チャーチズが3年ぶりの新曲をリリー

チャーチズが前アルバム『Love Is Dead』以来3年ぶりの新曲「He Said She Said」をリリースした。
バンドは2019年末までのツアーを終え、新作の制作に取り掛かろうとしたが、新型コロナウイルスのパンデミックにより、メンバーのローレン・メイベリーとマーティン・ドハーティはロサンゼルス、イアン・クックは地元のグラスゴーで自主隔離生活を送ることに。そのためビデオ通話やオンライン上でやりとりによって完成した曲について、ローレンは以下のようにコメントしている。
みんなと同じように、私もこの一年というもの、多くの時間を使って考え、過去を振り返り、今までうやむやにしてきたことや心の奥にしまい込んできた体験について考えていた。私はこれまでの人生の多くを(個人的にも職業的にも)女性として期待される不快なバランス取りに費やしてきたように感じる。そして歳を重ねるごとに混乱も増して、ひどい疲れを感じるようになってきた。
成功するのなら、みんなの望むやり方で成功すべき。自己主張してもいいけど、男の影が薄くなるほど大声を出すな。魅力的になるのは男性のためだけ、決してうぬぼれてはいけない。話題のサッドガールを目指すなら、誰にも迷惑をかけないように。賢くなるのはいいが、与えられるものより多くを求めてはいけない。
「He Said She Said」では、受け入れるべきではないのに受け入れてきてしまったことを、私なりのやり方で清算してる。それは自分に対してダメージにならないよう偽ってきたこと。制作に戻ってみんなで最初に作ったのがこの曲で、まず出てきた歌詞が冒頭の「彼は言った“君には飽き飽きした”」だった。どのバースも、今まで実際に男性から言われたことを皮肉にしたり別の言葉に置き換えたりしている。女性として生きるのはひどく厄介なことよ。でも空洞に向かって叫ぶよりも、ポップソングにのせて喚く方がよっぽどいいと思った。この1年のことを考えると、誰もが共感できるのは、頭がおかしくなりそうって感情だろうと思う。

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