fox capture plan × 滝 善充(9mm
Parabellum Bullet)インタビュー 
音楽性が異なる2組の共通点、そして
アルバム『NEBULA』で生まれた化学反
応とは

fox capture planが5月19日(水)に9枚目となるフルアルバム『NEBULA』をリリースする。アルバムは、前作の8thアルバム『DISCOVERY』からわずが半年でリリースされる、“NEBULA”(星雲)がテーマのコンセプト・アルバムとなっており、今作もピアノ・トリオの枠組みを超えた様々な楽曲が収録されている。

本インタビューでは、fox capture planだけでなく、今作にエレキ・ギターとして参加している滝 善充(9mm Parabellum Bullet)にも登場してもらい、アルバム完成に至るまでの話を訊いた。
──fox capture planの主催ライブに9mm Parabellum Bulletが出演したり、9mmのトリビュート盤『CHAOSMOLOGY』にfoxが参加したりと、以前から交流がありますよね。あと、滝さんと菅原(卓郎)さんがやられているキツネツキとも対バンしていたり、先日のライブでは岸本さんがゲスト参加していたり。
岸本:そうですね。
滝:キツネツキとしてのほうが絡みは圧倒的に増えましたね。そこは名前的なものもあるんでしょうけど、みんなが組ませたがるといいますか(笑)。
──foxとキツネで(笑)。
滝:世代も同じだし、いいんじゃない?っていう話が結構あって。そこから急に近づいた感じがしますね。
──世代も近いんですね。
岸本:俺とカワイが同い年で、司が2つ下で、滝くんはその間だった気がする。
井上:俺、カズくん(中村和彦/9mm Parabellum Bullet)と一緒。
滝:あ、じゃあそうですね。間の歳です。
岸本:昔、9mmの野音の映像を観てたときは、まさか自分より年下とは全然思わなかったけど(笑)。
──9mmに対してどんな印象を持っていました?
岸本:やっぱかっこいいですよね。サウンドはめちゃくちゃ尖っているんだけど、ポップスの要素も感じるというか。
井上:うん。日本人のロックバンドっていう感じで。
岸本:そりゃあ人気出るよなって思ってました(笑)。
カワイ:どの目線で言ってんだ(笑)。
──カワイさんはどんな印象を持ってました?
カワイ:僕はあんまりいろんなバンドを追っかけていなかったので、対バンする企画が決まったときに知ったんですけど、すげえバンドがいるなって。ギターの迫力とかテクニックもすごいし。キツネツキとやったときも、9mmとはまた違った音楽性ではあるけど、やっぱりギターもかっこいいなって思いましたね。で、去年またキツネツキと対バンしたときに、アルバムに滝くんを呼ぼうって。
井上:うん、あれがキッカケだった。
──そうだったんですね。今回の取材は、fox capture planのアルバム『NEBULA』に滝さんが参加されているところから生まれたものなんですが、そういう流れがあったと。
カワイ:アルバムにギターを入れようっていう話は、ずっと前からしてたんですよ。でも、誰にお願いするのかなかなか決まらなくて。
岸本:周りにいるジャズ系のギタリストで上手い人はいるし、そこと繋がりもあるんですけど、fox capture planはそうじゃないなっていうのはなんとなく思っていたので、なかなか踏み出せなくて。
井上:それで、たまたまレコーディングの半月前に一緒に対バンすることになったっていう。
岸本:そのライブでキツネツキとセッションしたんですけど、カワイが「めっちゃよかった!」って言っていて。そういうの珍しいんですよ(笑)。
カワイ:僕、めったにこういうこと言わないので(笑)。
滝:よかった(笑)。
fox capture plan、滝 善充(9mm Parabellum Bullet)
──滝さんは、fox capture planにどんな印象を持っていましたか?
滝:私も同じなんですけど、最初に音源を聴いたときは、まさか同年代とは全然思わなかったです(笑)。曲もすごくプログレッシヴな感じだし、演奏も半端ないから、5〜6歳ぐらい上で大人な感じの人達なのかなって。そこから直接絡むことはあまりなかったんですけど、ここに来て一気にこういう感じになってきたのは嬉しくて。ただ、今回呼ばれたときはめちゃくちゃびっくりしました(笑)。
──滝さんとしてはそういう感覚だったんですね。
滝:やっぱりジャジーなアプローチをやる人とか、ラテンな感じのギタリストが参加するならわかるけど、私はバキバキのパンクをやっている人間なので(笑)。でも、おもしろい組み合わせになるのはいいなと思って、ジャズのコードをちょっと勉強し直してから挑んだりはしました。
──音楽性としては異なる2組ですけど、シンパシーを感じるところもあります?
岸本:そうですね。9mmの楽曲って、歌ももちろんですけど、イントロのギターから持っていかれるんですよ。インストゥルメンタルだけでもグっと掴みにくるっていうのは羨ましいというか(笑)、なかなか悔しいなっていうのを9mmの楽曲からはすごく感じていて。そことぶつかりあってみたいなっていうのはあったと思うし、滝くんみたいなギタリストは周りにいないタイプだから、そこで化学反応が生まれたらおもしろいなって。
──確かに滝さんであり、9mmのギターフレーズって口ずさめるものが多いですよね。そういったものを考えられたりするんですか?
滝:歌える感じのギターがいいよねっていう話を9mmのメンバーからされて、「ですよね」と思って(笑)。そこから考え始めたらだんだんのってきて、覚えやすいフレーズっていいなと思って、いろいろと研究したりはしてました。
岸本:「ハートに火をつけて」とかすごいと思った。イントロが2段構えみたいな感じで。
滝:違う国の民謡みたいなものをくっつけた感じで。ワールドミュージック的なものを転用できないかなとか考えてましたね。
岸本:しかもそれがまた代表曲になっているのもおもしろいなって。トリビュート盤でいろんな人たちがカバーしたものを聴いたときに、いろんな風に料理しやすいんだろうなっていうのは思った。僕らの曲もメロディを重要視しているけど、そこがしっかりしてると、いろんなアレンジに耐えられるというか。おもいきり振り切ったり、今までやっていないジャンル感とかを急に出したりしても、わりとスムーズにいけるというか。
──どちらもメロディを重視しているし、自分たちらしいメロディという軸がしっかりあるからこそ、いろんなことができると。滝さんとしてもfoxにシンパシーを感じる部分はあります?
滝:この前、対バンしたときに卓郎とライブを観ていたんですけど、キレがとにかく半端ないなと思って。9mmでやっているよりも全然スピード感あるぞ?って話をしてたんですよ。学生の頃は速く演奏することにこだわっていたけど、そのときよりも全然速いって。
岸本・カワイ・井上:あはははは(笑)。
滝:これは勝てないな……って(笑)。それでセッションすることになったときに、絶対に遅れないように!っていう感じで行くんですけど、9mm側もテンションがあがってきて。そういう気分的なものがそのまま演奏のノリに出るところは一緒だなと思うし、サウンドは全然違うんだけど、種類的には完全に同じ世界の人なんだなと思いました。
──根っこの部分が近しいのでしょうね。ここからは『NEBULA』のお話に入って行こうと思うんですが、滝さんが参加されている楽曲のお話に行く前にどうしても触れておきたいことがあって。度々この話をしますけど、やっぱりリリースペースが異常なわけですよ。
岸本:はい(笑)。
──前作から半年でフルアルバムが出るというのはどういう状況なんだという。
滝:すごいな……(笑)。
岸本:今年で10周年だから、やっぱりリリースは絶対に必要だろうと思って、あいだ半年のリリースになりましたね。
カワイ:前回のアルバム(『DISCOVERY』)をリリースする前に、今回の話はもうしてたんですよ。リリースライブのリハをした帰りに、こういうアルバムを作ろうっていう。
井上:前のアルバムの告知を生配信でしていたときに、次のアルバムの話もしていて(笑)。
岸本:YouTubeで配信してたんですけど、次のことをインタビュアーの人に聞かれて、「ちょっとアイデアあるから、またあとで話す」っていうのを放送中に話して。
カワイ:あ、そうなんだっていう(笑)。そのときに初めて聞きました。
──すごい状況ですね(笑)。岸本さんとしては、どういう構想があったんですか?
岸本:昔からプログレッシヴロックが好きで。90年代だとドリーム・シアターとか、あとコンセプトアルバムだと言う人もいれば、そう言わない人もいるけど、レディオヘッドの『OK Computer』とか、ナイン・インチ・ネイルズの『The Fragile』とかって、自分の中ではコンセプトアルバムなんですよ。そういうストーリー性のあるものを作りたいなっていうのは、前からずっと思っていて。ただ、今回が9枚目のアルバムになるんですけど、そういった作品を10枚目でやるのはちょっとディープすぎるかなと思って、やるならこのタイミングじゃないかと。それに、明確なコンセプトがあったほうが、あいだ半年でも作れるんじゃないかなって。あとは、自分たちは劇伴の仕事もやっているので、ひとつのメロディを派生させて違う曲にするというのも、経験上できるんじゃないかなっていうところもありましたね。
カワイ:で、「コンセプトアルバムを作る」ということだけが決まって、とりあえずスタジオだけ押さえて(笑)。
──(笑)。肝心のテーマは?っていう話になりますよね。
岸本:ざっくりとはあったんですよ。「明るい未来」というか。いまってコロナの時代ですけど、もしコロナがなかったらどうなっていたんだろうって考えたりもして。たまに話題になったりもしますけど、たとえばオリンピックはどうなっていたのかとか。だから、パラレルワールドじゃないけど、もしそういう未来があったとしたら……みたいな。そのコンセプトを、今回ポエトリーリーディングの歌詞を書いてくれたChihiro(Sings)ちゃんに伝えたら「Constellation」という曲ができて。Constellationって“星座”っていう意味なんですけど、そこを元に派生させていきました。曲の並びやアートワーク、タイトルまで。だから逆算的なところもあって。
──じゃあ『NEBULA』(=星雲)というタイトルであり、テーマは……。
井上:そのテーマが決まったのは全部終わった後ですね。
岸本:自分がうまく言葉で表現できなかったものを、Chihiroちゃんがうまくまとめてくれた感じです。
──そういう作り方だったんですね。そして、滝さんは「Meteor Stream」(先行配信中)と「Dark Side of the Moon」の2曲に参加されていますが、どういうところから作り出したんですか?
カワイ:「Meteor Stream」は、最初にデモを作った段階ではギターを入れてなかったんですよ。でも、年末にキツネツキと対バンしたときのギターの印象とかイメージがずっと頭の中にあったので、レコーディング当日ぐらいに急遽打ち込みでギターを入れて、「やばいタッピングしてるギターを入れたい」っていう話をメンバーにして(笑)。で、これ弾ける人となると、やっぱり滝くんじゃない?っていうことになって、すぐにオファーしました。
──滝さん的には急に連絡が来たんですね。
滝:そうです、何の前触れもなく(笑)。
岸本・カワイ・井上:あははははは(笑)。
岸本:しかも曲がめっちゃムズいっていう(笑)。
──あのイントロ、何が起こってるんだ?っていう感じですからね(笑)。変拍子で、早弾きで。
滝:あとキメも多くて。結構練習しましたね(笑)。
fox capture plan「Meteor Stream feat. 滝 善充(9mm Parabellum Bullet)」

──レコーディングはどのように進めていったんですか?
カワイ:僕らが先にオケを録っておいて、滝くんに後からダビングで入れてもらったんですけど、練習してきてくれたのもあって、すごくすんなり終わりましたね。しかもアイデアもいろいろ出してくれて。
岸本:そうそう。先に「Dark Side of the Moon」をお願いしたんですけど、そっちは瞬殺で終わって。
カワイ:ノイズをガーっと入れてもらって。
岸本:で、「Meteor Stream」をお願いしたんですけど、滝くんはロックギタリストではあるんだけど、音楽理論に精通してるというか。
カワイ:やっぱり作曲をする人だから、曲全体を俯瞰で見れる感覚を持っているんですよ。
岸本:コードの譜面を渡しただけで、「ここのコーラスとギター、当たってない?」っていうところに気付いたりとか。
滝:エレクトーン出身なんで、意外とマジメに楽譜を読めたりするときもあって(笑)。やっぱり響きがかなり大事な曲だから、当たっちゃうともったいないし、気をつけて弾こうと思ってましたね。
岸本:あと、ギターの音色もいろいろと試してくれて。
滝:ノイズが出るペダルを2個同時に踏むんですけど、ひとりじゃできないから手伝ってもらったりとか。
カワイ:めちゃくちゃシュールでしたけどね。滝くんが激しくギターを弾いている横で、岸本がベダルを踏んで足踏みしてる感じになってて(笑)。
岸本:(笑)。でもあれはクリエイティブでしたよ。
──井上さんとしては、今回の制作はいかがでした?
井上:今回は滝くんに入ってもらって、いろいろ試してもらってできたものがあるんですけど、3人でレコーディングしているときもいろんなことを言い合って試してたんですよ。
カワイ:軸になる曲はできていたんですけど、ひとつのメロディを展開させた曲とかは、みんながダビングしているときとかに横で作業して、こんなのどう?っていう感じで作ったラフをみんなで聴いて、せーの!で録って。
滝:すげえ(笑)。
岸本:結構ギリギリでしたね。1月上旬に3日間合宿したんですけど、初日の前の夜は寝ずに作業していて。
井上:そう。そこまでは各々で考えていて、ようやくみんなでシェアしたのが前日の夜ぐらい。
カワイ:頭おかしいよな? 正月とか珍しく曲作ってたもん。そういえば今週レコーディングだけど、まだ曲作ってなかったな……って。
岸本:ほんとはね、年が明ける前にもうちょっと作っておく予定だったけど。
──滝さん的にそのスケジュールってどう思います?
滝:考えられませんね(笑)。
岸本:そりゃあそうだ(笑)。
滝:9mmのときは、レコーディングスタジオに入る1ヶ月前には完璧なデモをメンバーに渡しているので……超ちゃんとしてる(笑)。でも、それで完成できるのがすごいですよ。速いし、その中からパっと手を出して作っていくのもすごいし。そこは、楽曲提供もしているから、同時進行でやるにはそれぐらいヤンキーな作り方をしないと間に合わないんだろうなって。自分がちょっと普通にやりすぎてるのかもな……っていう気になってきましたね(苦笑)。
カワイ:いや、うちのスケジューリングはだいぶブラックだと思うよ(笑)。
──あと、前作の『DISCOVERY』で、“ジャズのピアノトリオのスタイルにこだわらなくなった”というお話をされていましたよね。今作はコンセプトアルバムではありつつも、より前作の路線を突き詰めたような印象もありました。
岸本:なんとなくストーリー性は3人それぞれ意識していたけど、『DISCOVERY』からの流れを受けて作ったものも何曲かあったりしますね。コンセプトアルバムというバンドとして新たな挑戦をしながらも、電子音だったり、ブラックミュージック的なリズムだったり、ここまでいろんなサウンドや曲調を試してきたその集大成的な部分も表現できたかなと思います。
──現に、1曲目の「Stargaze」から、ピアノもベースもドラムの音も鳴ってないっていう。
岸本:ね(笑)。
井上:「ね」って(笑)。
──(笑)。そこはこの1枚を物語っているところでもありますね。より作品性を高めていくというか。
井上:「Stargaze」は、もともとは最後の曲にする予定だったんですよ。
カワイ:ミックスしている最中に、エンジニアと「ノイズとか乗せたらおもしろそうじゃない?」って、悪ノリでやってみたらそれがすごくハマって。それをみんなに聴いてもらったら、「この曲、アタマでよくない?」って。そこからまた曲順の流れを作っていった感じにはなったんですけど。
岸本:さっき話していた、ひとつのメロディをモチーフにして展開させていった曲もそうですけど、ピアノだけの曲とかドラムメインの曲とか、インタールード的なものも、レコーディングのときに敢えて多めに録っておいたんですよ。曲順を組む途中で、そういうものが絶対に必要になってくるやろうなと思って。それを入れたりもしてますね。
──「Andromeda」みたいなエフェクティブな方向に行ききった曲もおもしろかったです。
カワイ:あの曲も、ミックスしている最中まではもっと生っぽかったんですけど、これだと普通すぎるからちょっとひねりたいなと思って。それで、ドラムのキックもエレクトリックドラムの音色と一緒に鳴るようにして、スネアとかハットもバキバキにしたり、ベースもソロはオクターバーで下と上を足してみたり。いろいろやった結果、あの形になったんですよ(笑)。
岸本:結果、めっちゃ作り込んでたみたいに聴こえるっていう(笑)。
──まさにその感覚でした。最初から構築した上で作ったのかなって。
カワイ:なんか、後付けがうまくなってる気がする(笑)。嘘を誠にするじゃないですけど。
fox capture plan、滝 善充(9mm Parabellum Bullet)
──(笑)。この記事が出る頃には終了していますが、foxのツアー『ANOTHER DISCOVERY~ROAD TO NEBULA~』の東京公演に滝さんが出演されていて。今日はそのリハスタで取材を行なっているんですが、タイトルに「~ROAD TO NEBULA~」とあるのもあって、改めて『NEBULA』を掲げたツアーも考えていたりするんですか?
岸本:ツアー自体はやろうと思ってるんですよ。ただ、それが『NEBULA』を軸にしたものになるのかは、まだちょっとわからなくて。具体的な日程とかはまだ言えないんですけど、いろいろと考えてはいますね。
──9mmも6月には久々のツアーを予定していますね。今回のライブは2部制で、第1幕は『BABEL』の再現ライブなので、foxがトリビュート盤で参加した「ガラスの街のアリス」もやるという。
滝:そうですね。『BABEL』もコンセプトアルバムだったんですよ。それを再現しようってことになりました。
──それこそ、9mmの場合はどうやってコンセプトアルバムを作り進めていたんですか?
滝:作り貯めていた曲の中から、コンセプトに合うようなものを出していきました。あと、時代が流れていくようにしようと思っていたので、曲順を後から動かすことはできなかったですね。で、曲数は10曲ぴったりにして、最初に出囃子みたいなものを入れようと思ってたんですけど、それはやらなかったです(笑)。とにかく一本筋が通るように作ってましたね。
──コンセプトアルバムにもいろんな作り方があっておもしろいですね。
カワイ:曲を聴くだけじゃわからないですよね、どうやって作ったのか。
──わからないですね。それに、勝手な思い込みではあるんですけど、コンセプトアルバムって緻密に作られたように思ってしまうところがあるというか。
カワイ:そうそう。うちは「緻密に作った風」なんで。
──あはははは(笑)。
カワイ:その雰囲気は僕らも出していきますけどね。「いや、これもう全部計算だから」って。
──そういう発言、ほとんどなかったですけどね(笑)。そして、foxは今年10周年ということで、他にもいろいろと考えていることがあるんですか?
井上:まだ発表していないですけど、リリースもあります。
──リリースも!? もう作ってるんですか?
カワイ:これからです。6月にレコーディングなんで、まあそろそろ作り始めないとなっていう感じですね。ただ、どういうものにするのかは、まだノーアイデアです。
岸本:うん。
──頑張ってください……! 最後に、foxのみなさんとしては、滝さんであり、9mmやキツネツキに対して、これから期待していることというとどんなものがあります?
カワイ:滝くんっていうギタリストは完成されているイメージもあるんですよ。だから、滝くん節みたいなものをよりストックしていってほしいというか。どんどん刀を鍛えていくよう感じでいってもらえれば。
岸本:インストプロジェクトみたいなのはやらないの?
滝:いまのところそんなにやってはいないんだけど……。
岸本:展望的には?
滝:展望的にも……ないかな(笑)。でも、envyでやってることはそれと近いかも。リーディングが入っているとか、奥行きとか波を作ったりっていうのは、foxとやっていることとも近いかなぁ。
──岸本さんとしては、滝さんのインストものが聴きたい?
岸本:たとえばですけど、LUNA SEASUGIZOさんがソロでインストをやったりとかしていて。それの滝くん版じゃないけど、ファンとしてはそういうのも見てみたいなって。
滝:どうなるんでしょうね? 全然イメージが湧かない(笑)。
岸本:でも、そうなるのもわかるんですよ。ボーカリストがいるからこそギターが思いきれるところってあると思うから。僕もホーンが入ってるバンドをやってるけど、そのときはキーボーディストはサイドに回るんですよ。それはそれでめちゃくちゃ楽しかったりするから、その気持ちはわかる。
滝:なにか考えます、余裕があれば……(笑)。
──滝さんとしては、こういうfoxが見たいなと思うものはあります?
滝:私としては、キレキレの演奏が見れるだけで幸せなので(笑)。だから、むしろもっとキレを磨く方向になっていったら、個人的には嬉しいです。もちろんいろんな曲があるといいなと思いますけど。
カワイ:キレキレの曲か……作ってみようかな(笑)。

取材・文=山口哲生 撮影=菊池貴裕

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