L→R 中村郁香(Key)、もっさ(Vo&Gu)、藤田(Ba)、朝日(Gu)、カズマ・タケイ(Dr)

L→R 中村郁香(Key)、もっさ(Vo&Gu)、藤田(Ba)、朝日(Gu)、カズマ・タケイ(Dr)

【ネクライトーキー インタビュー】
ネクライトーキーをやっていくうちに
“これがバンドだ”と思った

ひと言では説明できないことを
歌詞にしていきたい

ネクライトーキーっていつも怒ってたり、嘆いていたり、“今”の気持ちが表現されている印象だったんですけど、『FREAK』ではやさしさが滲み出ているように感じたのが新鮮でした。今までのことを思いながら、今だからこそできる表現で感情を表しているというか。

朝日
メンバーにも歌詞がやさしくなってるって言われました。
藤田
歳を取ったからなのか?
朝日
それもあるかもしれない。本当は怒っていたいですけどね(笑)。でも、前作の『ZOO!!』で最後のほうにできた「朝焼けの中で」の歌詞を書いた時に、“もっとこういう気持ちで歌詞を書きたい”って思ったんですよ。怒ったり嘆いたりする曲は結構書いたけど、せっかくひとつの曲に対して3分くらいかけてポエムを詰め込むんだから、ひと言で説明できることを3分に引き延ばすんじゃなくて、ひと言では説明できないことを歌詞にしていきたいと思うようになりましたね。「朝焼けの中で」は自分の中でちゃんと名前がついてない気持ちを歌詞にしているので、怒る前に“なぜそうなったんだろう?”ってことにも向き合いたいなと。分かんないですけど、今作はそこから始めようと思ってたかもしれないです。
藤田
歌詞って楽曲を作る中で最後にできることが多くて、“そんな歌詞が乗るんだ!?”って意外に思う時もあるんですけど、「大事なことは大事にできたら」はアレンジの時から何となくこういう歌詞がきそうって想像しながら作ったので、気持ちの変化は感じていたし、そこに寄せることもできた気がします。

「大事なことは大事にできたら」の《嫌いだからみんな死ねばいいんだ、と/そう言えないほど丸くなれたよ》なんて、まさかネクライトーキーの曲でそんな歌詞を聴くとは思いませんでした。

朝日
それを書いた時にオーバー30のライン超えちゃったなと思いました(笑)。
もっさ
そんなこと言い出すと思わなかったから、同じ日のセトリに組み込めない曲がいっぱいあります(笑)。

孤独や憂いも変わらずにありますけど、「気になっていく」は誰かのことを歌っているように聴こえたり、自分だけの世界じゃなく、曲の中に誰かがいるような感じもします。

朝日
やっぱり人のことを思い浮かべることはあります。音楽をやってる友達がいるんですけど、そいつが“どうして自分がこんなに生きづらいのか分からないけど、THE BACK HORNを聴いた時に少しだけ安心できた。それが本当に嬉しかった”って話してて、“それだ!”って思ったんですよね。音楽を聴いて“よく分からないままだけど、ちょっとだけ救われた”みたいな。みんなで集まって愚痴を言い合ったり、悩みを聞いてもらってすっきりするわけでもないのに、ちゃんと同じ目印があって、その目印を遠目から見るだけで安心できる。そういうバンドで歌詞を書いていけたらってことは意識しました。

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着