「海ver.」「性ver.」 2種類のティザービジュアルも披露

「海ver.」「性ver.」 2種類のティザービジュアルも披露

浅野いにお作品を映画化する「うみべ
の女の子」特報 “恋”と“性”に悩
む少女少年を描く

「海ver.」「性ver.」 2種類のティザービジュアルも披露(c)2021『うみべの女の子』製作委員会 「ソラニン」「おやすみプンプン」「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」などで知られる浅野いにお氏の傑作漫画を映画化する「うみべの女の子」の特報とティザービジュアル2種がお披露目された。思春期の繊細で残酷な“恋”と“性”に悩みもがく少女少年たちを描いた本作。ビジュアルにはそれぞれ、「雨が嫌い。風は嫌いじゃない。海は――。」「しても、しても、好きにはなってくれない。」という切なげなキャッチコピーがおさめられている。
 「うみべの女の子」は、緻密で叙情的な画風と繊細な心理描写に定評のある浅野作品の中でも、特に「思春期」「恋」「性」といったセンシティブな題材に真正面から挑み、ファンから根強い支持を得る作品。浅野作品の映画化は、「ソラニン」(三木孝浩監督/2010)に次ぐ2作目となる。
 浅野氏も審査に参加したオーディションで選ばれた石川瑠華(「イソップの思うツボ」「猿楽町で会いましょう」)と青木柚(「アイスと雨音」「サクリファイス」)が、物語の中心となる小梅と磯辺を演じる。前田旺志郎、中田青渚、倉悠貴ら次世代を担う若手俳優陣が顔をそろえ、村上淳が脇を固める。長編初監督作「リュウグウノツカイ」が「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で北海道知事賞を受賞したウエダアツシ監督がメガホンをとった。
 海辺の小さな街で暮らす中学生の小梅(石川)は、憧れの三崎先輩(倉)に手ひどく振られたショックから、かつて自分のことを好きだと言ってくれた内向的な同級生・磯辺(青木)と関係を持ってしまう。初めは興味本位だったが、何度も身体を重ねるふたり。やがて、磯辺を恋愛対象とは見ていなかったはずの小梅は、徐々に磯辺への思いを募らせる。一方、小梅に恋焦がれていたはずの磯辺は、その関係を断ち切ろうとする。ふたりの気持ちはすれ違ったまま、磯辺は過去にイジメを苦に自殺した兄への贖罪から、ある行動に出る。
(c)2021『うみべの女の子』製作委員会 ティザービジュアルは、「海ver.」と「性ver.」の2種類。「海ver.」では吹きつける雨風に抗うことなく、どこか憂いを帯びた眼差しをした小梅と、青いフードジャケットを被り、意味深な表情を浮かべた磯辺が、お互いに異なる方向を見つめている。「性ver.」は、小梅のブラウスのボタンを淡々と外す磯辺と、その行為を無防備に受け入れる小梅を活写。何度身体を重ねても、つながることができない心を持て余し、ふたりが抱える切なさ、もどかしさが伝わるデザインとなった。
 特報では、劇伴音楽を担当した「world's end girlfriend」が奏でる悲壮感に満ちたピアノ音と、破滅的なノイズ音が融合した音楽が流れている。さらに波の音が不規則に鳴り響くなか、「この街には、真夏になってもあまり賑わうことのない小さな浜辺があって、私はその浜辺で何かを探しながら歩くのが好きだった」という小梅の言葉が切り取られる。“うみべ”に散乱する漂流物、無造作に設置された消波ブロック、そんな“うみべ”を居場所にする小梅と磯辺が、印象的に映し出されている。
 「うみべの女の子」は、8月20日から東京の新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • PunkyFineのそれでいきましょう!~V-MUSICジェネシス日記~
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • Tsubasa Shimada presents / 「Wet Crate」
  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • みねこ美根 / 「映画の指輪のつくり方」
  • 高槻かなこ / 『PLAYING by CLOSET♪♪』

新着