボランティアであることを初めて知りました。
前科のある人間の更生を手助けする。それって一体どういうことだろう。この作品を世にお届けすることで、様々な視点が変わるかもしれない、キャストスタッフの皆さんとこの世界に飛び込んでみたい、そういった思いを抱きました。
私が演じる主人公は、保護司ではあるけれど複雑な思いを抱えながら存在意義を探している女性。その要素を内包しつつ正義のヒーローにならないよう心がけ、距離感などは監督とその都度話し合いながら慎重に撮影を進めていきました。
キャストスタッフの皆さんとひとつひとつ大切に紡いだ日々に私の心は毎日震えていました。これから先も、ここで得られたことは忘れません。
ドラマ版から数年後の世界が、映画版となっています。2作品とも違う味わいの作品だと思いますので、両方ともご覧になっていただけると幸せです。
この作品は色んな視点から考えられる作品なので、フラットな気持ちでご覧になっていただき皆様と一緒に考えていければと思います。そして「保護司」というボランティア活動があることを知って欲しいです。
正直、まだこの作品について言葉にするのは難しくて。ですが、どこかの誰かの日常に、一筋の光が差し込んでくれる物語であることを願っています。
岸善幸(監督)
原作の香川まさひとさんは、私が大好きな映画『クヒオ大佐』や『羊の木』(吉田大八監督)の脚本を手がけた方です。シニカルで、悲しくて、深い余韻を与えてくれる作品を生み出してきた香川さんの思いを想像しながら、映像化にあたっては、罪を犯す人たちが置かれた“いま”を捉えたいと考えました。
重要だったのは主人公 阿川佳代のキャラクターでした。作画の月島冬二さんが描くメガネの佳代の生真面目さや芯の強さを大切に、有村架純さんと何度も話し合い、映像化ならではのキャラクターが生み出せたと自負しています。メガネの奥で輝いたり、曇ったり、怒ったり、涙に濡れる架純さんの瞳。全身で絶叫し、格闘する架純さんの姿にご注目ください。
“個”を大切にする時代に、誰かを助けるとはどういうことなのか。たくさんの方にご覧いただき、感じてもらえたら嬉しいです。
『前科者』映画版は2022年公開。ドラマ版は2021年秋WOWOWにて放送・配信/WOWOW放送後よりAmazon Prime Videoにて見逃し配信。

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