わーすたインタビュー、6周年を皆さ
んと迎えられたことは本当に奇跡「も
っともっと私たちの曲を聴いてほしい
!」

3月27日に6周年公演となる『わーすた6周年ライブ~会場まるごと ROCKYOU~』をTOKYO DOME CITY HALLで開催したわーすた。5月にはCS「衛星劇場」にてそのライブ映像を余すことなく放送予定となっている。貴重な周年ライブの放送を前に、改めてメンバーにあの時の想いを素直に訊いてみた。
――コロナ禍をきっかけに自分自身やわーすたというグループについて、皆さんいろいろと考えたと思いますがいかがですか?
廣川奈々聖:自粛期間中から感じていたのは、知らない間にファンの数が増えてるなって。みんな、何でわーすたを知ってくれたのかなと思ってたら、YouTubeの関連動画がきっかけという方がすごく多かったんです。なので、どうやったらもっとわーすたの曲やメンバーの魅力を知ってもらえるかということはすごく考えていました。
――ライブをしていたわけでもないのにファンが増えるというのは面白いですね。
廣川:そうなんですよね。まだ対面での特典会はできていないんですけど、最近オンラインで開催してるイベントでも、自粛期間中に知ったからまだ一回も直接会ったことないという方がすごく多いですね。
――ライブができなかったり活動が制限されると、「自分は何のために音楽をやってるんだろう?」みたいに自問自答するようなこともあったと思うんですが。
三品瑠香:私はそうならないように、自分がちゃんと歌を歌う人であるために弾き語りの動画を上げてました。最初は「これぐらいならできるかな?」と思ってなんとなくやってみたら、「毎日やってみたら?」と周りから言われたのでいろんな曲を歌いました。それを聴いた人から今も「聴いてたよ!」って言ってもらえますね。ライブもできなければ、新しいものを届けることもなかなか難しい状況だったので、これで自分の居場所を確立させたかったというのはあります。
松田美里:私はず~っと病んでました。自分は昔から人間味のある人間だと思ってたんですけど、去年の春はそれを一番強く感じました。毎日人との関係について考えちゃってたし、わーすたのメンバーとしてライブをしたりファンの方と会ったりすることでやっと息ができていたんだなということを実感して、「ファンに会いたい!」って泣いたり、本当に面倒くさいアイドルだったと思います。今、特典会ができるアプリがあって、メンバーはテレビ電話みたいな感じでしゃべって、ファンの方はチャットで答えるという形で行っているんですけど、その配信でも私はずっと泣いてて。「美里ちゃん、ヤラれてるね!」「そのとおりだよ! 早く会いたいね!」って。今はだいぶマシになったけど、ライブができる環境が本当にありがたいと思ってます。
――思っていた以上に自分たちがファンに支えられているということを実感する時間でもあったと。
松田:そうですね。私、ゲームが好きでYouTubeでほぼ毎日ゲームの生配信をしていたんですよ。観に来てくださるのはだいたいいつも同じ人たちなんですけど、何人もの人が反応をしてくれたことがかなり支えになりました。
わーすた
――それぞれに抱えているものがある中、どういう思いで今回の6周年ライブに臨んだんですか?
三品:去年の5周年ライブはちょうどコロナが始まった頃に予定されていて、ギリギリまでどうなるかわからない状況で最終的に無観客になってしまったので、今年は無事に開催できるということで本当に安心したし、人を目の前にしてライブができる喜びを噛み締めました。
小玉梨々華:ライブに向けてけっこう長い時間をかけて話し合いながらつくっていったんですけど、見せたいものが多すぎてまとまらなかったです(笑)。
廣川:結成のタイミングが3月なのでしょうがないんですけど、今回のTOKYO DOME CITY HALL公演が発表されたのが去年の11月で、「来年の3月って大丈夫なのかな……?」という気持ちを抱えながらずっと過ごしていたので、この日を迎えられたことは本当に奇跡だと思ったし、今年の6周年ライブは今まで以上にライブができるありがたみを感じました。
坂元葉月:さっき奈々聖が言ってくれたように、自粛期間で会えない間に新しくわーすたに出会ってくれたファンの方がすごく多かったので、今回の6周年ライブで初めてわーすたのライブを生で観るという方が思ってた以上に多かったんです。なので、ライブ後に「わーすたって本当に存在してたんだ!」とか、「生で動いててびっくり!」みたいな感想をくれたり、去年リリースした曲をまだ一度も生で聴いたことがないというたくさんの方々も新鮮な気持ちで楽しんでくれたし、「もっともっと私たちの曲を聴いてほしい!」という思いが伝わってうれしかったです。
小玉:この1年、なかなかイベントができなかったり、ファンの人たちに会えなかったりしたけど、わーすたとしてはずっと活動していたし、個人としてもグループとしてもしっかり成長できていたと思うので、そういう姿を見せたいと思ってライブに臨みました。
――これだけライブができない期間が続くとライブ勘が鈍っても仕方がないのに、当たり前のように「成長した」と言えるのはすごいですね。
松田:毎年そう思ってるので(笑)。……でも、正直、やってみないとわからなくて。1周年と比べて2周年のほうがよかったし、3周年はもっとよかったし……ってライブをやるたびに感じているし、周年ライブや大きいライブが常に自分たちのピークだと思ってます。
三品:いい曲もいただいているし、年齢的にも大人になったことで心も強くなったので、今回のライブでは堂々とパフォーマンスできました。そうやってわーすたとして成長してるんだと思います。
――今年は辛い一年を乗り越えた末の周年ライブだから特に精神的に成長しますよね。
松田:(小声で)無敵状態……。
――ちっちゃい声で「無敵状態」って!
廣川:本当に無敵なの?(笑)
小玉:弱々しい(笑)。
わーすた
――今回のライブは2部制でしたが、1部の時点ですでに感極まっていましたよね。あれはどういう心境だったんですか?
廣川:今回はライブの本数が減っている中でのライブだったので2部制で行うことにかなり不安があったんですよ。しかも、1部のあとに2部があることを当然覚えてないといけないし、全力を出し切りたいという気持ちと出し切らずに2部をやりたいっていう瀬戸際でパフォーマンスをしていて。でも、メンバーそれぞれ「魅せる」という部分に関しては100%出せていたと思うし、声を出せない状況だったけど、目の前にいるファンの人たちみんなが私たちのことをしっかり見て、そこから何かを感じて帰ろうと思ってくれてる姿勢が伝わってきて、そういう会場全体の雰囲気にヤラれて感動しました。
――ライブってフロアとステージの気持ちの交換とその相乗効果で盛り上がっていくものですが、今はお客さんからの熱が伝わりづらい分、ステージ上のパフォーマンスだけでもライブを成立させないといけないのでより大変だと思うんです。
小玉:確かにアイドルのライブにはオタクのコールというのが文化としてあって、オタクからのコールで高まることも今までたくさんあったから大事だとも思うんですけど、わーすたってそこに頼らなくても見せられる強い曲があって、私たちの中にも見せたいと思っているものが明確にあるし、いいパフォーマンスができるグループだとずっと思ってるから、そういう意味では強いと思ってます。今回のライブもコールアンドレスポンスで盛り上がる曲ばかりじゃなくて、踊って魅せる曲だったり、歌を聞かせる曲だったり、いろんな曲があって、この曲ではこういう自分を見せたいという狙いが明確にありました。
――なるほど。
小玉:今回はじっくり観てもらうライブだと思っていたし、そこにいてくれるだけでも何かを感じ取ろうとしている姿勢を感じられたから、お客さんが声を出せなくても意外と自分は高まりましたね。
――では、この日の各メンバーのパフォーマンスについて、ほかのメンバー4人に解説してもらいたいんですが。
全員:え~!
廣川:ひ~! こわいこわい!
坂元葉月 撮影=宮田浩史 / (c)衛星劇場
――では、坂元さんのパフォーマンスについてはいかがでしょうか。
小玉:リハーサルのときからいつも思うんですけど、葉月はすごく努力家というか、自分の中で意識するものとか頑張ることが人一倍多くて、正直、私からすると「え、全然気にならないしカッコいいのに」って思うところでもみんなが休憩してる間に先生に質問したり、すごく努力しているのを見ていたので、ライブ中はそういうことも意識しながら楽しんでるのかなって思うだけで泣きそうでした。
4人:(笑)。
――メンバーのパフォーマンスを見て泣きそうになることがあるんですね。
全員:あります。
松田:周年ライブってみんな泣きがちで、奈々聖と私は特に泣きやすいんですけど、葉月はMCでその日の感想を伝えるところでも動じずに明るくちゃんとまとめてくれるという心強さがあって、それは踊っている最中もそうなんです。どの曲でも動じない強さやカッコいい表情があって、もともと美形なのになんだか作品を見ているような気持ちになるんですよ。作品っていうか……。
――彫刻みたいな?
松田:そんな感じ! 照明も相まって!
三品:踊る彫刻?(笑)
廣川:踊る彫刻、いいね(笑)。
松田:照明で影ができたり、光を浴びたときに発光する感じにハッと惹かれる瞬間があって、この日は特にそれが多かったと思います。
廣川奈々聖 撮影=宮田浩史 / (c)衛星劇場
――続いて、廣川さんのパフォーマンスについてお願いします。
松田:私たちほぼ全員花粉症で、奈々聖もリハのときに「花粉が! 花粉が!」ってずっと言ってて、3月末に花粉症持ちの集団がライブするって本当にかわいそうだなと思ってたんですけど……。
三品:本当にそう!
松田:だけど、本番になったら歌の安定力が半端なくて感動しました。特に、中盤のアコースティックパートのときなんて歌が体に響きすぎて泣きそうになりました。
坂元:「KIRA KIRA ホログラム」と「清濁あわせていただくにゃー」のときに私は奈々聖のほうを向いていることが多いのでよく見てるんですけど、いつも泣きそうになります。私、奈々聖が「歌ってます!」っていう感じの顔をするのが大好きで、今回もすごく耳が幸せだったしウルッとしました。メンバーと目が合うとウルッとくること多いです(笑)。
松田美里 撮影=宮田浩史 / (c)衛星劇場
――松田さんについてどうでしょう?
三品:本当にキレイに踊ります。曲をキレイに表現してくれると思います。
廣川:たしかに。不純物がない感じというか、余計なものがくっついてない踊り方なんだけど、しなやかだなと思ったら意外と男っぽく踊るときもあって、そのギャップが魅力的だと思います。
小玉:会場を見渡してる感じがすごくよくて。ほかのメンバーも見てるんですけど、美里は見方がわかりやすいのかな? その顔が幸せそうで、見てるとこっちも幸せになります。
三品:目と口が開いてるんだよね。
小玉:あと、目に光が入りやすくて、キラッキラしてるんです。
小玉梨々華 撮影=宮田浩史 / (c)衛星劇場
――では、小玉さんについてはどうでしょう。
三品:最初から最後まで崩れない!
坂元:ホンマにそれは思った!
廣川:たしかに(笑)。
三品:もちろん、全力で頑張ってるんだけどめっちゃ涼しげで見てて楽しい。
廣川:なんか、VRアイドルみたいな美しさが最初から最後まで崩れない!
三品:本当にうらやましい。華がある。汗臭くなさそう。
廣川:梨々華自身も「私は絶対に崩れません」って感じでやってるのが伝わってくる。
三品:全部一曲目、みたいな!
坂元:最後らへんの曲のときに、だいたいみんなクシャっとした笑顔をしてるだろうなって感じる場面があるんですけど、たまたまそこでカメラに抜かれてた梨々華を見たらめちゃめちゃ真面目にスン!としてて、「こういう見せ方もあるのか!」と思った(笑)。 
三品:余裕があるんだよ!(笑)
坂元:そう! 心にすごく余裕があって、最後にみんな盛り上がっちゃって「わぁ~!」ってなってるところでも冷静さを保ってて「カッコいいなあ!」って思います。
三品瑠香 撮影=宮田浩史 / (c)衛星劇場
――では最後、三品さんです。
坂元:瑠香の歌声でいつもライブのテンションが上がるし、全身でライブを楽しんでいるのが一緒にパフォーマンスをしていても伝わってきます。こっちも「もっと一緒に楽しもう!」っていう気持ちになるので、いつもすごく助かってます。
松田:本能的な子だと思います。その場で感じ取ったものを全て吸収して「ボン!」ってマイクに放出するパワーがすごくて。瑠香の歌を聴いてると顔を見てなくても表情が思い浮かびます。
廣川:確かに、瑠香の顔ってあまり見ないかも(笑)。
坂元:でも、わかるよね。「たぶん、こういう顔してるだろうな」って(笑)。
松田:あと、歌ってるときはめちゃくちゃ大人っぽいのに、いきなりクシャ!って笑うから、「きゃ~、赤ちゃん!?」っていうギャップが恐ろしいなって思いますね。
――この話、永遠に聞いてられますね!
松田:永遠に話せます(笑)。
わーすた
――さて、今年も周年ライブを終えましたけど、来年はこんなふうになっていたいという目標はありますか?
松田:周年ライブの終わりっていつも「ああ、もうこれ以上のライブはできない、無理だ」ってなるんですよ。
坂元&廣川:あははは!
三品:確かに(笑)。
松田:これは1年目からそうで、「去年のライブを超えてくださいって言われたらどうしよう!」っていつも思うんですけど、どうしても超えられるんですよ。
――「どうしても超えられる」って(笑)。
廣川:言い方!(笑)
松田:(笑)。すんなりとはいかないけど、1年間わーすたを本気で楽しんでるし、いろんな曲をもらうことでメンバー自身の幅も広がって、そのたびにちゃんと成長を噛み締められているから、来年の7周年もきっといいライブになるっていう確信があります。根拠はないけど、みんなちゃんとわーすたのことが好きだからうまくいくだろうなって。周年ライブのほかにも、コロナが落ち着いたらツアーをやりたいし、やりたいことが実現できる年にできたらいいなと思ってます!

取材・文=阿刀“DA”大志
わーすた 撮影=宮田浩史 / (c)衛星劇場

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