A.B.C-Z橋本良亮、鈴木勝秀と再タッ
グ 一味違った朗読劇「『ピース』-
peace or piece?-」の上演が決定

2021年7月、A.B.C-Zの橋本良亮主演、鈴木勝秀オリジナル脚本による「『ピース』-peace or piece?-」が上演されることが決定した。
2020年7月上演の音楽朗読劇『日本文学の旅』(上演台本・演出 鈴木勝秀)以来、約一年ぶりの舞台出演となる橋本。本作で鈴木とは再タッグを組むことになる。
上演台本・演出を手掛ける鈴木は、SixTONES京本大我主演『BOSS CAT』(2018年)、A.B.C-Z塚田僚一主演『Mogut』(2020年)等の台本・演出をはじめ、翻訳劇からオリジナル戯曲まで数多くの演出作品を手掛けてきた。
そして朗読劇となる本作で橋本は、衛生的=正義という考え方が蔓延した社会で「衛生」の象徴である白い服を着る若い男・レンジョウ役を努める。その他、ウォーター・バーの経営者・オカモト役に、2021年9月に公開を控える東野圭吾原作映画『マスカレード・ナイト』出演の篠井英介が決定。
篠井英介
ミュージシャンに大嶋吾郎(ギター、キーボード)、グレース(パーカッション)を迎え、個性豊かな実力派キャストが集結。オリジナル音楽との融合で、一味違った朗読劇をおくる。
本作は、大阪公演を2021年7月15日(木)~18日(日)サンケイホールブリーゼにて、東京公演を7月28日(水)~8月8日(日)紀伊國屋サザンシアターにて上演する。
橋本良亮(A.B.C-Z) 出演へ向けた意気込み
このストーリーを目にした時、近未来だが、そう遠くないのではないかと感じました。
クリーンな世界は素敵だが、今は必ずしもそうとは言い切れない。
そんな世界になって欲しいと思う一方で、その時代に生きたら物足りないかもしれない矛盾。
どんな世界観をお届け出来るのか。
スズカツさんと再度ご一緒出来るという高揚感、二度目にして、この舞台にどのような化学反応が起きるのか今からとても楽しみです。
今やるべき舞台だと、ご覧頂けた皆様にも感じてもらえるように表現したいです。
上演台本・演出 鈴木勝秀による作品解説
ジョン・レノンがニューヨークで命を奪われることになる少し前に、ポール・マッカートニーがギターを担いで、突然ジョンのアパートメントを訪ねた。ジョンは『来るときは電話してくれ。こっちだって予定があるんだ』と言ったがポールを招き入れ、ふたりはギターを弾きながら歌を歌ったり、思い出話をしなが ら満ち足りた時間を過ごしたらしい。
僕はこのエピソードがとても好きだ。これは『疎遠になっていた旧友が訪ねてくる』という物語だと考えている。そしてこのテーマを用いて、これまで1996年『セルロイドレストラン』、2016年『喜びの歌』と二作舞台化している。
今回はその三回目である。
人は過去とどう折り合いをつけるのか? また誤解をどう解くのか? そして、個人と個人の和解は可能なのか?
このあたりを深堀りしてみようと思っている。
【ストーリー】
近未来。全体主義的政治が市民を支配し、衛生的=正義という考え方が社会に蔓延している。国家に忠誠を誓う人間は、「衛生的」の象徴である白い服を着た。健康でいることが奨励され、病原菌の撲滅は国家の目標であった。禁酒、禁煙が徹底され、ベジタリアンになることが求められた。また、「犯罪者は社会の病原菌」とされ、犯罪者の排除、社会からの隔離が、徹底的に行われた。
犯罪の告発は美徳とされ、さらに犯罪を報告すると、警察から報奨金が与えられた。防犯カメラはあらゆる場所に設置され、一般市民がおたがいを監視している。
そんなご時世のなか、ウォーター・バーを営む男がいた。オカモト(篠井英介)である。ウォーター・バーは、文字通り世界中の名水を愉しむバーである。まさにこの時代を象徴するようなクリーンな店。だが、店内は黒く塗られていた。そして黒い服を着るオカモトには、過去があった。
その店の常連になりかけの、白い服を着る若い男、レンジョウ(橋本良亮)との会話の中で、オカモトの過去が次第に明らかになってくる。
オカモトは、過去に政府転覆を狙う、革命運動に参加していた。とは言っても、革命グループのリーダーは無血革命を目指す学者。 市民の協力なくして、革命の成功はない、と説いていた。
しかし、活動は頓挫。
グループのリーダーは逮捕され、獄中で自殺した。善良な市民は、革命より安定、そして支配されることを求めたのである。そしてオカモトは、その結果を受け入れ、はたから見ると世捨て人のように、日々を読書に費やし、漫然と暮らしていた。
一方レンジョウは、株のデイトレードで稼いでいるとうそぶき、その正体は不明。
だが、ある日レンジョウは、自分が革命グループのリーダーの息子であることを明かすのだった──
「今の世の中、おかしいと思いませんか?ひっくり返してやりましょうよ」
だがレンジョウの真意は、別のところにあった──

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